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創傷治癒アッセイキット CytoSelect 24-well Wound Healing Assay

掲載日情報:2020/06/12 現在Webページ番号:63715

in vitroの創傷治癒アッセイ(Wound healing assay)において、独自のインサートを用いることによりコンフルエントな培養細胞単層に一定の創傷(ギャップ)を作製し、ウェル間で一貫性のある測定結果が得られるキットです。

CytoSelect 24-well Wound Healing Assayキット内容

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特長

  • インサートは、隙間に0.9mmの創傷フィールドを作成します。
  • 従来のスクラッチアッセイに比べて、ウェル間で一貫性のある結果が得られます。
  • 細胞遊走、細胞増殖および創傷閉鎖などの測定に有用です。
  • インサートの残留物による細胞の増殖および遊走の妨害はありません。
  • 測定波長:励起 350 nm/蛍光 470nm(蛍光顕微鏡使用時)

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使用例

創傷治癒アッセイキットの使用例1

Would field insertで作成した創傷フィールド表面

創傷治癒アッセイキットの使用例2

MEF/ STO細胞の閉鎖率
STO細胞を24時間、単層の形成まで培養し、次いでインサートを除去し創傷治癒アッセイを開始した。DAPI標識および細胞染色を行った細胞を位相差顕微鏡によりモニターし、閉鎖率(0、50、75、100%)を決定した。

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キット内容

  • 24-well wound healing assay plate(Wound field insertを含む)
  • Cell stain solution
  • DAPI fluorescence stain
  • Fixation solution

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FAQ

Q-1.:このアッセイに用いることができる細胞株は?
A-1.:すべての接着細胞株でご利用いただけます。

Q-2.:インサートを他のプレートと使用できますか?
A-2.:インサートは、キット付属のプレートに0.9mmの創傷(ギャップ)を形成するために、プラスチック精密射出成形を用いてカスタムメイドで製造されており、他のプレートに使用することはお奨めしません。良好な創傷ギャップを得るためには、インサートが適切にフィットし、単層の形成を行う間ずっとプレートと接触していることが非常に重要です。

Q-3.:インサートは再使用可能ですか?
A-3.:インサートの再使用はできません。インサートのオートクレーブすることで寸法が変化し、創傷(ギャップ)の品質に悪影響を与える可能性があります。

Q-4.:きれいな創傷(ギャップ)を得るためにはどうしたら良いですか?
A-4.:きれいな創傷(ギャップ)を得るためには、インサートと24ウェルプレートが単層形成の間、接触していなければなりません。このアッセイを利用するに当たり、以下のステップにご注意下さい。

  1. 過剰に多くの細胞を播種しないことが重要です。創傷治癒アッセイの実施前に、通常の24ウェルプレートを用いて細胞の用量曲線を作成し、一定の時間内(例えばオーバーナイトのインキュベーションにおいて)で単層の形成に必要な細胞数を決定して下さい。
  2. 細胞添加後、プレートのフタを閉めて穏やかにそのフタを1度押さえて下さい。その後は、単層の形成が完了するまでは触れずに何もしないで下さい。もし可能であれば、インサートを取りはずす準備ができるまではプレートを移動しないで下さい。
  3. インサートを除去した後、すべての培地交換を行って下さい。

Q-5.:倒立顕微鏡は必要ですか?
A-5.:はい。光学またはDAPIフィルター付属の蛍光倒立顕微鏡が必要です。

Q-6.:結果を定量化できますか?
A-6.:光学または蛍光顕微鏡を用いて閉鎖率または遊走率を決定できます。プロダクトマニュアルの6~7ページに、閉鎖率の測定方法についての詳細な記載があります。簡単に言うと、光学顕微鏡またはイメージングソフトウェアのいずれかを用いて、一定の創傷エリアを測定するか創傷の閉鎖をモニターすることになります。また、位相差顕微鏡、DAPI蛍光標識または細胞染色により細胞を視認化することもできます。

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創傷治癒アッセイ(Wound healing assay)とは

傷ついた組織は、血管新生因子による血管新生の増加、細胞増殖および細胞外マトリックス沈着の増加、壊死組織破壊のための炎症免疫細胞による浸潤など、複雑かつ構造的なイベントを開始することで創傷領域を修復します。創傷治癒プロセスでは、まず傷に向かって細胞が分極を開始し、次いで突出、移動および創傷面積の修復が開始されます。これらのプロセスは、個々の細胞の挙動だけではなく全組織複合体を反映しています。

創傷治癒アッセイ(Wound healing assay)は、細胞極性、組織マトリックスの再構築、異なる細胞種や培養条件での細胞増殖や細胞移動速度の評価およびアクチン細胞骨格構造の調節などの研究のために長年用いられてきました。まず、コンフルエントな培養細胞単層に引っ掻き傷を作成して細胞群を移動または破壊することで模擬的な創傷となるオープンギャップを作成します。次いで、このオープンギャップを細胞が移動し損傷した領域を埋める様子を顕微鏡で時間をかけて検査します。しかし、この従来の方法では、その面積や細胞間のギャップのサイズが一定でないことから結果のばらつきが生じ、またその引っ掻き傷の縁部の細胞においてはしばしば損傷を伴うため、細胞の遊走を妨げる場合もあるなどの欠点がありました。

創傷治癒アッセイ概要

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価格

[在庫・価格 :2024年04月19日 16時55分現在]

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CytoSelect 24-Well Wound Healing Assay Kit, Trial Size (6assays)
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