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3Dプリンターによる造形/出力サービス

掲載日情報:2020/06/12 現在Webページ番号:56196

株式会社JMCは、横浜に本拠を置き、3Dプリンター出力サービスを主力とした国内メーカーです。3Dプリンターに使用されている積層技術を知り尽くしたプロフェッショナルが、複数の3Dプリンターから最適な工法・装置を選択し、お客様のイメージに沿った高品質なモデルを製作します。
CTスキャン受託サービスで得られたデータによる造形/出力も承ります。


3Dプリンターとは

3Dプリンターとは、材料を一層ずつ積み上げてモデルを製作する装置の総称です。一般的に、製品開発において試作品の製造を高速に行なうために利用されます。また高速試作だけではなく、切削加工では製作することが困難な自由曲面や中空構造など複雑な形状を持つモデルの製作にも使用されます。


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特長

  • 他社では製作困難な案件(短納期・複雑形状)にも対応します。
  • お客様のご要望に適していれば、3Dプリンター以外の工法もご提案します。
  • 使用する材料:エポキシ系樹脂、ナイロン系粉末樹脂、アクリル系樹脂、石膏粉末、ABS樹脂など

工法の種類

光造形
3Dプリンターによる出力サービス 光造形工業製品の高速試作に用いられる3Dプリンターです。エポキシ系の液体樹脂にレーザーを当て、硬化させながら層を積み重ねていくことでモデルを製作します。レーザー系が微小なため、ほかの3Dプリンターに比べると精度が高いのが特長です。導入コストが高額で運用にもノウハウが必要であるため、主に大企業の研究開発部などが導入する3Dプリンター(造形方式)になります。
インクジェット方式
3Dプリンターによる出力サービス インクジェット方式紫外線硬化樹脂をプリンターヘッドから微細な液滴として吐出し、紫外線ランプで硬化させてモデルを製作する3Dプリンターです。装置は光造形に比べて安価かつ小型であり、またモデルの後処理が容易で大きな洗浄設備が必要ありません。ただし、使用する材料が多くなる傾向があり、大きなモデルを製作する場合にはほかの造形方法を提案することが多い方式です。
石膏粉末造形
3Dプリンターによる出力サービス 石膏粉末造形最も造形スピードが早く、試作品や簡易的な模型などの形状確認用モデルの製作に適した3Dプリンターです。プリントヘッドから接着剤を塗布し、石膏粉末を硬化させて積層していきます。粒子の大きな石膏粉末を積み上げるため、モデル表面にザラツキが残ります。接着剤に色素を混ぜることが可能であり、色彩豊かなモデルを造形することが出来ます。精度は光造形に劣りますが、スピードが要求される場合に最適です。
粉末焼結造形(ナイロン造形)
3Dプリンターによる出力サービス 粉末焼結造形(ナイロン造形)ナイロン粉末をCO2レーザーで焼き固めて積み重ねていくことで、モデルを製作する3Dプリンターです。ナイロンには靭性と耐熱性があるため、強度が求められるモデルの製作に用いられます。石膏粉末造形と同じく粉末を使用するため、モデル表面にザラつきが残ります。装置は3Dプリンターの中でも最も高額な部類に属し、材料費も高いため参入障壁が高い方式です。
熱溶融積層方式(FDM)
3Dプリンターによる出力サービス 熱溶融積層方式(FDM)ABS樹脂などの熱可塑性の素材を熱して柔らかくし、積み重ねることでモデルを製造する方式です。量産工法用の材料を使用することが可能なため、強度検証用のモデルなどに使われます。低価格な装置が多数あるため導入しやすい方式ですが、材料費が高額です。主に、ホビーやデザイン、教育分野において使用されています。

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実績例

実物を3Dスキャンし、3Dプリンターで出力したモデル
3Dプリンターによる出力サービス 実物を3Dスキャンし、3Dプリンターで出力したモデル

左:3Dスキャンを行った生花。

中:生花を3Dスキャンして取得した3Dデータ。データに色を付け、石膏粉末造形の3Dプリンターを使ってフルカラーのモデルを出力することも可能です。
ただし微細な形状(0.2 mm以下)は表現が難しく、その箇所は破損の危険があります。

右:光造形で出力されたモデル。スキャン時に撮り切れなかった部分については、データ上で編集を行なうことで補っています。物体を透過撮影するCTスキャンを用いれば、生花の形状を完全に再現することも可能です。



装置内部にある液体流路の可視化モデル

3Dプリンターによる出力サービス 装置内部にある液体流路の可視化モデル

光造形で製作したモデルは一定以上の透明性を持つため、冷却系・油圧系などの液体流路を可視化した装置モデルを製作することが可能です。また株式会社JMCでは、縦600 mm×幅600 mm×高さ500 mmの大型モデル(解析装置の筐体など)を一体で試作することが可能です。



臓器モデル

3Dプリンターによる出力サービス 臓器モデル

株式会社JMCでは、CT/MRIスキャンで取得した生体データから生体を精巧に模倣したモデルを、高い再現性のもと半量産的に製作することが可能です。また型技術を応用することで3Dプリンターで使用される硬い材料だけではなく、シリコンやウレタンなどの柔らかい材料で出来たモデルを製作することが可能です。


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価格/納期

価格と納期は、使用する材料や工法によって変動します。詳細は、当社受託・特注品担当までお問合せ下さい。


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