HOME
>
特集
>
PromoCell社 各種組織由来の正常細胞特集
HOME
>
試薬
>
細胞培養
>
前駆細胞/正常細胞/その他細胞
>
正常細胞
>
PromoCell社 各種組織由来の正常細胞特集
PromoCell社 各種組織由来の正常細胞特集
掲載日情報:2023/07/13 現在Webページ番号:8828
ドイツのハイデルベルクに本拠を置くPromoCell社は、一般正常細胞、幹細胞、血球系細胞、細胞ペレットや各種関連培地を販売するメーカーです。世界各地で使用されており、同社細胞を利用した使用文献も数多く報告されています。各種組織由来の正常細胞をご紹介します。
追加しました。
特長
- すべての細胞は病院や開業医から、ドナーのインフォームドコンセントを入手しています。
- 厳しい品質基準を設けています。
- 各ロット毎の試験成績書はPromoCell社ウェブサイトより入手できます。
- 各細胞数は全細胞数ではなく「生細胞数」で表示されています。
追加しました。
ラインナップ
内皮細胞(動脈・静脈) | 内皮細胞(微小血管) | 上皮細胞 | 線維芽細胞 |
---|---|---|---|
平滑筋細胞 | 心筋細胞 | 軟骨細胞 | 頭髪毛乳頭細胞 |
ケラチノサイト | メラノサイト | 骨芽細胞 | |
前駆脂肪細胞 | 骨格筋細胞 | ||
追加しました。
染色例
追加しました。
アプリケーションノート
※ タイトルをクリックするとPDFが開きます。
- Vascular cell culture under physiological oxygen tensions implications for cellular redox homeostasis
- Selective in vitro a culture of primary human cancer cells from human tumor samples
- Standardized culture of cancer cell lines under serum-free and xeno-free conditions
- Unselective cell isolation from solid human tumor and xenograft biopsies
- Cancer stem cell selection from cancer cultures
- Epi-fluorescence mitochondrial imaging in live single cells and tumorspheres
- Neurosphere culture of brain tumor stem cells
- Mammosphere culture of human breast cancer cells
- Tumorsphere culture of cancer stem cells
- Determination of the tumorsphere formation efficiency (TFE)
- Isolation of tumor associated macrophages (TAM) from fresh tumor tissue
- Cancer organoid model
※ タイトルをクリックするとPDFが開きます。
※ タイトルをクリックするとPDFが開きます。
- Holotomography-monitored phagocytosis assay of M1 macrophages
- Monocyte-derived macrophages: Customized in vitro large-scale differentiation from human PBMC
- Standardized culture of assay-ready and fully functional human primary macrophages
- Generation of monocyte-derived dendritic cells(moDCs)
- Differentiation of M1- or M2-macrophages from PBMC/monocytes
- Isolation of tumor associated macrophages (TAM) from fresh tumor tissue
- Expansion of hematopoietic progenitor cells
※ タイトルをクリックするとPDFが開きます。
- Xeno-free MSC culture: High yield, better viability and morphology
- Osteoblast differentiation and mineralization
- Adipogenic differentiation and analysis of mesenchymal stem cells(MSC)
- Chondrogenic differentiation and analysis of mesenchymal stem cells(MSC)
- Neurogenic differentiation and analysis of mesenchymal stem cells(MSC)
- Osteogenic differentiation and analysis of mesenchymal stem cells(MSC)
- Automated monitoring of metabolic activity and differentiation of human mesenchymal stem cells
- Real-time analysis of stem cell proliferation during differentiation
- Expansion of hematopoietic progenitor cells
追加しました。
参考文献
追加しました。
FAQ
Q-1. ヒト正常細胞の定義とは何ですか?
A-1. 正常細胞とは、新鮮な非腫瘍組織から分離された細胞のことを言います。また正常細胞は試験管内で有限の寿命を持ち、遺伝子組換えや継続的な細胞株を生産するための処理・選別はされず、少なくとも一度は培養された初代細胞です。
Q-2. population doubling(PD)とpassageの違いは何ですか?
A-2. population doubling(PD)とは、細胞集団の累積分裂回数のことを言います。PDの回数を計算することで、細胞の分裂回数を正確に測定することができ、細胞の寿命がわかります。passage(継代)とは、トリプシン/EDTAやaccutaseなどを用いて細胞培養容器から細胞を剥離し、細胞を低密度で再播種することを言います。継代数は分裂回数を考慮していないので、継代数からは細胞の寿命がわかりません。従って、継代数は単に培養の世代の概算にすぎません。
Q-3. 細胞は単一ドナーから得られたものですか、それとも複数ドナーからプールされたものですか?
A-3. 特に記載がない限り、ヒト細胞は単一ドナーに由来します。ドナーの年齢、性別、民族性はホームページからダウンロードできるロット別の試験成績書(CoA)に記載されています。
また一部の細胞種においては、プールされたドナーからの細胞も供給しています。一例としてHUVECプール(#C-12203)、HUVEC 2プール(#C-12208C-12005、#C-12006)およびNHEK GM3プール(#C-12015、#C-12016)などがあります。
Q-4. Supplement MixとSupplement Packの違いは何ですか?
