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グルタチオンレダクターゼ活性測定キット DetectX Glutathione Reductase(GR)Fluorescent Detection Kit

掲載日情報:2020/10/28 現在Webページ番号:63427

各種試料中のグルタチオンレダクターゼ(GR, Glutathione Reductase)活性を蛍光法により簡便に測定するキットです。

グルタチオンレダクターゼ活性の検量線例

グルタチオンレダクターゼ活性の検量線例

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グルタチオンレダクターゼ(GR, Glutathione Reductase)とは

グルタチオン(GSH)について

グルタチオンレダクターゼ(GR, Glutathione Reductase)は、細胞内グルタチオン(GSH)の適切なレベルを維持するのを助けることにより、間接的に細胞内の酸化的損傷の防止において不可欠な役割を果たします。GSHは、酵素グルタチオンペルオキシダーゼ(GP)とともに、細胞の有害な過酸化水素レベルを最小限に抑える働きをする還元物質です1。GRは、GSHの再生を触媒します2

GRについて

GRは、水素供与体としてβ-ニコチンアミドジヌクレオチドリン酸(NADPH)を使用し、酸化型グルタチオン(GSSG)を還元型グルタチオンへ還元を触媒する、遍在的な100~120kDaの二量体フラボタンパク質です3。NADPHなどの分子は、様々な酵素プロセスで水素化物供与体として機能し、またGSSGのGSHへの再還元における役割から、間接的な抗酸化物質としてGRの抗酸化力の維持に関与することが示唆されています。

GRの触媒反応

GRの触媒反応

グルタチオンレダクターゼ活性の測定法における問題点

GRの測定で、最も広く用いられる方法は、NADPHの酸化を340 nmにおける吸光度の減少でモニターする方法です4。しかし、340 nmにおいては他の多くの生体成分の吸光度を有することが問題でした。

参考文献

  1. Meister, A., "The Glutathione-Ascorbic Acid Antioxidant Systems in Animal.", J. Biol. Chem., , 269, 9397~9400 (1994).
  2. Andersen, Helle, Raun, et al., "Antioxidative Enzyme Activities in Human Erythrocytes.", Clin. Chem., 43(4), 562~568 (1997).
  3. Massey, V., and Willams, C.H., "On the Reaction Mechanism of Yeast Glutathione Reductase.", J.Biol.Chem., 240(11), 4470~4480 (1965).
  4. Carlberg, I., and Mannervik, B., "Glutathione reductase", Methods Enzymol., 113, 484~490 (1985).

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測定原理

本製品では、酸化型グルタチオン(GSSG)の還元で生じたGSHの遊離チオール基に独自の非蛍光分子であるThioStarを共有結合することで高蛍光生成物を生成させることによりGSH量を直接測定し、GR活性を決定します。

試料または標準物質をThioStarと混合し、室温でインキュベート後に精製した蛍光産物(励起 370~410 nm/蛍光 510 nm)を蛍光プレートリーダーで測定します。最初の5分間のインキュベート後にバックグラウンドチオール含有量を測定し、次にGSSGとNADPHを追加すると、試料または標準物質のGRによりGSSGが遊離GSHに変換されます。産生した遊離GSHは、ThioStarと反応することで、高蛍光産物が生成します。

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特長

  • フォーマット:96 well plate*1
  • 測定方法:蛍光
  • 測定波長:励起 370~410 nm/蛍光 510 nm
  • 測定時間:約20分間(エンドポイント測定法またはカイネティック測定法)
  • 測定範囲:0.156~5 mU/ml
  • 感度:0.009 mU/ml
  • 検出限界:0.011 mU/ml
  • オンラインツール(MyAssays)のテンプレートへ測定結果を入力することで、濃度計算が簡単に行えます。*2
MSMS

*1 より高密度なプレートウェルフォーマットにも適応可能です。その場合、ご使用されるHTSブラックプレートが、本アッセイに適合することを事前に試験してご確認下さい。

*2 MyAssays

MyAssays

プレートリーダーで測定した生データをコピー&ペーストし、さらにプレートにおける試料のレイアウトや実験条件、標準試料濃度や希釈率などの数値を入力することで、未知試料の濃度を迅速に求められる便利なツールです。Arbor Assays社では、それぞれのアッセイキットに対応したMyAssayを提供しています。ご利用は無料ですが、最初にメンバー登録が必要です。該当WEBページは右図をクリックして下さい。

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キット内容

  • Black half area 96 well plate
  • Glutathione reductase standard
  • ThioStar detection reagent
  • Dry DMSO
  • Assay buffer concentrate
  • NADPH
  • NADPH diluent
  • Oxidized glutathione

測定には蛍光プレートリーダーが必要です。

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Arbor Assays社アッセイキットデモビデオ

右のバナーをクリックすると、Arbor Assays社アッセイキットを使用する上での様々なヒントを解説しているビデオをご覧いただけます。

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価格

[在庫・価格 :2024年04月20日 20時55分現在]

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詳細 商品名
  • 商品コード
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  • 法規制等
納期 文献数
Glutathione Reductase Fluorescent Kit
10日程度 ※ 表示されている納期は弊社に在庫がなく、取り寄せた場合の目安納期となります。 5
説明文
グルタチオン還元酵素活性測定キット。測定試料:Serum, Plasma, RBC, Cell lysates,感度:0.009 mU/ml,測定範囲:0.156 - 5 mU/ml,検出方法:蛍光,励起波長:390 nm,蛍光波長:510 nm,検出限界:0.011 mU/ml,総インキュベーション時間:5 min @ RT and 15 min @ RT,必要試料量:25 ul,測定波長:510 nm,アッセイ数:1x96 well plate,アッセイ法:Activity,測定因子:Glutathione Reductase
法規制等
保存条件 4℃ 法規備考
掲載カタログ ニュース2018年9月15日号 p.13

製品記事 DetectX アッセイキットシリーズ(Arbor Assays社)
DetectX Catalase Activity Kits (Colorimetric / Fluorescent)
DetectX Glutathione Detection Kits
DetectX Stress Assay Kitシリーズ
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[在庫・価格 :2024年04月20日 20時55分現在]

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Glutathione Reductase Fluorescent Kit

文献数: 5

説明文 グルタチオン還元酵素活性測定キット。測定試料:Serum, Plasma, RBC, Cell lysates,感度:0.009 mU/ml,測定範囲:0.156 - 5 mU/ml,検出方法:蛍光,励起波長:390 nm,蛍光波長:510 nm,検出限界:0.011 mU/ml,総インキュベーション時間:5 min @ RT and 15 min @ RT,必要試料量:25 ul,測定波長:510 nm,アッセイ数:1x96 well plate,アッセイ法:Activity,測定因子:Glutathione Reductase
法規制等
保存条件 4℃ 法規備考
掲載カタログ ニュース2018年9月15日号 p.13

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DetectX Catalase Activity Kits (Colorimetric / Fluorescent)
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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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