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(皮膚マイクロバイオームについて:考察、応用、今後の方向性)

ATCC®ウェビナーのお知らせ
(皮膚マイクロバイオームについて:考察、応用、今後の方向性)

掲載日情報:2022/07/21 現在Webページ番号:68409

ATCC®(メーカー略称:ACC)では 2022年8月12日(金)1:00 am~(日本時間)に、皮膚マイクロバイオーム研究についての無料のウェビナーを開催しました。
ATCC® Webにて、録画版をご覧になれますので、ぜひご覧いただき、皆様の今後のご研究にお役立て下さい。
ATCC® ウェビナー一覧についてはこちらをご覧下さい。


ATCC皮膚マイクロバイオームウェビナー案内

・演題:Skin Microbiome: Considerations, Applications, and Future Directions
・演者:Tasha M. Santiago-Rodriguez, PhD,(Senior Data Scientist, Diversigen, Inc.)
・言語:英語
・開催日:2022年8月12日(金)1:00 am(日本時間)(開催済み)
ウェビナーの詳細・録画版のご視聴はこちらから

ATCC® Microbiome Standardsについてはこちらをご覧下さい。


ウェビナー要旨

皮膚は、細菌、真菌類、ウイルスのコロニー形成を促進する保護バリアとして機能します。皮膚に生息する微生物群は、皮膚マイクロバイオームとも呼ばれ、病原体に対する防御を提供し、免疫系を積極的に調節しています。皮膚マイクロバイオームは、宿主、遺伝、環境、スキンケア製品の使用、皮膚疾患などの影響を受けます。
微生物の培養を行わずに、16S rRNA遺伝子の特定領域(主に可変領域V1~V3)の塩基配列を決定する方法により、健常および疾患状態における皮膚マイクロバイオームの役割に関する理解が広がっています。しかしながら、皮膚マイクロバイオームの研究には、試料中の生物量が少ないことなど、本質的な課題があり、結果を得ることやその解釈の妨げになることがあります。さらに、試料採取方法やバイオインフォマティクスにおけるアプローチ法が標準化されていないこと、抽出や増幅のバイアスが結果に影響を与えることもあります。
本ウェビナーでは、皮膚マイクロバイオーム研究において、標準試料の使用により、試料採取からデータ解析までのワークフローの様々な段階におけるバイアスを特定することに役立つことをご説明します。皮膚マイクロバイオームの分野が臨床やその他のアプリケーションにつながるにつれ、健常および疾患状態における主要な微生物種の構成とその機能を理解するために、用いられる手法は極めて重要なものとなっています。


キーポイント

  • モックコミュニティなどの標準試料を用いることで、皮膚マイクロバイオーム研究のワークフローのさまざまな段階で生じる可能性のあるバイアスを、ピンポイントで特定することができます。
  • 皮膚マイクロバイオーム研究におけるバイアスを特定することは、手法の最適化や結果の解釈の一助となります。
  • 皮膚マイクロバイオームが臨床などに応用されるようになると、健常および疾患状態における主要な微生物種の構成とその機能を理解が重要になります。

演者について

Dr.Tasha M. Santiago-Rodriguez

Tasha M. Santiago-Rodriguez, PhD,(Senior Data Scientist, Diversigen, Inc.)

Dr. Tasha M. Santiago-Rodriguez is currently a Senior Data Scientist at Diversigen in Houston, Texas a microbiome service company where she is part of the R&D team developing new methods to better interpret microbiome studies. She received a PhD from the University of Puerto Rico in Public Health Water Microbiology, characterizing bacteriophages as indicators of human fecal contamination. Dr. Santiago-Rodriguez conducted postdoctoral research at the University of California, San Diego, focusing on virome research related to Methicillin-Resistant Staphylococcus aureus (MRSA) infections, urinary tract infections, and antibiotic use. She was also a recipient of a postdoctoral fellowship from the Howard Hughes Medical Institute to conduct research on ancient microbiomes and viromes at the California Polytechnic State University, San Luis Obispo. She later joined the American Type Culture Collection (ATCC®) Center for Translational Microbiology to develop standards and controls for microbiome research. Dr. Santiago-Rodriguez has published over 50 articles and book chapters in water microbiology, bacteriophages, as well as ancient and modern microbiomes and viromes.


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(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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