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化学組成が明らか(chemically-defined)な、無血清(serum-free)の神経細胞用の培地サプリメント N-2 Media Supplementシリーズ

掲載日情報:2022/08/10 現在Webページ番号:5663

神経系細胞の培養に定評のあるBottensteinの培地組成を改良し、神経幹細胞の培養用に最適化した培地サプリメントです。オリジナルのN-2培地サプリメントの代替品として使用できます。

ヒトトランスフェリンを含む製品があります。抗HIV-1/2抗体、Hepatitis B表面抗原が陰性であることを確認していますが、取り扱いには十分ご注意下さい。


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N-2 Media Supplementシリーズの特長

  • 神経細胞の培養と増殖に有用なBottensteinのN-2培地サプリメント1の組成を改良2し、開発には神経前駆細胞を用いて最適化が行われています。
  • 組成が明示された化学成分で構成された無血清製剤で、生物由来成分による予期せぬ実験のばらつきを抑えることができます。
  • 神経細胞、神経幹細胞、および神経前駆細胞の誘導、維持、分化実験に最適です。
  • ヒト組換え体インスリンを用いたN-2 MAX Media Supplement(#AR009)とウシインスリンを用いたN-2 Plus Media Supplement(#AR003)、およびGMPグレードの製品(#AR016)の3種類の製品があります。

参考文献:

  1. Bottenstein, J.E., (1985), "Growth and Differentiation of Neural Cells in Defined Media". In: Bottenstein, J.E., Sato, G., (eds) Cell Culture in the Neurosciences. Current Topics in Neurobiology. Springer, Boston, MA. DOI:10.1007/978-1-4613-2473-7_1
  2. Johe, K.K., et al. Genes Dev., 10(24), 3129~3140 (1996). [PMID: 8985182]


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N-2 Media Supplementシリーズ中のインスリンの種差による特長、およびGMP製品について

                                                                                                                                 
商品名各製品の特長商品コード
N-2 MAX Media Supplement ・ヒト組換え体インスリンを含む組成です。
・不均一性が否定しきれない天然インスリンに比べて、実験のばらつきを最小限に抑えることができます。
AR009
N-2 Plus Media Supplement ・ウシインスリンを含む組成です。
・ウシインスリンは、バッチ間のパフォーマンスの一貫性を保つためスクリーニングが行われています。
AR003
GMP N-2 MAX Media Supplement
・ヒト組換え体インスリン、およびヒト組換え体トランスフェリンを含む組成です。
・厳密なGMP環境で製造されています。
・アニマルフリーのN-2サプリメントとしても使用できます。
AR016


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N-2 MAX Mediaシリーズ各製品の組成

組成 濃度(μg/ml) N-2 MAX Media Supplement
(#AR009)
N-2 Plus Media Supplement
(#AR003)
GMP N-2 Plus Media Supplement
(#AR016)
ヒト組換え体インスリン
(Recombinant Human Insulin)
2,500
ウシインスリン
(Bovine Insulin)
2,500
ヒトトランスフェリン
(Human Transferrin)
10,000
ヒト組換え体トランスフェリン
(Recombinant Human Transferrin)
10,000
プトレシン
(Putrescine)
1,611
亜セレン酸塩
(Selenite)
0.52
プロゲステロン
(Progesteron)
0.63

100×濃縮水溶液として提供されます。


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N-2 MAX Media Supplementを用いた培地の調製例

ダルベッコ改変イーグル培地/ハムF-12混合培地を使用する例:
以下の成分を脱イオン水または蒸留水で溶解し、500 mlの培地とします(pHは7.2に調整)。 培地を2 μmのフィルターユニットでろ過し、100×のペニシリン-ストレプトマイシン溶液(滅菌済み)を5 ml添加します。培地は2~8℃の暗所で2週間まで保存できます。

  • DMEM/F-12:6 g
  • Glucose:0.775 g
  • Glutamine:0.0365 g
  • NaHCO3:0.845 g
  • N-2 MAX Media Supplement(100×):5 ml

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実験例

Maxのフローサイトメトリー
N-2 MAX Media Supplementで培養した神経前駆細胞のフローサイトメトリーによる解析
ラット皮質幹細胞(#NSC001)を、1×N-2 MAX Media Supplement(#AR009)および20 ng/mlのFGF basic 組換え体タンパク質(#233-FB)を添加した培地で7日間培養した。細胞をPE標識抗Nestin抗体(#IC1259P、赤色のヒストグラム)、PE標識抗ヒト/マウスSOX2抗体(#IC2018P、緑色のヒストグラム)、およびPE標識マウスIgG2Aアイソタイプコントロール(#IC003P、左側の黒い枠線で示されたヒストグラム)で染色した。これらの条件下で、細胞は神経多能性の2つの確立されたマーカーであるNestinとSOX2を高レベルで発現していることが示された。


分化
N-2 MAX Media Supplementで培養した神経前駆細胞の免疫細胞染色像
ラット皮質幹細胞(#NSC001)を、N-2 MAX Media Supplement(#AR009)を添加した培地で7日間培養し分化させた。系統分化のマーカーは、左図:抗チューブリン抗体(Neuronal ClassⅢspecific、#MAB1195)、中図:抗GFAP抗体(#AF2594)、および右図:オリゴデンドロサイトマーカーO4抗体(#MAB1326)で染色した。核はDAPI(#5748、青)で対比染色を行った。


Plusのフローサイトメトリー
N-2 Plus Media Supplementで培養したヒト由来神経前駆細胞のフローサイトメトリーによる解析
ヒト神経前駆細胞を、1×のN-2 Plus Media Supplement(#AR003)と20 ng/mlのFGF basic組換え体タンパク質(#233-FB)を添加した培地で7日間培養した。細胞をPE標識抗Nestin抗体(#IC1259P、赤色のヒストグラム)、PE標識抗ヒト/マウスSOX2抗体(#IC2018P、緑色のヒストグラム)、またはPE標識マウスIgG2Aアイソタイプコントロール(#IC003P、左側の黒い枠線で示されたヒストグラム)で染色した。これらの条件下で、細胞は神経多能性の2つの確立されたマーカーであるNestinとSOX2を高レベルで発現することが示された。


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価格

[在庫・価格 :2024年05月25日 08時35分現在]

※ 表示されている納期は弊社に在庫が無く、取り寄せた場合の納期目安となります。
詳細 商品名
  • 商品コード
  • メーカー
  • 包装
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  • 在庫
  • 法規制等
納期 文献数
N-2 MAX Media Supplement, 100×
10日程度 ※ 表示されている納期は弊社に在庫がなく、取り寄せた場合の目安納期となります。 15
説明文
Bottensteinらの方法を改良し,神経幹細胞の培養用に最適化した培地添加物。神経幹細胞の培養で一般的に用いられるN-2培地添加物の代替品として使用できる。
法規制等
保存条件 -20℃,暗所保存 法規備考
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N-2 MAX Media Supplement, 100×

文献数: 15

説明文 Bottensteinらの方法を改良し,神経幹細胞の培養用に最適化した培地添加物。神経幹細胞の培養で一般的に用いられるN-2培地添加物の代替品として使用できる。
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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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