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迅速にGolgi-Cox(ゴルジ-コックス)染色を行えるキット superGolgi Kit

掲載日情報:2020/06/12 現在Webページ番号:63802

Golgi-Cox(ゴルジ-コックス)染色を改良し、脳組織ブロックの樹状突起および樹状突起スパインを迅速に染色できるキットです。

superGolgi Kitの染色例については、Bioenno Tech社のWEBサイトでも多数公開されていますのでぜひご覧下さい。
本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。

強力なGolgi-Cox(ゴルジ-コックス)染色キット superGolgi Kit キット概観
強力なGolgi-Cox(ゴルジ-コックス)染色キット superGolgi Kit キット内容
強力なGolgi-Cox(ゴルジ-コックス)染色キット superGolgi Kit 使用スライド
強力なGolgi-Cox(ゴルジ-コックス)染色キット superGolgi Kit 神経細胞染色例

Golgi-Cox(ゴルジ-コックス)染色法とは

ゴルジ染色法は、ニューロンの樹状突起から伸長し、軸索とシナプスを形成するスパインを染色する手法です。個々の樹状突起の分岐が美しく可視化されるほか、安価、簡便で、トランスジェニック動物や特別な実験器具を必要としないことなどの長所があります。ゴルジ染色法の原理は、クロム酸銀(Ag2CrO4)の結晶化ですが、選択的に個々のニューロンに浸透する詳細なメカニズムは未だに明らかになっていません。
1873年にCamillo Golgiが発表して以来、ゴルジ染色法には様々な改良が施されています。1891年にCoxが開発したGolgi-Cox(ゴルジ-コックス)法は、硝酸銀の代わりに二クロム酸カリウムと塩化水銀の混合物を用いる染色法で、樹状突起分岐のトレースや樹状突起スパインの定量に特に有用な手法です。



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特長

  • ラット、マウス、ネコ、ウサギ、サルやヒトの脳組織で染色を確認しています。
  • ゴルジ-コックス法では浸透に通常2~4週間かかりますが、本製品では浸透がわずか1~2週間で完了します。
  • 高い染色コントラストが得られます。
  • 染色プロトコルが単純化されています。
  • ゴルジ-コックス溶液は改良されており、安定です。
  • 新鮮な脳組織の染色に適しています。
  • 1キットにラット脳組織10~12ブロック(1×1×2 cm)分の試薬が含まれています。

本キットはプルキンエ細胞の染色には最適化されていません。プルキンエ細胞の染色をご希望の場合は、eliteGolgi Kitをご使用下さい。



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製品ラインナップ

下表は、マウスおよびラットの脳の各部位における染色性の違いを示したものです。

製品名 superGolgi Kit
(本製品)
eliteGolgi Kit sliceGolgi Kit
特長 迅速な脳組織ブロックのゴルジ染色 プルキンエ細胞のゴルジ染色 浮遊切片のゴルジ染色
部位 嗅球 ++ +++ ++
大脳皮質
(前頭皮質、梨状皮質、
嗅内皮質、嗅周皮質、新皮質など)
+++ +++ +++
海馬体 +++ - ~ + ++ ~ +++
扁桃体 +++ - ~ + ++
線条体 ++ - +++
中隔 +++ + ++
脳幹の核 + +++ + ~ ++
小脳 - +++ - ~ +
脊髄 + ~ ++ +++(immature)
- ~ +(adult)
+ ~ ++

+++ Excellent Staining; ++ Good Staining; + Fair Staining; - Poor Staining



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使用例

superGolgi Kitを用いて、樹状突起の分岐およびスパインを染色した。

生後2日齢のC57BLマウス新皮質の錐体ニューロン(倍率:20×) 生後2日齢のC57BLマウス海馬CA1領域の錐体ニューロン(倍率:20×)
生後2日齢のC57BLマウス新皮質の錐体ニューロン染色 生後2日齢のC57BLマウス海馬CA1領域の錐体ニューロン染色



