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翻訳後修飾(PTM)タンパク質研究用アレイ/ELISAキット製品(RayBiotech社)

掲載日情報:2025/07/23 現在Webページ番号:67315

RayBiotech社では、翻訳後修飾(Post-translational Modification、PTM)タンパク質の網羅的な解析に有用なELISAキット、抗体アレイ、タンパク質アッセイ製品などを提供しています。


翻訳後修飾(PTM)とは

翻訳後修飾(Post-translational modification、PTM)は、タンパク質のアミノ酸残基に可逆的または不可逆的に生じる修飾で、タンパク質機能、相互作用、半減期、細胞内局在などに大きな影響を与えます。このような翻訳後修飾には、リン酸化、グリコシル化、ユビキチン化、アセチル化、スモイル化、メチル化などがあります。
また、これらの翻訳後修飾に異常が生じるとがん、神経変性疾患、免疫疾患、代謝性疾患、心血管疾患などさまざまな疾患が引き起こされます。

翻訳後修飾(PTM)の種類

翻訳後修飾(PTM)の種類


リン酸化(Phosphorylation)

リン酸化は、細胞内プロセスの調節に重要な役割を担う翻訳後修飾です。リン酸化はセリン、スレオニン、チロシンのアミノ酸残基で起こり、プロテインキナーゼとホスファターゼの相反する作用によって触媒されます。ヒトゲノムには568種類のキナーゼと156種類のホスファターゼが存在し、ヒトの全タンパク質の30%以上がキナーゼ活性によって修飾されます。
タンパク質をリン酸化する酵素であるプロテインキナーゼは、陰イオンのリン酸基(PO4)を付加します。この付加プロセスによりタンパク質が高親水性を有します。そしてタンパク質の構造が変化し、他のタンパク質との相互作用に影響を与えます。一方、ホスファターゼはキナーゼとは逆の働きを行い、タンパク質からリン酸基を加水分解的に除去します。
主なリン酸化の細胞内プロセスは細胞周期、DNA損傷応答、細胞増殖、分化、アポトーシスなどです。
リン酸化タンパク質を測定するための7つの実験方法の詳しい情報は、こちらからご覧いただけます。

リン酸化および脱リン酸化反応

リン酸化および脱リン酸化反応

製品ラインナップ

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■ メンブレンタイプ抗体アレイ(C-Series)
品名 容量 商品コード
Human Tyrosine Phosphorylation Array C1 2 Sample Kit AAH-PTYR-1-2
4 Sample Kit AAH-PTYR-1-4
Human Tyrosine Phosphorylation Array C2 2 Sample Kit AAH-PTYR-2-2
4 Sample Kit AAH-PTYR-2-4

■ ガラススライドタイプ抗体アレイ(G-Series)
品名 容量 商品コード
Human Tyrosine Phosphorylation Array G1 4 Sample Kit AAH-PTYR-G1-4
8 Sample Kit AAH-PTYR-G1-8
Human Tyrosine Phosphorylation Array G2 4 Sample Kit AAH-PTYR-G2-4
8 Sample Kit AAH-PTYR-G2-8

■ その他のリン酸化アレイ製品またはELISA製品は、下記の品名をクリックすると詳細情報をご覧いただけます。

使用例

リン酸化アポトーシスマーカーのアレイ解析像

C Series Human Apoptosis Signaling Pathway Array C1結果A図 C Series Human Apoptosis Signaling Pathway Array C1結果B図

非処理(A)または16時間Camptothecin(CPT)で処理(B)したJurkat細胞ライセートをHuman Apoptosis Signaling Pathway Array C1(#AAH-APOSIG-1)を用いて化学発光検出した。

使用文献

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グリコシル化(Glycosylation)

グリコシル化は、共有結合によりタンパク質に糖鎖が付加される翻訳後修飾です。主に細胞の小胞体とゴルジ体で起こり、N-結合型グリコシル化とO-結合型グリコシル化の2タイプに分類されます。
糖鎖は17種類の単糖から構成されています。これらは多様な方法で結合し、ユニークな糖鎖構造をしています。そして酵素の活性部位、グリコシド結合(α-またはβ-)の配置、分岐構造が糖鎖の多様性を生み出しています。
グリコシル化は、細胞外マトリックスでの細胞接着、細胞内のタンパク質-リガンド相互作用など、さまざまな生物学的プロセスにおいて重要な役割を果たしています。グリコシル化の異常は先天性疾患、免疫応答、がん、自己免疫疾患、慢性炎症性疾患など多くの疾患に関連しています。

