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「コラーゲン」といえばニッピ! コラーゲン試薬

掲載日情報:2020/06/12 現在Webページ番号:68687

(株)ニッピのコラーゲン試薬をご紹介します。
本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。


コラーゲンとは

コラーゲンは生体内で最も多く含まれるタンパク質であり、生体適合性や生体吸収性が高い点から、広く医療応用されています。生体中のコラーゲンは、分子同士が会合した線維を形成して存在し、湿重量当たり15~30%という高濃度で各種組織を構成しています。



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液状コラーゲン

特長

液状コラーゲン
  • 生理的な条件で線維を形成します。
  • 優れた細胞接着性を有します。
コラーゲンの種類 特長
Ⅰ型コラーゲン細胞外マトリックスの主成分として、ほとんどの臓器に存在する線維性コラーゲンです。
骨や腱、真皮に特に豊富に存在しています。

抽出方法
酸抽出
(Acid soluble)
・ゲル強度が強く、ゲル上培養、ゲル包埋培養に最適。
・0.45 μmフィルター滅菌済みです。
ペプシン可溶化
(Pepsin-solubilized)
・ 酵素によりテロペプチドを除去したアテロコラーゲンです。
・ 優れた細胞接着性を示し、コート培養に最適。
・0.45 μmフィルター滅菌済みです。
Ⅲ型コラーゲン幼若な皮膚組織や動脈中膜の平滑筋細胞が豊富な組織など、弾性のある組織に多く存在する線維性コラーゲンです。
発生過程や創傷治癒時に発現することが知られています。
・酵素によりテロペプチドを除去したアテロコラーゲンです。
・0.45 μmフィルター滅菌済みです。
Ⅳ型コラーゲン Ⅳ型コラーゲンは、ラミニンやパールカン、ニドゲン(Nidogen)とともに基底膜の主要タンパク質です。基底膜の骨格構造を形成するだけでなく、細胞の生存・増殖・分化制御において重要な役割を担う機能性タンパク質です。
・反復するGly-Xaa-Yaa配列の途中に20か所以上の“途切れ”が存在し、C末端には大きな非コラーゲン領域(NC1ドメイン)を有する点で、Ⅰ型、Ⅱ型、Ⅲ型、Ⅴ/Ⅵ型コラーゲンなどとは大きく異なる特徴を持ちます。
・上皮細胞や内皮細胞、筋細胞をはじめとする各種細胞の本来の機能や形態発現を引き出すための、生理的な細胞培養基質として最適です。
・構造と特性の異なる2種類のラインナップがあり、どちらも主成分はα鎖組成が[α1(IV)]2 α2(IV)のIV型コラーゲンです。

抽出方法
酸抽出
(Acid soluble)
・ブタ・レンズカプセル由来。
・生体組織中のサイズである全長(Full-length)のⅣ型コラーゲンです。
・Ⅳ型コラーゲン特有の網目状構造の形成に重要な非コラーゲン領域(NC1ドメイン)を保持しており、生理的な条件下での細胞培養や、基底膜の機能解析に推奨されます。
・0.8 μmフィルター滅菌済みです。
ペプシン可溶化
(Pepsin-solubilized)
・ブタ・腎臓由来。
・酵素処理によりNC1領域を除去したタイプです。
・Ⅰ型コラーゲンとはアミノ酸組成が大きく異なるⅣ型特有の三本鎖らせん構造(Triple-helical domain)を保持しています。
・細胞培養時のコーティング剤として、またⅠ型との比較実験など、特異的ならせん構造を安価に利用したい用途に適しています。
・0.45 μmフィルター滅菌済みです。
V型コラーゲン皮膚、腱、角膜、腎臓、筋肉などすべての臓器においてⅠ型とともに存在し、線維の太さなどを調整しているコラーゲンです。
・酵素によりテロペプチドを除去したアテロコラーゲンです。
・0.45 μmフィルター滅菌済みです。

使用例

Collagen Type Ⅰ線維のSEM像

Ⅰ型コラーゲン線維のSEM像
Collagen Type ⅠをPBSで中和し、37℃で再構成させた線維のSEM像(×5,000)。生理的な条件にすることで、緻密な線維を形成する。


線維芽細胞の状態

播種3時間後の線維芽細胞の状態
左:10 μg/ml Collagen Type Ⅰ、右:0.1% BSA(コントロール)


