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抗新型コロナウイルス(SARS-CoV-2 / COVID-19)組換え抗体 Anti-COVID-19 / SARS-CoV Nucleoprotein Antibody(CR3018,CR3009)

掲載日情報:2020/07/31 現在Webページ番号:67137

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2 / COVID-19)の研究に有用な,SARS-CoVおよびSARS-CoV-2の核タンパク質(ヌクレオカプシド)に対する抗体をご紹介します。Absolute Antibody社の組換え抗体技術により,ヒトIgG1,IgG3,IgM,IgAや抗体フラグメント,ウサギやマウスなどの動物種など,様々なフォーマットを取りそろえています。


組換え抗体の使用例

SARS-CoV-2 核タンパク質とのELISA結合曲線

図1. SARS-CoV-2 核タンパク質とのELISA結合曲線

プレートを2種類のSARS-CoV-2核タンパク質(5μg/ml)でコーティングし(A, B),Anti-COVID-19 / SARS-CoV Nucleoprotein Antibody(CR3018,CR3009)(#Ab01690-23.0および#Ab01691-23.0)を終濃度10,000 ng/mlとなる3倍希釈系列で用いて結合能を測定した。
二次抗体:HRP-labelled Anti-Rabbit Antibody
コントロール:Rabbit Anti-Fluorescein Antibody(#Ab00102-23.0

COVID-19迅速検査でのポジティブコントロールとしての使用

図2. COVID-19迅速検査でのポジティブコントロールとしての使用

Anti-COVID-19 / SARS-CoV Nucleoprotein Antibody(クローン:CR3018,CR3009)を,COVID-19 IgM/IgG Rapid Testのコントロールとして使用した。
使用抗体:(左から順に)CR3018 IgG1(#Ab01690-10.0),CR3018 IgM(#Ab01690-15.0),CR3009 IgG1(#Ab01691-10.0),CR3009 IgM(#Ab01691-15.0),およびネガティブコントロール
ヒト正常血清で50μg/ml濃度に希釈して使用した。IgGまたはIgM抗体に対応するバンドはCR3018およびCR3009で観察できるが,ネガティブコントロールでは見られなかった。

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新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のヌクレオカプシド(N)タンパク質とは

SARS-CoV-2ヌクレオカプシド(N)タンパク質(核タンパク質)は,RNAパッケージおよびウイルス粒子の放出に関与することにより,ウイルス感染において重要な役割を果たします。核タンパク質はウイルス感染時に高度に発現し,ワクチン開発の血清学的分析で広く使用されています。COVID-19患者の血清には核タンパク質に対するIgG,IgM,およびIgA抗体が含まれ,SARS-CoV-2核タンパク質が診断目的に有用な,強力な抗原であることを示しています1。さらに,SARS-CoV-2の核タンパク質のRNA結合N末端フラグメントの結晶構造が確立されており,このことは抗COVID-19治療法の開発に特に有用です2

■参考文献

  1. Weihong, Z., et al., Biochem Biophys Res Commun., 527(3):618~623 (2020).(PMID:32416961)
  2. Sisi, K., et al., Acta Pharm Sin B., Apr 20 (2020).(PMID:32363136)


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特長

  • クローン名:CR3018,またはCR3009
  • 適用:ELISA, IF
  • 交差性:SARS-CoV,SARS-CoV2(COVID-19)
  • 標識:未標識
  • 競合ELISAでSARS-CoVの核タンパク質の異なる非重複エピトープに結合することが示唆されており,このことからこれら2種類の抗体の組み合わせは,ウイルス検出アッセイに推奨されます。
  • クローンCR3018(#Ab01690)はSARS-CoVの核タンパク質の11~19アミノ酸残基に結合し,クローンCR3009(#Ab01691)はSARS-CoVの核タンパク質の非線形/立体構造エピトープに結合します。共に十分に配列が保存されているため,SARS-CoV-2への結合が可能です。

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Absolute Antibody社組換え抗体の利点

● 精製度
Absolute Antibody社では,成分既知の無血清哺乳類発現系により組換え抗体を作製しているため,BSAやIgGの混入が起こりにくく,高純度(>98%)の抗体を提供しています。

● 再現性と品質管理
ロットごとに製品の品質保証を行っています。ハイブリドーマ系を用いた場合のような遺伝的な変異は起こりえません。

● 産生時間の短縮

短期間で大量の組換え抗体を産生するため,多収量哺乳類発現系を用いています。

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製品ラインナップ

商品コードをクリックすると,各製品の価格表がご覧いただけます。

品名 クローン フォーマット 抗体の改変 商品コード
Anti-COVID-19 / SARS-CoV
Nucleoprotein Antibody [CR3018]
CR3018 Human IgG1 Ab01690-10.0
Fc Silent Ab01690-10.3
Human IgM Ab01690-15.0
Human IgG3 Ab01690-12.1
Human IgA Ab01690-16.0
Human Fab fragment Ab01690-10.6
Human Fab2 Ab01690-10.7
Human IgG2 Ab01690-11.0
Mouse IgG2b Ab01690-3.0
Fc Silent Ab01690-3.3
Mouse IgM Ab01690-21.0
Mouse Fab fragment Ab01690-1.6
Mouse Fab2 Ab01690-1.7
Rabbit IgG Ab01690-23.0
Cat IgM Ab01690-44.0
Cat IgG1 Ab01690-45.1
Anti-COVID-19 / SARS-CoV
Nucleoprotein Antibody [CR3009]
CR3009 Human IgG1 Ab01691-10.0
Fc Silent Ab01691-10.3
Human IgM Ab01691-15.0
Human IgG3 Ab01691-12.1
Human IgA Ab01691-16.0
Human Fab fragment Ab01691-10.6
Human Fab2 Ab01691-10.7
Human IgG2 Ab01691-11.0
Mouse IgG2b Ab01691-3.0
Fc Silent Ab01691-3.3
Mouse IgM Ab01691-21.0
Mouse Fab fragment Ab01691-1.6
Mouse Fab2 Ab01691-1.7
Rabbit IgG Ab01691-23.0
Cat IgM Ab01691-44.0
Cat IgG1 Ab01691-45.1

この抗体は,FcγRへの結合を抑える点変異を含む,Absolute Antibody社独自のFc Silent改変Fcドメインを使用して作製されています(下記の「Fc Silentについて」を参照)。


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Fc Silentについて

抗体のFc領域には,Fcレセプター(FcγR)結合部位や,補体(C1q)結合部位が存在します。これらの領域へのFcγRやC1qの結合は,それぞれ抗体依存性細胞障害(ADCC)や補体依存性細胞障害(CDC)の原因となっています。また,フローサイトメトリーや免疫組織染色において,非特異的な交差によりバックグラウンドが生じます。Absolute Antibody社のFc Silent製品は,これらの結合部位に点変異を導入して,非特異的な交差を抑え,バックグラウンドを減少させています。また,抗体やFc融合タンパク質において,Fc領域の存在は血漿中半減期の延長をもたらしますが,Fc Silent製品はこの性質を損なっておりません。

Fc Silentについて

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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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