生後7日齢のC57BLマウス海馬CA3領域の錐体ニューロン(倍率:20×)
樹状突起の分岐およびスパインの染色

左下:未成熟樹状突起スパインである樹状突起フィロポディア(矢尻部分)




生後3週齢のCD1マウス皮質から採取した錐体ニューロン  
樹状突起の分岐およびスパインの染色

左:斜め方向の分枝(oblique branch)の樹状突起スパイン(100×)、中央:20×、右:主要樹状突起 (100×)。
この週齢では、未成熟な樹状突起スパインである樹状突起フィロポディアが頻繁に観察される(矢尻)。




生後1月齢C57BLマウスの前頭頭頂皮質(体性感覚野)から採取した皮質ニューロン
(上:10x、下:63x)
生後2月齢のWistarラットの後部尾状核から採取した線条体ニューロン
(左:20×、右:63×、矢印:樹状突起スパイン)
樹状突起の分岐およびスパインの染色 樹状突起の分岐およびスパインの染色



生後5月齢のC57BLマウス海馬 (倍率:4×) 、DG:歯状回
樹状突起の分岐およびスパインの染色

superGolgi Kitの染色例については、Bioenno Tech社のWEBサイトでも多数公開されていますのでぜひご覧下さい。



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操作方法概略

フタ付きのガラス製またはプラスチック製容器を使用して下さい。Impregnation solutionを取り扱う際は、金属製器具の使用を避けて下さい。
Impregnation、Post-impregnation、Stainingの各工程中は、組織ブロックまたは切片を遮光して下さい。
室温(推奨温度:20~22℃)で行って下さい。

  1. Impregnation:新鮮採取試料をSolution A(Impregnation solution)に含浸し、室温および遮光下でインキュベーションする。1~2日後に溶液を交換し、試料の種類に応じて約1~2週間インキュベーションする。
    含浸中に溶液が「濁った」場合は、試料をdH2Oで洗浄し、溶液を交換する。
    浸透時間の目安
    対象動物(生後日数・月齢) 組織(サイズ) 浸透時間
    Rat 2-day old Whole brain together skull No perfusion, 9 days
    6-day old Hemisphere or whole brainSaline perfused, 7 days
    10-day oldHemisphere or whole brain Saline perfused, 9~10 days
    24-day old Hemisphere or posterior half Saline perfused, 9~10 days
    3~4 month Hippocampus block including cortexSaline perfused, 10~12 days
    Mouse 6-day oldWhole brainNo perfusion, 8 days; Saline perfused, 7 days
    2~3 month Whole brain Saline perfused, 9~10 days
    5 monthHemisphere or whole brainNo perfusion, 11~12 days; Saline perfused, 9~11 days
  2. Post-impregnation:組織を洗浄後、30 gのReagent Bを90 mlのdH2Oで溶解したB1(Post-impregnation) buffer中で、室温および遮光下にて2日間以上インキュベーションする。含浸開始から1日後に一度B1 bufferを交換する。
    2日間のインキュベーション後、試料は切片作製に使用できます。試料はB1 buffer中で、4~25℃では数日間、4℃では最長1か月間安定です。
  3. Sectioning:ビブラトームまたは同様の装置を用いて、切片を作製し、30 gのReagent Bを500 mlのdH2Oで溶解したB2(Collection & Mounting) buffer中に回収する。樹状突起分枝およびスパインの解析には、100~200 μmの切片厚が推奨される。
  4. Mounting Sections:付属のShader Paintbrush、または同様の器具を用いて、切片をB2 bufferで満たしたペトリ皿に移す。Round Paintbrush、または同様の器具を用いて、切片をゼラチンコートスライドに貼付する。貼付した切片を乾燥したStaining Jar with lid(フタ付き染色ジャー)に入れる。すべての切片を貼付し、ジャーに入れた後、ジャーの開口部に吸水紙を2~3枚重ねて置き、その上にB2 bufferを1~2滴(50~100 μl)滴下してから蓋を固定する。蓋を固定したジャーを遮光下で数時間または一晩(最長1日)静置し、切片をしっかり接着させる。
  5. Washing:貼付した切片を0.01 M PBS-Tで20~30分間洗浄する。
  6. Staining:Solution Cを希釈したWorking solution C中で室温かつ遮光下にてインキュベーションする。試料や用途に応じて染色時間を最適化する。
  7. Clarity:Solution Dを希釈したWorking solution D中で室温にてインキュベーションし、その後PBS-Tで洗浄(3~4回、計20~40分)する。洗浄した切片を、dH2Oで短時間(1~5秒)リンスし、風乾する(10~60分、またはそれ以上)。
    風乾後の切片は、乾燥した染色ジャー内(室温)にて最長1日保存できます。保存する場合は、フタを閉める前にジャーの開口部を吸水紙2~3枚で覆って下さい。長時間空気にさらすと、切片が断片化することがあります。
  8. Dehydration, Clearing, and Coverslipping:切片を100%エタノールで15~30分間脱水する(例:5~10分×3回)。
    キシレンまたは代替試薬に15~30分間(5~10分×3回)含浸し、透徹する。
    封入剤を用いて封入する。
    切片はすでに風乾されているため、70%から95%エタノールへの段階的脱水は省略できます。厚い切片(例:300~400 μm)では、脱水および透徹により長い時間が必要となる場合があります。
  9. Storage of slides:本製品で染色した切片は、乾燥・遮光条件下、4~25℃で保存できます。
    推奨保存温度は、20~22℃です。