IV型コラーゲン(酸抽出、ペプシン抽出)の電気泳動像

Ⅳ型コラーゲン(酸抽出、ペプシン抽出)の電気泳動像
Ⅳ型コラーゲン(酸抽出)は、100 kDa以上の高分子域にⅣ型α鎖のバンドが確認される。
Ⅳ型コラーゲン(ペプシン抽出)は、Ⅳ型α鎖の特徴的なフラグメントが確認される。


ラインナップ

商品コードをクリックすると、価格表をご覧いただけます。

コラーゲンの種類由来抽出方法濃度メーカー*1商品コード
Ⅰ型コラーゲンウシ真皮酸抽出3 mg/ml NIP 892101
892102
ウシ真皮ペプシン可溶化3 mg/ml NIP 892103
892104
ウシ腱ペプシン可溶化3 mg/ml HKK 892105
892106
ブタ真皮ペプシン可溶化3 mg/ml NIP 892111
892112
ブタ腱ペプシン可溶化3 mg/ml HKK 892113
892114
ラット真皮ペプシン可溶化2 mg/ml HKK 892115
ダチョウ腱ペプシン可溶化3 mg/ml HKK 892116
892117
Ⅲ型コラーゲンウシ真皮ペプシン可溶化3 mg/ml NIP 892107
892108
Ⅳ型コラーゲン ブタ眼球レンズカプセル 酸抽出 0.5 mg/ml NIP 892153
ブタ腎臓 ペプシン可溶化 3 mg/ml NIP 892154
V型コラーゲンウシ角膜ペプシン可溶化3 mg/ml NIP 892151

*1 NIP:(株)ニッピ取り扱いの製品。
HKK:(株)ニッピから一般財団法人 日本皮革研究所に取り扱いが移管された製品。



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粉末コラーゲン

従来の凍結乾燥やスプレードライ法で粉末化したコラーゲンとは異なり、独自の方法によりネイティブな構造(三重らせん)を保ったまま粉末化したコラーゲンです。お好みの酸性溶媒で溶解し(~10 mg/ml)、各種用途に使用可能です。また、コラーゲン成型品の作製、DDS(ドラッグデリバリーシステム)*2の研究などに有用です。

*2 本製品は非滅菌です。

粉末コラーゲンのバイアル

特長

  • 凍結乾燥、スプレードライ品に比べ、表面積が大きく溶けやすくなっています(下図参照)。
  • 濃度の調整が容易です。
  • さまざまな溶媒が選べます。
  • ネイティブな構造(三重らせん)を保っています。
  • ウシおよびブタの真皮由来の粉末コラーゲンがあります。

吸湿性が高いため、取り扱いにはご注意下さい。

粉末コラーゲン画像

左:スプレードライ品
右:本製品


溶解方法

  • 適当な溶媒、例えば5 mM酢酸、あるいは、1 mM塩酸に溶解します(高濃度にする場合は、あらかじめ水に分散してから、溶媒を添加します)。
  • 濃度は任意に選べますが、5 mM/ml以上の濃度では粘度が高く、操作しづらくなります。
  • 10 mg/ml程度までは、溶解可能です。

ラインナップ

商品コードをクリックすると、価格表をご覧いただけます。

品名由来抽出方法商品コード
Ⅰ型コラーゲンウシ真皮酸抽出892140
892141
ウシ真皮ペプシン可溶化892142
892143
ブタ真皮ペプシン可溶化892144
892145


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架橋コラーゲンシート

生体内のコラーゲンと同等の線維構造を保持したまま、高密度に圧縮したシートです。培養後も強度を保つため、細胞培養用基材や細胞移植用のキャリアとしてご使用いただけます

架橋コラーゲンシート

特長

  • 高度に精製したコラーゲン(純度95%以上)が原料です。
  • シート上での細胞培養が可能です。
  • 培養後も高い強度を保ち、容易に破れません。
  • ラット皮下に対する埋植試験では、約8週間で吸収されます。

シート上での細胞培養に用いる場合、本製品は光透過性が低いため、細胞を観察する際には蛍光染色法での観察が必要です。


製品概要

  • 概要:架橋処理を加えたコラーゲン線維シート
  • 原料:ブタ真皮由来ペプシン可溶化コラーゲン
  • サイズ:直径1.2 cm、厚み約0.2 mm
  • 滅菌処理:EOG滅菌処理済み

細胞培養の例

血管内皮細胞の培養結果

血管の内側にいる細胞(内皮細胞)をコラーゲンシートの上で培養


培養2週間目(細胞を緑色に光らせた写真)

