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コエンザイムQ10の定量 還元型・酸化型CoQ10の分別定量分析受託サービス

掲載日情報:2020/06/12 現在Webページ番号:65543

LC-MS/MSを用いた血清・血漿・臓器試料中の還元型・酸化型CoQ10の分別定量分析受託サービスです。
コエンザイムQ10(CoQ10)は生体内でその大部分が還元型の形で存在し、エネルギー産生や抗酸化作用に関与し、アンチエイジングへの効果が期待されています。CoQ10の還元型・酸化型の比率は酸化ストレスのバロメーターとして有用な情報を提供するため、これらを個別に定量する方法が注目されています。

「8-OHdG定量分析受託サービス」については、こちらをご覧下さい。
コエンザイムQ9(CoQ9)の分別定量分析受託サービスも承っております。詳細は、当社受託・特注品業務担当までお問合せ下さい。

CoQ10 減少するCoQ10

還元型・酸化型CoQ10の分別定量分析受託サービス分析法

  • LC-MS/MS
  • 装置:SCIEX製 QTRAP 5500
  • イオン化法:ESI法 ポジティブ
  • モード:MRM
CoQ10検量線

■還元型・酸化型CoQ10の分別定量分析の測定試料

測定項目・対象因子測定試料必要試料量測定方法
コエンザイムQ10
(還元型、酸化型)
血清・血漿ウイルス検査済またはIPA添加:0.5 ml
ウイルス検査未:0.5 ml×2
LC-MS/MS
臓器200 mgLC-MS/MS
コエンザイムQ9*
(還元型、酸化型)
血清・血漿0.5 mlLC-MS/MS
臓器200 mgLC-MS/MS

* 「コエンザイムQ9(CoQ9)の分別定量分析受託サービス」の詳細は当社受託・特注品業務担当までお問合せ下さい。

■LC-ECDとLC-MS/MSの定量下限と測定時間の比較(KTR社比較)

LC-MS/MS法はLC-ECD法と比較して、定量下限は5~25倍感度良く、測定時間は約1/6に短縮でき、大量の検体数の測定が精度良く可能です。

分析装置定量下限(μg/ml)測定時間
還元型CoQ10酸化型CoQ10
LC-ECD0.250.05約40分
LC-MS/MS0.010.01約7分

■ヒト血漿中のCoQ10定量結果の例(μg/ml)

ヒト血漿中の酸化型CoQ10量は低い場合があり、LC-ECD法では定量下限未満になることもありますが、LC-MS/MS法では含量を求めることができ、酸化ストレスのパラメーターを把握することにつながります。

試料還元型CoQ10酸化型CoQ10
ヒト血漿0.780.043

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ご注文方法/価格

価格、納期はその都度お見積りします。詳細は当社受託・特注品業務担当までお問合せ下さい。

コエンザイムQ9(CoQ9)の分別定量分析受託サービスも承っております。
詳細は当社受託・特注品業務担当までお問合せ下さい。


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LC-MS/MSについて

LC-MS/MS(液体クロマトグラフィータンデム質量分析法)とは、液体クロマトグラフ(LC)により分離した分析対象成分を専用のインターフェース(イオン源)を介してイオン化し、生成するイオンを質量分析計(MS)で分離して特定の質量イオンを解離・フラグメント化させ、それらのイオンを質量分析計で検出する分析装置です。LC/MSと同様に分析対象は液体に溶解しイオン化するものであればほとんどの化合物が測定可能です。LC-MS/MS法はLC/MS法と異なり、特定の質量のみを選択し、フラグメント化することができるため、微量成分定量分析には欠かせない手法といえます。
本装置は特定の質量のみを選択し、フラグメント化することができるだけでなく、質量分析計はイオントラップ機能も有しており、定量だけでなく微量成分の構造解析にも有効です。

LC-MS/MS装置装置名
島津製作所製 Prominence HPLC
SCIEX社製 QTRAP 5500
装置の仕様
イオン化法:APCI及びESI
質量範囲:50~1250 Da

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