ATCC®ウェビナーのお知らせ
（CRISPR/Cas9により改変した宿主細胞を用いたウイルスワクチン産生の向上）
掲載日情報：2021/03/03 現在Webページ番号：68269
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ATCC®（メーカー略称：ACC）では 2021年3月12日（金）に無料のウェビナーを開催しました。CRISPR/Cas9により改変した宿主細胞を用いたウイルスワクチン産生についての解説です。
ATCC®Webにて、録画版をご覧になれますので、ぜひご覧いただき、皆様の今後のご研究にお役立て下さい。
※ ATCC® ウェビナー一覧についてはこちらをご覧下さい。
・演題：Amplify Your Viral Vaccine Production with CRISPR/Cas9-Engineered Host Cells
・演者：Liz Turner Gillies, Ph.D.（Scientist, ATCC® Cell Systems）
Fang Tian, Ph.D.（Scientist, ATCC® Cell Systems）
・言語：英語
・開催日：2021年3月12日（金）2：00 am（日本時間）（開催済み）
・ウェビナーの詳細・録画版のご視聴はこちらから
※ 高力価のウイルスを産生する細胞株についてはこちらをご覧下さい。
ウェビナー要旨
ポリオ、水痘、麻疹、ウイルス性肝炎などのウイルス感染症に対するワクチンは、スケールアップした培養システムで大量のウイルス粒子を産生することによって製造されます。Vero（アフリカミドリザルの腎臓由来）やMDCK（イヌの腎臓由来）のような一握りの歴史的な細胞株が、ウイルスワクチン製造のためにFDA（米国食品医薬品局）によって承認されています。しかしながら、クローンの選択と培養器材の最適化以外には、細胞株固有のウイルス産生能力を向上させることはそれほど行われていません。
ATCC®はCRISPR/Cas9遺伝子編集技術を使用して、ウイルスワクチン製造に一般的に使用される細胞株の改良版を作成しました。これらの細胞は、対応する親細胞株の10倍の力価でモデル臨床ウイルスを産生し、ウイルスおよびウイルスワクチン製造に関連するコストを大幅に削減できる可能性を有しています。
キーポイント
- ほとんどのウイルスワクチンは、ワクチン製造のために承認された歴史的細胞株を用いて、大規模な培養系で製造されています。
- ATCC®は、CRISPR/Cas9遺伝子編集技術を用いて、これらの歴史的細胞株のいくつかについて、ウイルス産生効率を向上させました。
- これらの強化されたウイルス産生細胞株は、ウイルスワクチンや高力価ウイルス株の作製に関連するコストを大幅に削減できる可能性を有しています。
演者について
※ウェビナーご視聴後、内容に関してのご質問がございましたらフォームからお問い合わせ下さい。
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