内皮細胞をコラーゲンシートの上で培養

皮膚線維芽細胞の培養結果

真皮でコラーゲンを作る細胞(線維芽細胞)をコラーゲンシートの上で培養

培養2週間目(細胞を緑色に光らせた写真)

線維芽細胞をコラーゲンシートの上で培養

上記いずれの例でも、コラーゲンシート上でしっかりと接着し、培養できています。


[在庫・価格 :2026年04月06日 19時15分現在]

※ 表示されている納期は弊社に在庫が無く、取り寄せた場合の納期目安となります。
詳細 商品名
  • 商品コード
  • メーカー
  • 包装
  • 価格
  • 在庫
  • 法規制等
納期 文献数
架橋コラーゲンシート(ブタ真皮ペプシンΦ12×0.2) 6枚入り
2~3週間 ※ 表示されている納期は弊社に在庫がなく、取り寄せた場合の目安納期となります。 0
説明文
生体内コラーゲンと同等の線維構造を保持したまま高密度に圧縮したシート。細胞培養用基材や細胞移植用のキャリアとして使用できる。
法規制等
保存条件 法規備考
掲載カタログ ニュース2025年6月15日号 p.18
ニュース2024年3月1日号 p.13

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[在庫・価格 :2026年04月06日 19時15分現在]

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架橋コラーゲンシート(ブタ真皮ペプシンΦ12×0.2) 6枚入り

文献数: 0

説明文 生体内コラーゲンと同等の線維構造を保持したまま高密度に圧縮したシート。細胞培養用基材や細胞移植用のキャリアとして使用できる。
法規制等
保存条件 法規備考
掲載カタログ ニュース2025年6月15日号 p.18
ニュース2024年3月1日号 p.13

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低エンドトキシン ゼラチン

低エンドトキシン ゼラチン

特長

  • 従来のゼラチンと比べて、エンドトキシンを大幅に減少させたブタ由来製品です。
  • エンドトキシンと強く反応する免疫系に用いても不活性です。
  • 日本薬局方「精製ゼラチン」適合
  • 用途:注射剤用安定剤、再生医療・ドラッグデリバリー基剤
商品コード 分子量 エンドトキシン 粘度 ゲル化能
#892305、#892306 低分子量(M.W.:約8,000) 0.2 EU/mg以下
#892301、#892302 高分子量(M.W.:約100,000) 10 EU/g以下

[在庫・価格 :2026年04月06日 19時15分現在]

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詳細 商品名
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納期 文献数
Gelatin, M.W.8,000, High Grade
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説明文
無菌・低エンドトキシンのブタ皮由来ゼラチン。旧商品コード:AP
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Gelatin, M.W.8,000, High Grade
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無菌・低エンドトキシンのブタ皮由来ゼラチン。旧商品コード:AP
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Gelatin, M.W.100,000, High Grade
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無菌・低エンドトキシンのブタ皮由来ゼラチン。旧商品コード:HMG-BP
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Gelatin, M.W.100,000, High Grade
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無菌・低エンドトキシンのブタ皮由来ゼラチン。旧商品コード:HMG-BP
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[在庫・価格 :2026年04月06日 19時15分現在]

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Gelatin, M.W.8,000, High Grade

文献数: 0

説明文 無菌・低エンドトキシンのブタ皮由来ゼラチン。旧商品コード:AP
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Gelatin, M.W.8,000, High Grade

文献数: 0

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Gelatin, M.W.100,000, High Grade

文献数: 0

説明文 無菌・低エンドトキシンのブタ皮由来ゼラチン。旧商品コード:HMG-BP
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Gelatin, M.W.100,000, High Grade

文献数: 0

説明文 無菌・低エンドトキシンのブタ皮由来ゼラチン。旧商品コード:HMG-BP
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FRONTIERS(株)ニッピのご紹介

Vol. 56 「コラーゲン」といえばニッピ!

株式会社ニッピ バイオ・ケミカル事業部は、長年にわたる研究開発成果を還元する部門として、研究試薬用コラーゲンや、安全性の高い低エンドトキシン ゼラチンなどをご提供しています。

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株式会社ニッピ バイオ・ケミカル事業部の研究施設

バイオ・ケミカル事業部の研究施設

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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

製品情報は掲載時点のものですが、価格表内の価格については随時最新のものに更新されます。お問い合わせいただくタイミングにより製品情報・価格などは変更されている場合があります。
表示価格に、消費税等は含まれていません。一部価格が予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承下さい。