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Cry j 1 ELISA Kit <スギ花粉抗原 Cry j 1 ELISA Kit>
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Cry j 1 ELISA Kit <スギ花粉抗原 Cry j 1 ELISA Kit>
高感度でCry j 1を測定できるELISAキット Cry j 1 ELISA Kit <スギ花粉抗原 Cry j 1 ELISA Kit>
掲載日情報:2022/07/01 現在Webページ番号:68143
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特長
- 高感度
定量限界は0.01 ng/ml。一般的なCry j 1検出ELISAキットより高感度な測定が可能です。詳細はこちらをご覧下さい。
<各社Cry j 1検出ELISAキットの比較>

- Cry j 1抽出効率が高い
本製品付属の抽出バッファー(Extraction buffer)を用いることで、Cry j 1を高効率に抽出可能です。詳細はこちらをご覧下さい。
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キットの性能
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性能試験データ
併行精度(日内変動)
Cry j 1濃度の異なる9試料を短時間内に3回繰り返し測定して評価し、CV<10%であることを確認した。
1回目 | 2回目 | 3回目 | 平均 | 標準偏差 | CV(%) | |
---|---|---|---|---|---|---|
A | 2.596 | 2.650 | 2.622 | 2.622 | 0.022 | 0.84 |
B | 1.312 | 1.360 | 1.339 | 1.337 | 0.020 | 1.48 |
C | 0.645 | 0.656 | 0.656 | 0.652 | 0.005 | 0.81 |
D | 0.319 | 0.311 | 0.316 | 0.315 | 0.003 | 1.04 |
E | 0.149 | 0.146 | 0.147 | 0.147 | 0.001 | 0.86 |
F | 0.078 | 0.077 | 0.077 | 0.077 | 0.001 | 0.67 |
G | 0.038 | 0.038 | 0.038 | 0.038 | 0.000 | 0.00 |
H | 0.020 | 0.019 | 0.020 | 0.020 | 0.000 | 1.57 |
I | 0.012 | 0.011 | 0.011 | 0.011 | 0.001 | 4.96 |
単位:ng/ml
室内再現精度(日間変動)
Cry j 1濃度の異なる3試料を同一試験室内で3日間測定して評価し、CV<10%であることを確認した。
1日目 | 2日目 | 3日目 | 平均 | 標準偏差 | CV(%) | |
---|---|---|---|---|---|---|
J | 1.740 | 1.833 | 1.829 | 1.801 | 0.053 | 2.92 |
K | 0.225 | 0.222 | 0.222 | 0.223 | 0.002 | 0.77 |
L | 0.021 | 0.021 | 0.020 | 0.021 | 0.001 | 2.97 |
単位:ng/ml
特異性
Cry j 2濃度の異なる4試料(0.01、0.1、1、10 ng/ml)に対する反応性は見られず、本製品はCry j 1を特異的に検出することを確認した。

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実験例
落下法により捕集した花粉の測定
スギ花粉を捕集するためにシャーレを設置し、24時間後に回収した。本製品付属のExtraction bufferで抽出処理を行い、抽出した試料の原液を本製品またはA社Cry j 1検出ELISAキットを用いてCry j 1濃度の測定を試みた。

本製品はA社製品と比べて測定感度が高いため、少量のCry j 1でも検出でき、Cry j 1含有量が少ない試料でも測定できた。
■ 実験条件
捕集日:2022年3月24日~25日
捕集方法:シャーレ(⌀90×15 mm)を設置し、24時間後に回収
設置場所:ベランダの床面(東京23区内)
抽出方法:回収したシャーレに直接、本製品付属のExtraction bufferを3 ml添加後、室温で30分撹拌し、全量回収した。回収後、さらにシャーレをExtraction buffer 2 mlで洗浄して回収した(計5 ml)。
その後、3,000 rpmで15分間遠心分離し、上清を試料として用いた。
本製品付属のExtraction bufferはCry j 1を高効率に抽出できる
スギ花粉20 mgを本製品付属のExtraction bufferまたはA社Cry j 1検出ELISAキット付属の抽出バッファーで抽出処理を行った。
それぞれ抽出した試料を本製品を用いて測定し、抽出されたCry j 1量を比較した。