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FAQ



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キット内容

  • Solution A (Impregnation solution)
  • Reagent B
  • Solution C (Staining solution)
  • Solution D (Clarity solution)
  • Shader paintbrush
  • Round paintbrush
  • Staining jar with lid

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価格

[在庫・価格 :2026年07月31日 00時00分現在]

※ 表示されている納期は弊社に在庫が無く、取り寄せた場合の納期目安となります。
詳細 商品名
  • 商品コード
  • メーカー
  • 包装
  • 価格
  • 在庫
  • 法規制等
納期 文献数
superGolgi Kit
2週間程度 ※ 表示されている納期は弊社に在庫がなく、取り寄せた場合の目安納期となります。 23
説明文
短時間(約7~14日)で染色できるゴルジコックス染色(Golgi-Cox Staining)用キット。1 x 1 x 2 cmの脳組織ブロック10~12個分の染色に十分な量の試薬を含む。
法規制等 医薬用外毒物,医薬用外劇物
保存条件 室温,暗所保存,乾燥状態(デシケータ内)で保存,凍結禁止 法規備考
掲載カタログ ニュース2023年8月合併号 p.24
免疫染色実験ガイド2019-2020 p.210
ニュース2024年7月15日号 p.27

製品記事 神経科学特集
superGolgi/eliteGolgi/sliceGolgiキットのFAQ
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[在庫・価格 :2026年07月31日 00時00分現在]

※ 表示されている納期は弊社に在庫が無く、取り寄せた場合の納期目安となります。

superGolgi Kit

文献数: 23

説明文 短時間(約7~14日)で染色できるゴルジコックス染色(Golgi-Cox Staining)用キット。1 x 1 x 2 cmの脳組織ブロック10~12個分の染色に十分な量の試薬を含む。
法規制等 医薬用外毒物,医薬用外劇物
保存条件 室温,暗所保存,乾燥状態(デシケータ内)で保存,凍結禁止 法規備考
掲載カタログ ニュース2023年8月合併号 p.24
免疫染色実験ガイド2019-2020 p.210
ニュース2024年7月15日号 p.27

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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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表示価格に、消費税等は含まれていません。一部価格が予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承下さい。