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CCDカメラを使わないゲル・イメージングシステム(ゲル撮影装置)(Pop-Bio Imaging社)

掲載日情報:2018/10/01 現在Webページ番号:66034

Frontiers

Vol.38 過去の常識を打ち破り、新しいアイデアと技術で、ゲル撮影装置の新時代を築く

世界で唯一のゲル・イメージングシステムVü System(ビュー・システム)を開発したPop-Bio Imaging社の方にお話を伺いました。

Pop-Bio Imaging社の紹介

Pop-Bio Imaging の母体となる会社“Pop-Bio 社”は、2016年11月にEng Lim Law 氏とPaul Ellwood 氏により設立されました。元々は機器を製造する会社ではなく、マレーシアに拠点を置く関連メーカーの試薬や消耗品を、ヨーロッパ市場に展開する代理店業をしていました。そして今回、機器メーカーとしてスタートを切ったわけです。
さて、ゲル・イメージングシステムというと、ご存知の通り、市場には様々な製品が溢れていますが、どれも価格・性能に大差はありません。基本的に、どのシステムもCCD カメラを搭載していますが、CCD カメラとレンズを使う限り、微弱な光を捉える「感度」と「電子ノイズ」の問題がつきまとってきます。また、ノイズを減らすためには、取り付けスペースの問題から、高額なペルティエ冷却システムでCCD を冷却するのが有効なのですが、製品価格の上昇に繋がるという次の問題が出てきます。


CCDカメラを使用しないシステム開発への情熱

CCDカメラを使用しないシステム開発への情熱

この混迷状況にメスを入れたのがPaul Ellwood 氏です。Paulは、ゲル・ドキュメンテーション分野で30 年以上の経験と実績を積んできました。そして2016 年から、従来のゲルイメージング方式に代わる新技術の開発に着手しました。
“CCD カメラを使わないシステムを開発したい。従来のCCDベースのシステムと同程度の性能でも、より簡単に使えて、コストも抑えられるシステムを作りたい”
Paulはこの目標に向かって開発を続け、2018年、ついに目標を達成しました。


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革新的なVü System System

革新的なVu System

新しいイメージングシステムVüは、最大感度を得るために高感度センサーを被写体に近接させ、高価なレンズや大型フィルターを省くことに成功しました。また、高感度センサーを自動制御ソフトウェアで駆動させ、「高感度」と「低ノイズ」を両立させることにも成功しました。センサー・ソフトウェアおよびソフトウェアにより制御されるプロセスは、特許出願中です。そのため、他社からの類似製品は、しばらくは登場することはありません。


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ドイツの展示会で大成功

ドイツの展示会で大成功

2018年4月にミュンヘンで開催された機器の見本市AnalyticaでVü Systemをお披露目しました。それと同時に、このシステムの製造・販売部門として、Pop-Bio Imaging 社を設立しました。Analytica では大成功を収め、世界中の30 社以上の販売代理店と契約を締結し、ほんの数週間で40 台以上を受注することができました。


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革新はこれからも続く

革新はこれからも続く

Vü Systemの次の段階としては、RGB 光源を追加することにより、マルチプレックス撮影ができるようにしたいと思っています。その後に、コロニー数カウント用デバイスに注力するつもりです。Vü のイメージングプラットフォームを、手に収まるサイズの小型デバイスに組み込めば、様々なアプリケーションに適用できるようになります。


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