HOME > 受託サービス・特注品 > 試料分析 > メタボロミクス > リピドーム・メタボローム解析受託サービス
HOME > 受託サービス・特注品 > 試料分析 > 脂質 > リピドーム・メタボローム解析受託サービス

“高精度かつ高網羅的“な代謝物解析 リピドーム・メタボローム解析受託サービス

掲載日情報:2024/09/13 現在Webページ番号:67281

最先端の研究ノウハウを技術展開した医科学向けのリピドーム・メタボローム受託解析サービスです。
特に技術的なハードルが高いとされる脂質ノンバイアス解析について、脂質のエキスパートの独自開発技術によって、従来にはない”高精度かつ高網羅的に”探索が可能です。
本サービスはヒトやマウス、微生物(腸内細菌含む)由来のサンプルを対象としたサービスです。その他の生物種についてはお問い合わせ下さい。

メタボロミクスとサービス概要

メタボロミクスは、生体内に存在する代謝物を解析して、代謝変化に関わる分子の探索を行い、表現型や生体機能との関連性を明らかにする研究です。近年、メタボロミクス技術は、医療・食品・環境などの様々な分野で応用されている一方、未だ技術的なハードルの高さが問題となっています。
その理由として代謝物に物性の違いがあり(主に親水性と脂溶性に大別される)、生体内での濃度域も大きく異なるために、最先端の分析機器のみならず、それぞれの代謝物の性質に関する知識や経験に裏付けられた方法論が必要となるためです。

かずさDNA研究所では、この“難しいと感じられる”メタボロミクスの先端的な分析・解析技術を“より身近に感じられる”ように情報提供できればと考えております。また、次世代メタボロミクスの“次世代”の所以は、マルチオミックス解析に向けたプラットフォームの位置づけにあるためで、他にはないハイレベルでの生命現象などの理解に向けて、今後サービス提供を予定しております。



目次に戻る

使用機器

  • ノンバイアス解析:Nexera LC(SHIMADZU) / TT6600(SCIEX)
  • フォーカシング解析:Nexera LC / TQ8050(SHIMADZU)、GCMS-QP2010 Ultra(SHIMADZU)

目次に戻る

脂質代謝物解析

※ 取得データ量は目安の数値であり、それらのデータ量を保証するものではありません。

高網羅的な脂質解析


脂質ノンバイアス解析:高網羅的な脂質代謝物の同定・相対定量解析

アノテーションソースおよびデモデータはそれぞれをクリックして下さい。

取得データ目安 必要サンプル量 納期 サンプル数 価格/1サンプル
独自の先端的なin-house同定ソフトウェアや分離分析技術による脂質の網羅的なスクリーニング(500~1,000分子程度を検出想定)

 対象 
遊離脂肪酸(中鎖~極長鎖型)、リゾリン脂質類、リン脂質類、スフィンゴイド類(S1Pを含む)、セラミド類、糖セラミド類(ガングリオシドなど)、グリセロ脂質類(中性脂質など)、グリセロ糖脂質類(MGDGなど)、ステロールエステル類(コレステロールエステルなど)、脂肪酸代謝物(アシルカルニチン・CoAなど)、リポアミノ類(アナンダミドなど)
 目安 
  • 細胞 1×106 以上
  • 組織 50 mg以上
  • 血清/血漿 50 μl以上
少ない場合は要相談
4週間~8週間 1~5  ☞ お問い合わせ 
6~11
12~17
18
19以上

  • 作業内容:コンサルティング+代謝物抽出+分離分析 (LC-MS/MS (DDA)) +解析レポート(統計解析を含む)

標的した脂質の高深度解析

脂質ワイドフォーカス解析(短~長鎖脂肪酸):短~長鎖脂肪酸(総脂質中)の包括的な相対定量解析

取得データ目安 必要サンプル量 納期 サンプル数 価格/1サンプル
C2~C24程度の遊離脂肪酸の高分離分析
(20~40分子程度を検出想定)

 対象 
飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸(シス型・トランス型)
 目安 
  • 細胞 1×106 以上
  • 組織 50 mg以上
  • 血清/血漿 50 μl以上
少ない場合は要相談
4週間~8週間 1案件  ☞ お問い合わせ 

  • 作業内容:コンサルティング+代謝物抽出+分離分析 (GC-MS (SCAN) & LC-MS (MRM)) +解析レポート(統計解析を含む)

脂質フォーカス解析(酸化脂肪酸):酸化脂肪酸の相対定量解析

取得データ目安 必要サンプル量 納期 サンプル数 価格/1サンプル
ω-3とω-6系脂肪酸(C18、20、22)由来の酸化代謝物の一斉分析
(100~200分子程度を検出想定)

 対象 
リノール酸由来、リノレン酸由来、アラキドン酸由来、EPA由来、DHA由来など
 目安 
  • 細胞 1×106 以上
  • 組織 100 mg以上
  • 血清/血漿 100 μl以上
少ない場合は要相談
4週間~8週間 1~5  ☞ お問い合わせ 
6~11
12~17
18
19以上

脂質フォーカス解析(コレステロール類):コレステロール代謝物の相対定量解析

取得データ目安 必要サンプル量 納期 サンプル数 価格/1サンプル
コレステロール由来の代謝物の一斉分析
(30~50分子程度を検出想定)

 対象 
胆汁酸、コレステロールおよび前駆体、性ホルモン、副腎皮質ホルモンなど
 目安 
  • 細胞 1×106 以上
  • 組織 200 mg以上
  • 血清/血漿 100 μl以上
少ない場合は要相談
4週間~8週間 1~5  ☞ お問い合わせ 
6~11
12~17
18
19以上