製品ラインナップ

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■ 抗体アレイ
品名 容量 商品コード
Human Glycosylation Array 493 4 Sample Kit GAH-GCM-493-4
8 Sample Kit GAH-GCM-493-8
Human Glycosylation Array 507 4 Sample Kit GAH-GCM-507-4
8 Sample Kit GAH-GCM-507-8
Human Glycosylation Array 1000 4 Sample Kit GAH-GCM-1000-4
8 Sample Kit GAH-GCM-1000-8
Human Glycosylation Array 1000B 4 Sample Kit GAH-GCM-1000B-4
8 Sample Kit GAH-GCM-1000B-8
Human Glycosylation Array 2000 4 Sample Kit GAH-GCM-2000-4
8 Sample Kit GAH-GCM-2000-8
Human Glycosylation Array L3 4 Sample Kit GAH-GCM-L3-4
8 Sample Kit GAH-GCM-L3-8
Human Glycosylation Array L4 4 Sample Kit GAH-GCM-L4-4
8 Sample Kit GAH-GCM-L4-8

使用例

血清中のグリコシル化タンパク質のアレイ解析像

Human Glycosylation Array 493結果A図 Human Glycosylation Array 493結果B図

blocking bufferのみ(A)または血清(B)をHuman Glycosylation Array 493(#GAH-GCM-493)を用いて蛍光検出した。

使用文献

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  • Human Glycosylation Array 493(#GAH-GCM-493)

    Lenin, R., et al., "GRP78 translocation to the cell surface and O-GlcNAcylation of VE Cadherin contribute to ER stress mediated endothelial permeability.", Scientific Reports, 9(1), 10783(2019). [PMID:31346222]

ユビキチン化(Ubiquitination)

ユビキチンは76アミノ酸からなり、真核細胞に高度に保存されたタンパク質です。リジン残基と共有結合する翻訳後修飾をユビキチン化と言い、ユビキチン活性化酵素(E1)、ユビキチン結合酵素(E2)、ユビキチンリガーゼ(E3)の3種類の酵素によって触媒されます。
ユビキチン化は、モノユビキチン化(単量体のユビキチン付加)またはポリユビキチン化(ユビキチン同士の結合)に大別され、モノユビキチン化はDNA修復、転写制御、細胞シグナル伝達、免疫反応に関与します。ポリユビキチン化された基質タンパク質は、26Sプロテアソームにより認識され分解されます。ユビキチン化の異常はアルツハイマー病、パーキンソン病、ハンチントン病などの神経変性疾患と関連しています。

アセチル化(Acetylation)

アセチル化は主にヒストンのN末端で起きる翻訳後修飾です。アセチルトランスフェラーゼによってリジン残基にアセチル基が付加され、脱アセチル化酵素によって除去されます。
ヒストンは、クロマチン(DNAとタンパク質の複合体)を構成する主なタンパク質です。ヒストンのアセチル化は、クロマチン構造を弛緩させ、転写因子などのDNA結合が可能となり、遺伝子発現が亢進します。つまり、ヒストンのアセチル化は細胞周期の調節、DNA修復、分化、アポトーシスなど多様な細胞プロセスで重要な役割を担っている可能性があります。
また転写因子、シャペロン、酵素など多くの非ヒストンタンパク質もアセチル化され、活性、相互作用、安定性が制御されます。アセチル化の異常は、がん、神経変性疾患、代謝性疾患など、さまざまな疾患と関連しています。

製品ラインナップ

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■ 抗体アレイ
品名 容量 商品コード
Human Protein Acetylation Array G1 Kit 4 Sample Kit AAH-ACK-G1-4
8 Sample Kit AAH-ACK-G1-8
Human Protein Acetylation Array G2 Kit 4 Sample Kit AAH-ACK-G2-4
8 Sample Kit AAH-ACK-G2-8
Human Protein Acetylation Array G8000 Kit 4 Sample Kit AAH-ACK-G8000-4
8 Sample Kit AAH-ACK-G8000-8