本製品付属のExtraction bufferでは約2.5倍抽出効率が高い。
■ 実験条件
抽出方法:スギ花粉20 mgを秤量後、本製品付属のExtraction bufferまたはA社Cry j 1検出ELISAキット付属の抽出バッファーを400 μl添加し、室温で30分撹拌した。その後、10,000 rpmで15分間遠心分離し、上清を試料として用いた。
本製品で測定したCry j 1量と花粉飛散数の比較
下記の条件により落下法で捕集した大気中の花粉を本製品付属のExtraction Bufferで抽出し、Cry j 1量を測定した。また測定したCry j 1量の結果と、同時期に東京都福祉保健局が発表した飛散花粉数を比較した。

本製品で測定したCry j 1量の変動は東京都発表の飛散花粉数の変動と同様の傾向を示した。
■ 実験条件
捕集日:2023年3月8~9日、3月15~16日、3月23~24日の計3回
捕集方法:ワセリンを塗布したシャーレ(⌀90×15 mm)を設置し、4時間後に回収
設置場所:ベランダ(文京区)
抽出方法:回収したシャーレに直接、本製品付属のExtraction Bufferを5 ml添加後、室温で30分撹拌し、全量回収した。
回収後さらにシャーレをExtraction Buffer 5 mlで洗浄して回収した(計10 ml)
その後、3,000 rpmで15分間遠心分離し、上清を希釈せず原液で測定を行った。
東京都福祉局発表の飛散花粉数:「東京都アレルギー情報navi. 」にて発表される 「毎日のスギ花粉の観測値」の千代田区の値を引用
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トラブルシューティング
問題点 | 考えられる原因 | 注意点 |
---|---|---|
バックグラウンドが高い | 洗浄が不十分 | 洗浄液の添加量、洗浄回数が正しく行われていることを確認して下さい。また、洗浄後はプレートを逆さにし、ペーパータオルなどに数回叩きつけて液を完全に除去して下さい。 |
反応温度が高い | 室温(20~30℃)であることを確認して下さい。 | |
Substrate solution(TMB)添加後の反応時間が長い | プロトコルに記載の通りの反応時間で実施して下さい。 | |
ウェルの乾燥 | 洗浄後はウェルが乾燥しないように速やかに次の操作(溶液の添加)を行って下さい。また、次に添加する溶液は洗浄前までに事前に調製して下さい。 室温1時間静置するときは必ずプレートシールを貼り、ウェル内の溶液の蒸発を防止して下さい。 | |
ばらつきが大きい (CV値が高い) |
ウェルへの添加量にばらつきがある | ピペットは校正されたものを使用して下さい。また、マルチチャネルピペット使用する際は、全チップが溶液を正しく吸えているか確認してウェルに添加して下さい。 |
プレートや試薬類の温度を室温に戻さずに使用 | 室温に戻して使用するプレートや試薬類(③ Dilution buffer、⑤ Substrate solution(TMB)、⑥ Extraction buffer、⑦ Stop solution、⑧ Wash buffer(10×))は、実験開始の約2時間前を目安に冷蔵庫から出し、使用する前に必ず室温に戻っているか確認して下さい。 | |
溶液の濃度が不均一 | 試料や試薬類は濃度が均一となるよう、よく混和してからウェルに添加して下さい。特に、試薬類を解凍した後は、濃度が均一となるようによく混和し、沈殿などが無いか確認してから使用して下さい。 | |
洗浄が不十分 | 全ウェルを正しく洗浄できているか確認して下さい。特に洗浄をマルチチャネルピペットで行う場合、全チップが洗浄液を正しく吸えているか確認してウェルに添加して下さい。また、洗浄後はプレートを逆さにし、ペーパータオルなどに数回叩きつけて液を完全に除去して下さい。 | |
近接するウェルへの溶液の混入 | ウェルに溶液を添加する際やプレートシールを剥がす際などに、溶液が跳ねて近接するウェルに混入する可能性がありますので慎重に操作を行って下さい。 | |
ウェルの乾燥 | 洗浄後はウェルが乾燥しないように速やかに次の操作(溶液の添加)を行って下さい。また、次に添加する溶液は洗浄前までに事前に調製して下さい。 室温1時間静置するときは必ずプレートシールを貼り、ウェル内の溶液の蒸発を防止して下さい。 | |
得られる吸光度が全体的に低い | 標準溶液や試料、試薬の添加忘れ | 標準溶液や試料、試薬がプロトコル通りに正しく添加されているか確認して下さい。 |
試薬の劣化 | 試薬は保存条件や使用期限を守ってご使用下さい。 標準溶液や標識抗体は繰り返しの凍結融解を行わないで下さい。 | |
プレートや試薬類の温度を室温に戻さずに使用 | 室温に戻して使用するプレートや試薬類(③ Dilution buffer、⑤ Substrate solution(TMB)、⑥ Extraction buffer、⑦ Stop solution、⑧ Wash buffer(10×))は、実験開始の約2時間前を目安に冷蔵庫から出し、使用する前に必ず室温に戻っているか確認して下さい。 | |