  • 作業内容:コンサルティング+代謝物抽出+分離分析 (LC-MS/MS(DDA)) +解析レポート(統計解析を含む)

目次に戻る

親水性代謝物解析

※ 取得データ量は目安の数値であり、それらのデータ量を保証するものではありません。

親水性代謝物ノンバイアス解析:網羅的な親水性代謝物(二次)の推定・相対定量解析

取得データ目安 必要サンプル量 納期 サンプル数 価格/1サンプル
高分解能質量分析による親水性二次代謝物の網羅的なスクリーニング


 対象 
フラボノイド、アルカロイド、ポリケタイド、芳香族生理活性物質など
 目安 
  • 細胞 1×106 以上
  • 組織 200 mg以上
  • 血清/血漿 100 μl以上
少ない場合は要相談
4週間~8週間 1~6  ☞ お問い合わせ 
7~9
10~12
13~15
16~18
19以上

  • 作業内容:コンサルティング+代謝物抽出+分離分析 (LC-MS (DDA)) +解析レポート(統計解析を含む)

親水性代謝物フォーカス解析:特定の親水性代謝物(一次)に絞り込んだ相対定量解析

取得データ目安 必要サンプル量 納期 サンプル数 価格/1サンプル
GC-MSによる”関心のある”親水性代謝物に”絞り込んだ”分析
(50~100分子程度を検出想定)

 対象 
アミノ酸および誘導体、有機酸(解糖系・TCA回路関連物質、脂肪酸など)、核酸、糖・糖リン酸、水溶性ビタミン、補酵素など
 目安 
  • 細胞 1×106 以上
  • 組織 200 mg以上
  • 血清/血漿 100 μl以上
少ない場合は要相談
4週間~8週間 1~3  ☞ お問い合わせ 
4~6
7~9
10~12
13~15
16~18
19以上

  • 作業内容:コンサルティング+代謝物抽出+分離分析 (GC-MS (MRM)) +解析レポート(統計解析を含む)

目次に戻る

オプション

香気成分解析

取得データ目安 必要サンプル量 納期 サンプル数 価格/1サンプル
GC-MSによる香気(揮発性)成分にフォーカスしたスクリーニング


 対象 
テルペン、アルコール、アルデヒド、エステルなど
要相談 4週間~8週間 1案件  ☞ お問い合わせ 

  • 作業内容:コンサルティング+香気成分捕集・抽出+分離分析 (GC-MS (Scan)) +解析レポート

解析アップグレード:取得データの高深度なデータ解析および解釈・説明

取得データ目安 必要サンプル量 納期 サンプル数 価格/1サンプル
4週間 1案件  ☞ お問い合わせ 

  • 作業内容:データ再解析や学術調査(論文など)などを実施の上でコンサルティング

目次に戻る

納品物

MS測定データ(Rawファイル)、代謝物同定・相対定量解析データ(Excelファイル)をオンラインストレージサービスにアップロードして納品いたします。


目次に戻る

お問い合わせ・ご注文方法

お問い合わせ・ご注文の流れ

  1. お問い合わせ・お見積り依頼:KDIリピドーム・メタボローム解析問合せフォームに必要事項をご記入の上、当社受託・特注品担当までお問い合わせ下さい。
  2. お打ち合わせ、お見積り兼発注書・解析依頼書の受け取り
  3. ご注文:解析依頼書にサンプル情報を記入し送付
    解析依頼書は✉ jutaku@funakoshi.co.jpまでご送付下さい。また、プリントアウトした依頼書をサンプル送付時に同梱をお願い致します。
  4. サンプル送付(解析依頼書を同梱)

重要

  • 依頼書記載のサンプル名称と、送付検体に記載されている名称は統一して下さい。
  • ヒト由来試料(汎用培養細胞などは除く)のサンプルは必ず匿名化して下さい。
  • E-mailには、荷物の問い合わせ番号・到着予定日をご記載下さい。

詳細は、当社受託・特注品担当までお問い合わせ下さい。


サンプル送付方法

  • 必要サンプル量は各メニューの記載をご参照下さい。
  • サンプルが必要量以下の場合、分析をお引き受けすることは可能ですが、サンプル量が少量になるに伴って観測できる代謝物も減少します。また、1回分の分析量しか得られなかった場合にマシントラブルなどで十分な測定結果が得られなかったときは無償で再測定は行いますが、サンプルの補償はできません。サンプルが必要量以下のときはお客様にご連絡するようにしております。
  • 微量なサンプルや静電気などでチューブ内で失われやすいサンプル(髪の毛など)は、弊社から送付いたします専用チューブで送付いただくようお願いする場合があります。
  • サンプル送付前にサンプル情報を記載した解析依頼書(Excelファイル)をメールにてお送り下さい。サンプル送付時にはプリントアウトした解析依頼書を同梱して下さい。
サンプル ご提供いただくサンプル 送付方法
細胞 培地を除去後、PBSにて2回洗浄し、チューブに入れて液体窒素で凍結 ドライアイスを同梱し冷凍便
組織 取り出した組織をPBSにて血液を除去し、チューブに入れて液体窒素で凍結
血清・血漿 チューブに入れて液体窒素で凍結

長期保存の場合はスクリュータイプのしっかりと密閉できるチューブを推奨します。
液体窒素がない場合は速やかに-80℃で凍結して下さい(金属ブロックなどがあれば、事前に-80℃に入れ、そこにサンプルを置いて急速に凍結させることを推奨)。


目次に戻る

製品情報は掲載時点のものですが、価格表内の価格については随時最新のものに更新されます。お問い合わせいただくタイミングにより製品情報・価格などは変更されている場合があります。
表示価格に、消費税等は含まれていません。一部価格が予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承下さい。