パルミトイル化(Palmitoylation)

パルミトイル化は可逆的な脂質修飾で、システイン残基に炭素数16のパルミチン酸が付加される翻訳後修飾です。
パルミトイルアシルトランスフェラーゼは、小胞体やゴルジ体の標的タンパク質へのパルミチン酸の転移を触媒します。この過程はS-パルミトイル化と呼ばれ、タンパク質の細胞内局在、安定性、機能の制御に関連しています。

スモイル化(Sumoylation)

スモイル化は、スモールユビキチン様修飾因子(Small Ubiquitin-like Modifier、SUMO)と呼ばれる小さなタンパク質が、リジン残基に共有結合する翻訳後修飾です。タンパク質の活性、安定性、細胞内局在、タンパク質間相互作用に影響を与え、転写調節、DNA修復、核内輸送、タンパク質分解などさまざまな細胞内プロセスにおいて重要な役割を担っています。スモイル化の異常はがん、神経変性疾患、ウイルス感染などさまざまな疾患と関連しています。

製品ラインナップ

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■ 抗体
品名 免疫動物(クロナリティー) クローン名 商品コード
抗HSF1 Sumoylation Site抗体 Rabbit(ポリクローナル) 102-15039
抗Myb Sumoylation Site抗体 102-15038
抗p53(Sumoylation Site Specific)抗体 102-15040
抗PML Sumoylation Site抗体 102-25400

メチル化(Methylation)

メチル化は、アルギニンやリジン残基にメチル基(-CH3)が付加される翻訳後修飾です。可逆性があり、メチルトランスフェラーゼにより触媒されメチル化し、脱メチル化酵素により脱メチル化されます。
メチル化は転写調節、クロマチンリモデリング、DNA修復、シグナル伝達など数多くの細胞内プロセスに影響を与えます。また分子スイッチの役割を果たし、タンパク質間相互作用を調節し、タンパク質の安定と機能性を制御します。

製品ラインナップ

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■ Dot Blot Kit
品名 商品コード
4-RNA Methylation Dot Blot Combination Kit DB-4-RNA

■ 組換えタンパク質
品名 商品コード
N-Methylpurine-DNA Glycosylase Human, Recombinant 228-12302-2
O-6-Methylguanine-DNA Methyltransferase, Recombinant 228-11099-2

酸化(Oxidation)

細胞代謝(呼吸、免疫反応、酸化還元シグナル伝達)や環境ストレス(紫外線、汚染物質、毒素)で産生される活性酸素種(Reactive Oxygen Species、ROS)と活性窒素種(Reactive Nitrogen Species、RNS)によっておこる酸化反応を酸化ストレスと言います。
ROSはスーパーオキシドアニオン(O2-)、過酸化水素(H2O2)、ヒドロキシラジカル(OH)があり、反応性が高く、不対電子を有する酸素原子で構成されています。酸化は特定の細胞プロセス(細胞代謝、免疫反応、酸化還元シグナル伝達)に必要ですが、過度な酸化ストレスは脂質、タンパク質、DNAなどの細胞成分に損傷を与え、神経変性疾患、心血管疾患、がんなどのリスク要因になると考えられています。

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S-ニトロシル化(S-Nitrosylation)

S-ニトロシル化は一酸化窒素(NO)がタンパク質のシステイン残基と反応し、S-ニトロソチオール(SNO)を形成する翻訳後修飾です。NOは反応性の高いフリーラジカルで、細胞プロセスや一酸化窒素合成酵素などによって産生されます。また、その代謝産物である硝酸塩と亜硝酸塩からも産生されます。NOは半減期が短く、細胞膜を容易に通過できるため生体分子と相互作用します。S-ニトロシル化は、タンパク質にNOを付加するニトロシラーゼやタンパク質からNOを除去するデニトロシラーゼを含む酵素によって制御されます。この2つの反応のバランスにより、タンパク質のS-ニトロシル化が制御され、細胞全体の恒常性と生理機能を保っています。

製品ラインナップ

お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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