コラーゲンを蛍光法で簡便、迅速、高感度で定量するキット EnzyFluo Collagen Assay Kit
掲載日情報:2018/03/14 現在Webページ番号:67799
試料中のコラーゲンを先ず酵素分解し、得られたペプチドを蛍光発色試薬と反応させ、蛍光法により簡便、迅速かつ高精度で定量するキットです。
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BioAssay Systems社では、2018年1月1日より緑化推進のために製品へのプロトコルの添付を廃止しました。各製品のプロトコルについては、メーカーホームページよりダウンロードしてご利用下さい。 |
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特長
- RIを用いないため、煩雑な処理が不要です。
- 「加えて混ぜるだけ」で簡単に測定できます。洗浄/移し換えステップは不要で、HTS(ハイスループット・スクリーニング)に向いています。
- アッセイ数:100 tests
- 測定範囲:2~50μg/ml
- 感度:2μg/ml
- 検出方法:蛍光(96ウェルプレートフォーマット)
- 測定波長:励起波長375 nm/蛍光波長 465 nm
- 操作時間:約80分
- 検体:生物試料(血清、血漿、細胞)、化粧品試料
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使用例


検量線、および試料の酵素処理による特異性検討
左図は、縦軸に蛍光強度、横軸にコラーゲン濃度(μg/ml)を取ったもの。両者に極めて強い相関関係があることが分かる。右図は、A~Eの各種のタンパク質につき、キットに含まれる加水分解酵素で処理(+)/および未処理(-)の試料の蛍光発色性を検討した。
A | コラーゲン標準品(30 g/ml) |
B | 海水魚由来化粧品用コラーゲン(250倍希釈) |
C | ラット血清(20倍希釈、2.7 mg/mlタンパク質) |
D | ウシ血清アルブミン(10倍希釈、7.0 mg/mlタンパク質) |
E | ヒト血清アルブミン(20倍希釈、3.14 mg/mlタンパク質) |
コラーゲン試料(A, B)では、酵素処理群で特有かつ特異性の高い強い蛍光発色が見られることが分かった。
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キット内容
- Dye reagent
- Digest enzyme
- Collagen standard
- Developer
- Buffer
※ キットには、96ウェルの黒色平底マイクロプレートは含まれていません。別途ご用意下さい。
※ 測定には蛍光プレートリーダーが必要です。
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参考文献
- Inoue, Y., et al., Biosci. Biotechnol. Biochem., 76(8), 1549~51 (2012).
- Kinoshita, J., et al., Oncol. Lett., 1(6), 989~994 (2010).
- Seo, H.Y., et al., Biocehm. Biophys. Res. Commun., 449(1), 38~43 (2014).
- Di Lulio, G.A., et al., J. Biol. Chem., 277(6), 4223-~4231 (2002).
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FAQ
Q-1. このアッセイはコラーゲン成分であるヒドロキシプロリンを定量するものですか?
A-1. いいえ、このアッセイでは酵素分解されたコラーゲンに由来するN末端グリシン含有ペプチドを定量します。
Q-2. 検量線を描いたところ直線になりませんでした。結果は不正確ですか?
A-2. 試料の一部が未消化の可能性があります。消化反応が完了するように、消化ステップを37℃でさらに30分間(合計90分)行ってみて下さい。
Q-3. プロトコルに書かれている検量線と同程度の蛍光強度が得られません。
A-3. 蛍光強度は、使用する蛍光プレートリーダーによって異なります。このため、蛍光測定値の定量化に「相対蛍光単位(RFU)」を用います。RFUは、各ウェルの蛍光強度を互いに比較するための任意の単位です。プロトコルの検量線の数値は、BioAssay Systems 社の研究所に装備されている蛍光プレートリーダーで測定したアッセイの数値です。そのため、アッセイによって異なる値となるのは完全に正常です。より重要なことは、検量線が直線となるかどうかということです。
Q-4. 私の試料はコラーゲンを含むことが分かっているのですが、このアッセイではコラーゲンが検出できません。
A-4. 試料が濃すぎるか薄すぎるという可能性があります。最適な希釈係数を決定するために、試料を段階希釈することをお勧めします。このアッセイは、非常に低濃度のコラーゲンの検出に最適化されているため、コラーゲン濃度が高い場合、アッセイの感度域(直線検出範囲内)の試料濃度にするためには、しばしば希釈係数を大きくする必要があります。このため、最適な希釈係数を決定する連続的な段階希釈を行うことを強く推奨します。
Q-5. このアッセイで化粧品や美容製品中のコラーゲンを測定することはできますか?
A-5. 可能です。ただし、化粧品中のコラーゲン濃度が非常に高い場合が多いため、アッセイの検出範囲内に収めるためには、コラーゲン試料を、例えば100~1,000倍と大きく希釈する必要があります。
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価格
[在庫・価格 :2025年04月26日 00時00分現在]
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[在庫・価格 :2025年04月26日 00時00分現在]
EnzyFluo Collagen Assay Kit(100tests)
文献数: 1
- 商品コード:ECOL-100
- メーカー:BAS
- 包装:1kit
- 価格:¥114,000
- 在庫:無(未発注)
- 納期:10日程度 ※※ 表示されている納期は弊社に在庫がなく、取り寄せた場合の目安納期となります。
- 法規制等:
説明文 | 試料中のコラーゲン量を,蛍光法により測定するキット。測定試料:血清,細胞ライセート,化粧品試料など,測定範囲:2-50 μg/mL,感度:2 μg/mL,検出方法:蛍光,測定波長:375/465 nm,アッセイ法:Assay,アッセイ数:100tests |
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保存条件 | -20℃ | 法規備考 | |
掲載カタログ |
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製品記事 | BioAssay Systems社 アッセイキット選択ガイド/製品リスト |
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