GeneTex社 抗腫瘍マーカー抗体 -肝臓がん-
掲載日情報:2020/10/02 現在Webページ番号:67190
幅広い製品ラインナップをもつ、GeneTex社の抗肝臓がんマーカー研究用抗体製品をご紹介します。GeneTex社独自の5つの方法による特異性および正確性の検証を済みの製品が多数あります。
※ その他のがん研究用抗体については、「GeneTex社 がん研究用抗体特集」をご覧下さい。
※ 本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。
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肝臓がんとマーカータンパク質
原発性肝がんは世界中のがんによる死亡の主な原因です。肝細胞がん(HCC)が最も一般的なタイプで、毎年ほぼ100万人が罹患しています1。HCCのリスクは、ウイルス性肝炎(HBVおよびHCV)、アルコールの過剰摂取、または糖尿病や肥満に関連する非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)などの原因による慢性肝疾患および肝硬変の患者で高くなります。HCCは、早期発見された場合は最大70%の5年生存率となりますが、ほとんどの患者は、効果的な治療選択肢が限られている進行した段階で診断されます2。
血清α-フェトプロテイン(AFP)
AFP(α-fetoprotein)の過剰発現は、HCCでよく見られます。いくつかの研究は、AFPがアポトーシスシグナルの阻害を介して腫瘍細胞の増殖を促進する可能性があることを示唆していますが、その発癌活性の特定のメカニズムは不明なままです。
グリピカン3(GPC3)とは
グリピカン3(GPC3)は、細胞膜に付着した糖タンパク質です。GPC3の過剰発現は肝細胞がん(HCC)に見られますが、健康な成人の肝臓には見られません。研究により、GPC3はHCC診断の信頼できる血清学的および免疫組織化学的マーカーであり、免疫療法の潜在的な標的であることが示されています。
ゴルジ膜タンパク質1(Golgi membrane protein 1)とは
GP73、GOLM1、およびGOLPH2としても知られるGolgi membrane protein 1は、肝炎およびHCC患者の肝細胞でしばしば過剰発現されるⅡ型ゴルジ膜糖タンパク質です。GOLPH2はHCCの診断のための有望な血清マーカーであると考えられています。
参考文献
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抗肝臓がんマーカー抗体
商品コードをクリックすると価格表をご覧いただけます。
その他の乳がん関連抗体製品については、GeneTex社サイトの「Liver Cancer Tumor Markers」をご覧下さい。
品名 | 免疫動物(クローン) | 交差性 | 検証項目 | 使用論文数 | 商品コード |
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Anti-α-Fetoprotein (AFP) Antibody | Mouse Monoclonal (1E8) | Human | - | GTX84953 | |
Mouse Monoclonal (2A9) | Human, Mouse, Dog, Monkey | 1 | GTX84954 | ||
Mouse Monoclonal (3B5) | Human | - | GTX84950 | ||
Mouse Monoclonal (3G3/2D3) | Human | - | GTX84948 | ||
Anti-Glypican-3 Antibody | Rabbit Polyclonal | Human | - | GTX130732 | |
Mouse Monoclonal (GT2473) | Human | 1 | GTX633410 | ||
Mouse Monoclonal (GT764) | Human | - | GTX633303 | ||
Anti-GOLPH2 Antibody | Rabbit Polyclonal | Human | 1 | GTX116154 | |
Rabbit Polyclonal | Human | - | GTX02179 | ||
Anti-GOLPH2 Antibody [C3], C-term | Rabbit Polyclonal | Human | 3 | GTX107702 | |
Anti-GOT1 Antibody | Mouse Monoclonal (GT1255) | Human, Mouse | - | GTX632033 | |
Mouse Monoclonal (GT1342) | Human, Mouse | - | GTX632032 | ||
Mouse Monoclonal (GT638) | Human, Mouse | - | GTX632031 | ||
Anti-GOT2 Antibody | Rabbit Polyclonal | Human, Mouse, Rat | - | GTX101930 | |
Rabbit Polyclonal | Human, Mouse, Rat | 1 | GTX101929 | ||
Anti-Hsp70 Antibody | Rabbit Polyclonal | Human, Mouse, Rat | 1 | GTX104126 | |
Mouse Monoclonal (1B2) | Human, Dog, Monkey | - | GTX84337 | ||
Mouse Monoclonal (2C12) | Human, Dog, Monkey | - | GTX84341 | ||
Mouse Monoclonal (3C6) | Human, Dog, Monkey | - | GTX84338 | ||
Mouse Monoclonal (5F3) | Human, Mouse, Dog, Monkey | - | GTX84340 | ||
Anti-RAS Antibody | Rabbit Polyclonal | Human, Rat, Zebrafish, Frog, Squirrel | 4 | GTX132480 | |
Anti-RAS (G12D Mutant) Antibody | Rabbit Polyclonal | Human | 1 | GTX132407 | |
Rabbit Monoclonal (HL10) | Human, Mouse | - | GTX635362 |
:このマークが付いた製品は、使用文献および評価レビューの情報が公開されています。
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GeneTex社における抗体の品質管理
GeneTex社の抗体の品質管理では、International Working Group on Antibody Validation (IWGAV)のガイドラインに基づいた以下の5つの方法による特異性および正確性の検証を進めています。検証試験を実施した製品は、各製品情報でアイコンを用いて表示しています。
詳細は、「GeneTex社における抗体の品質管理」をご覧下さい。
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使用例
α-Fetoprotein (AFP) Antibody
AFP antibody (#GTX84954) を用いたヒト肝臓組織の免疫染色像(左図)と、Jurkat細胞のフローサイトメトリー解析(赤色:一次抗体、青色:ネガティブコントロール)(右図)。
Glypican-3 (GPC3) Antibody
Glypican-3 (GPC3) antibody (#GTX633410)を用いたHepG2細胞膜の免疫蛍光染色像(左図)と、HepG2細胞抽出物( -/+ tunicamycin処理)のウエスタンブロット解析像
GOLPH2 Antibody
GOLPH2 antibody (#GTX107702)を用いたHeLa細胞の免疫蛍光染色像(左図)と、野生型(WT)とGOLPH2-knockout(KO) 293T 細胞抽出物のウエスタンブロット解析像
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