実験の効率を高め、作業環境を最適化し、安全性を向上!(Better Basics 社)
掲載日情報:2024/07/01 現在Webページ番号:66069

Vol.96 実験の効率を高め、作業環境を最適化し、安全性を向上!
今回のFRONTIERS は、ありそうでなかった「実験ツールを整理するラック SmartRack」を製造するBetter Basics 社をご紹介します。

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きっかけは「実体験」から
Better Basics 社はドイツ東部の都市ドレスデンにあるライプニッツ高分子研究所からスピンオフした会社で、2019 年に3 人のメンバーによって設立されました。CEO は経営学の複数の学位を、残りの2 人は化学の博士号を取得しています。 創業メンバーの2 人は、研究室内で実験スペースが整理整頓されておらず、スペース不足になったことが原因で事故が起きているのをたびたび目にしてきました。 その体験が「研究者やスタッフが実験スペースを確保できるようにし、作業プロセスを合理化・整理・効率化することで研究室をより安全にしたい」という思いに繋がり、これが今日までのBetter Basics 社の中核を成す価値観のひとつとなりました。
当時は実験ツールを整理するための製品が、整理したいツールごとに個別に販売されている状況で、包括的で効率的なオールインワンシステムは市場に存在しませんでした。そこで3 人は、SmartRack システムのコンセプトを思い付きました。 SmartRack は、様々な実験ツールをまとめて収納できる、初の「モジュール式整理システム」です。ピペット・洗瓶・カラムなど様々なツールに対応したモジュールがあり、これをラック本体にセットして使用します。モジュールは片手でセットできて便利です。SmartRack により実験スペースを確保し、安全性を向上させることができます。モジュールは実験に合わせて変更できるので、生物学・化学・生化学・分析系など様々な研究分野のユーザーがいます。

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Better Basics社の強み
Better Basics 社設立初期の大きな挑戦のひとつが、SmartRack に使われるモジュールの着色方法の開発でした。ポリアミド12(PA12)から成るポリマー粉末を用いた3D プリンティングによる着色は、複雑なプロセスを要します。Better Basics 社はたくさんの時間を費やしてノウハウを蓄積し、着色方法の微調整を行ってきました。SLS 3D プリンティング技術*、モジュール着色技術、迅速な試作能力は、他社にはないBetter Basics 社独自の強みです。
*SLS: Selective Laser Sintering(粉末焼結積層造形)。3D プリンティングの最先端の積層造形法のひとつ。高出力レーザーを使用し、原料粉末を焼結して造形を行う手法。
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セッティングおよび使用例に関する資料
セッティングおよび使用例は以下をご確認下さい。
セッティング法・使用例動画(英語版、約3分)
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製品ラインナップ
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