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測定が難しい内部形状や構造を評価 CTスキャン受託サービス

掲載日情報:2015/08/10 現在Webページ番号:64238

General Electric社製の産業用CTスキャナ『phoenix v|tome|x c450』および『phoenix nanotom m』を使用してのCTスキャン受託サービスです。
JMC社が導入したCTスキャナは他社よりも、細かいものが見え、計測出来(nanotom m)、圧倒的に短い時間で内部の計測・検査ができます(v|tome|x c)。
本受託サービスで得られたデータは、全てご依頼者の自己責任でご利用いただきます。

CTスキャナ画像1

組織やマイクロオーダーの細胞の観察が可能です。X線出力が高く、高感度な検出器を使用しているため、医療用CTでは難しい、気管や生体表面の微細毛などの極小構造も非破壊で可視化出来ます。また、高度な3D表示やアニメーション機能を利用して、論文や学会発表などで魅せるデータを製作することも可能です。

CTスキャナ画像2

『光造形』により製作したシリコン製心臓モデルをスキャンした。心臓の複雑な形状が表現されているか確認するため、全体の肉厚確認を行った。

『光造形』に関しては、「3Dプリンターによる造形/出力サービス」をご覧下さい。

CTスキャンの特長

  • 器官、種子など、接触式プローブやレーザー光が届かないものの内部も測定可能です。
  • 3Dデジタイザと比較して高い測定精度を持ちます(100 mmあたりの寸法公差4~40μm程度)。
  • 通常の手法では測定が難しい内部形状や構造を評価するのに有用です。
  • アンダー形状の多いモデルや、柔らかい素材で出来た製品も変形せずに、測定することが可能です。
  • 炭素繊維やセラミックスなどの性状評価、金属・樹脂成形品の内部の可視化、混入物検査、素材の密度や充填率の検査、透明・金属光沢・軟質素材製品の形状取得、流動解析や耐圧解析などのベースデータ取得などが可能です。
  • 製品の表面積、体積、容積などの情報を容易に取得でき、3Dプリンターで使用できるSTLファイルとして出力可能です。

本サービスは、遺伝子組換え生物、感染性のあるもの、倫理的に受入れが難しいもの、生きている哺乳類動物などの撮影のご依頼はお受けできません。詳細はお問い合わせ下さい。

phoenix v|tome|x c
ミリフォーカスCTスキャナ
phoenix nanotom m
ナノフォーカスCTスキャナ
最大X線管出力 450 kv(ミリフォーカス) 180 kv(ナノフォーカス)
検出器 ラインセンサ / フラットパネルディテクタ フラットパネルディテクタ
撮影サイズ 500 mm (φ)×1,000 mm (H), 50 kg 240 mm (φ)×250 mm (H), 3 kg
適用 軽金属やサイズの大きな樹脂製品 小型の樹脂製品、生物試料

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産業用CTスキャナ/解析ソフトウェアの特長

  • nanotom mは、サブミクロンオーダーの構造を撮影対象としつつ、最大X線出力が高いのが特長です。このため、射出成形品内部のフィラーの分布や向き、生物の組織・細胞形状など微細構造の可視化が出来ます。
  • v|tome|x cは、サブミリオーダーの構造を撮影対象とするCTスキャナとしては初めて、検出器としてラインセンサに加えてフラットパネルディテクタを装備しています。このため、従来難しかった数分から数十分オーダーでの高速スキャンを可能としています。
  • CTスキャンで取得したデータは、CTスキャンデータ用の可視化・解析ソフトウェアであるVGStudio MAXで編集します。設計値・測定値比較、欠陥解析、肉厚解析、STL出力、DICOM出力、3Dアニメーション製作などが可能です。

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CTスキャン受託サービスの価格/納期

価格と納期は、製品の素材や大きさによって変動します。詳細は、当社受託・特注品業務担当までお問合せ下さい。

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製品情報は掲載時点のものですが、価格表内の価格については随時最新のものに更新されます。お問い合わせいただくタイミングにより製品情報・価格などは変更されている場合があります。
表示価格に、消費税等は含まれていません。一部価格が予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承下さい。