日本発・世界初の技術を用いた「細胞シート」( 株式会社セルシード)
掲載日情報:2019/02/15 現在Webページ番号:68647
Vol. 43 日本発・世界初の技術を用いた「細胞シート」
株式会社セルシード(以下、セルシード社)は、「細胞シート(シート状の培養細胞)」を用いた再生医療の事業化を目指し、関連する研究器材の開発や受託サービスの提供を行っています。今回は、同社の歴史と製品についてご紹介します。 | 株式会社セルシード 代表取締役社長 橋本 せつ子 氏 |
セルシード社の歴史 | |
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2001年 | 細胞シート工学に基づく研究開発を主な目的として設立 |
2004年 | RepCell® 、HydroCell® の販売開始 |
2007年 | UpCell®の販売開始 |
2016年 | 日本で食道再生上皮シートの治験開始 |
2017年 | 食道再生上皮シートが「先駆審査指定制度」対象品目に指定 |
2019年 | 軟骨細胞シートが「先進医療B」に承認 |
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セルシード社の基盤技術:細胞シート工学(Cell Sheet Engineering)
1990 年、東京女子医科大学の岡野光夫教授(現名誉教授・特任教授)が、従来と全く異なるコンセプトの「温度応答性細胞培養器材」を開発された事で、「細胞シート工学」という新しい研究分野が開拓されました。
「細胞シート工学」を基盤技術として作製された、セルシード社の温度応答性細胞培養器材UpCell®を用いて培養した細胞は、トリプシンなどを用いること無く、一枚のシートとして剥がすことができます。このシート状の培養細胞を「細胞シート」と呼んでいます。
従来用いられていたトリプシンなどのタンパク質加水分解酵素を使用すると、細胞はダメージを受けた状態で個々の細胞として回収されます。
温度処理により、UpCell®を用いて培養した細胞をシートとしてはがすことができる。
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細胞シート再生医療事業
2014 年の再生医療新法施行に伴い、細胞を利用して失われた機能を取り戻す再生医療が脚光を浴びています。
セルシード社は、UpCell®を用いて作製した細胞シートを患部に貼ることで、細胞や臓器の再生を目指した研究の発展や治療法の確立を目指しています。
細胞シートの食道再生上皮シートへの応用
細胞シートの軟骨再生シートへの応用
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セルシード社の製品
UpCell®
コンフルエントになった細胞を、細胞シートとして簡単に回収できる温度応答性プレート/ディッシュです。 |
RepCell®
温度反応性ポリマー(PIPAAm)を表面に固定した細胞培養ディッシュです。 |
HydroCell®
超低付着性の細胞培養器材です。 |
CellShifter™
UpCell®専用細胞シート支持体です。 |
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製品紹介動画
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