反応時間が短い | プロトコルに記載の通りの反応時間で実施して下さい。 | |
酵素反応が阻害された可能性 | アジ化ナトリウムはHRPを失活させるため、防腐剤として試料などに含まれていないか確認して下さい。 |
2022年7月にISO4333「繊維製品上の花粉やダニ由来タンパク質等の減少度測定方法」が制定されました
ISO4333は、アレルギーの原因となる花粉またはダニ由来のタンパク質を低減する繊維製品についての性能を評価する方法を定めた国際規格です。
BDL社では、花粉由来タンパク質Cryj1を測定する本製品「Cry j 1 ELISA Kit」(#DS800)をはじめ、花粉由来タンパク質「精製スギ花粉抗原Cry j 1」(#HBL-C-1)や「精製スギ花粉抗原Cry j 2」(#HBL-C-2)をラインナップしています。
【試験手順の概略】
手順① | チャック袋に入れた試験片とネガティブコントロールのそれぞれに花粉由来タンパク質溶液を添加する。 ※ 花粉由来タンパク質:「精製スギ花粉抗原Cry j 1」(#HBL-C-1)や「精製スギ花粉抗原Cry j 2」(#HBL-C-2) |
---|---|
手順② | 25℃で2時間静置した後、添加した溶液を回収する。 |
手順③ | 回収した溶液中の花粉由来タンパク質濃度をELISA法で測定する。 ※ 花粉由来タンパク質Cryj1をELISA法で測定するキット:「Cry j 1 ELISA Kit」(#DS800) |
手順④ | 低減化率(%)を算出する。 |
【低減化率の算出式】
低減化率(%)=(ネガティブコントロールの花粉由来タンパク質濃度 - 試験片での花粉由来タンパク質濃度) / (ネガティブコントロールの花粉由来タンパク質濃度)×100
※ 試験の詳細については国際規格ISO4333をご参照下さい。
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キット内容
保存 温度 | コンポーネント名 | 容 量 |
---|---|---|
-20℃ | ① Cry j 1 detection antibody | 200 μl |
② Cry j 1 standard solution | 200 μl(100 ng/ml) | |
4℃ | ③ Dilution buffer | 100 ml |
④ Antibody coated microplate for Cry j 1 | 96 wells(8×12)/1枚 | |
⑤ Substrate solution(TMB) | 12 ml | |
⑥ Extraction buffer | 100 ml | |
⑦ Stop solution | 20 ml | |
⑧ Wash buffer(10×) | 100 ml | |
⑨ Plate seal | 3枚 |
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価格
[在庫・価格 :2025年03月26日 20時55分現在]
詳細 | 商品名 |
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文献数 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Cry j1 ELISA Kit<スギ花粉抗原Cry j 1 ELISA Kit> |
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0 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[在庫・価格 :2025年03月26日 20時55分現在]
Cry j1 ELISA Kit<スギ花粉抗原Cry j 1 ELISA Kit>
文献数: 0
- 商品コード:DS800
- メーカー:NIU
- 包装:1kit
- 価格:¥60,000
- 在庫:3個以上
- 納期:2~3週間 ※※ 表示されている納期は弊社に在庫がなく、取り寄せた場合の目安納期となります。
- 法規制等:使用目的確約書が必要
説明文 | ※購入時に使用目的確約書が必要です。 スギ花粉抗原Cry j1を測定する高感度ELISAキット。測定範囲:0.01~2.56 ng/ml,反応時間:2時間10分(合計) |
||
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法規制等 | 使用目的確約書が必要 | ||
保存条件 | -20℃ | 法規備考 | |
掲載カタログ |
100周年ありがとうキャンペーン p.51 ニュース2023年12月15日号 p.10
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製品記事 | バイオダイナミクス研究所 製品特集 |
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