A-4. Supplement Mixは、すべての成長サプリメントが1つのチューブに混合されています。Supplement Packは、すべての成長サプリメントが別々のバイアルにつめられています。詳しい情報は、PromoCell Growth Media Componentsをご確認下さい。
Q-5. 培地に記載されている「ready-to-use」と「Medium Kit」の違いは何ですか?
A-5. 「ready-to-use」は、基礎培地とSupplement Mixで構成されています。「Medium Kit」は、基礎培地とSupplement Packで構成されています。適切な基礎培地にサプリメント(Supplement MixまたはSupplement Pack)を加えることで、同一の増殖培地となります。追加情報については、PromoCell Growth Media Componentsをご確認下さい。
Q-6. 増殖培地は他の生物種の初代細胞に使用することはできますか?
A-6. 増殖培地は、ヒト細胞の細胞培養に最適化されていますが、他の種(例:マウス、ラット、ウシ、ブタの細胞)の細胞培養にも使用することができます。他の種/細胞タイプにPromoCell社の培地を使用した文献リストOther Species and Cell Types Compatible with PromoCell Mediaをご参考にして下さい。
Q-7. サプリメントを混合した培地の保存期間はどのくらいですか?
A-7. サプリメントを混合した培地の保存期間は、4℃保存で6週間です(一部例外あり)。培地の安定性については、マニュアル(Storage and Stability)をご確認下さい。また、培地を繰り返し37℃で温めると、成長因子の活性やL-グルタミン濃度が低下するので注意して下さい。
Q-8. 培地やサプリメントの使用期限はどのくらいですか?
A-8. 培地の使用期限は、製造日から9ヶ月です(4~8℃で保存した場合)。サプリメントの使用期限は-20℃で保存した場合、製造日から12ヶ月です。正確な使用期限は、製品ラベルに記載されています。
Q-9. ヒト細胞の特徴はどのようなマーカーで確認していますか?
A-9. マーカーの詳細は各細胞のマニュアル、または試験成績書(CoA)でご確認下さい。各ロットのCoAはPromoCell社ウェブページよりダウンロードが可能です。
Q-10. ヒト正常細胞の継代は、推奨している希釈倍率はありますか?
A-10. 継代時に回収を行う細胞数がラボによって異なるため、希釈倍率での推奨はしていません。トリプシン処理後細胞を数え、5,000~10,000 cells/cm2で継代することをお勧めします。詳しくは各細胞のマニュアルに記載されていますのでご確認下さい。
Q-11. 凍結細胞はどのように供給されますか?
A-11. 凍結細胞は、Cryo-SFM(#C-29910)で凍結され、ドライアイスで出荷されます。配送後は液体窒素に移すか、解凍して推奨される増殖培地を使用して、適切な細胞培養容器に播種する必要があります
Q-12. ヒト正常細胞を実験で使用する場合、どの位の継代数の細胞を使用すれば良いですか?
A-12. 細胞の種類や実験方法によって異なりますので、実験で使用する継代数の推奨はありません。一般的に、ヒト正常細胞は継代数が増えるほど表現型が変化するため、継代数が4~6を超えないようにして使用している研究者が多いです。特定の表現型が実験で必要な場合は、一定期間ごとに細胞の発現マーカーを確認する必要があります。
Q-13. ヒト正常細胞を抗生物質入り培地で培養することは可能ですか?
A-13. 最適な細胞増殖のために、抗生物質の使用を控えることをお勧めします。ほとんどの初代細胞やヒト正常細胞では、抗生物質入り培地では増殖速度の低下を示します。なお、100%無菌的に培養できない場合や培養細胞を微生物汚染から守れない場合は、抗生物質入り培地で培養することが望ましいです。
Q-14.細胞分離に使用する組織は、インフォームド・コンセントを取得していますか?
A-14. インフォームド・コンセントを取得したドナー(ドナー本人、委任代理人、法定代理人のいずれか)の組織を使用しています。PromoCell社ではヒト組織の入手および使用に際し、「人権と尊厳の保護に関する条約」、「ヘルシンキ宣言」、「人体組織法」、「ドイツ連邦データ保護法」を厳格に遵守しています。
Q-15. 配送された凍結細胞を-80℃で保存することは可能ですか?
A-15. -80℃での保存は初代細胞には不十分で、不可逆的な細胞損傷を引き起こします。液体窒素(<-150℃)で保存して下さい。
Q-16. ヒト正常細胞の培養に必要な培養条件はありますか?
A-16. ヒト正常細胞は37℃、5% CO2、加湿された環境で培養する必要があります。
注意:フィルターキャップが付いていない細胞培養フラスコを使用する場合は、ガス交換ができるようにキャップを半回転ほど緩めて培養して下さい。
Q-17. 購入した細胞の試験成績書(CoA)はどこでダウンロードできますか?
A-17. 試験成績書(CoA)はPromoCell社ウェブページよりダウンロードすることができます。ロット番号を入力し、「検索」をクリックすれば簡単にダウンロードできます。
Q-18. 初代細胞を解凍・培養する際に注意すべきことはありますか?
A-18. 各細胞のマニュアルに記載しているプロトコルに従って下さい。初代細胞培養の注意点については、Best Practices for Primary Cell Cultureをご確認下さい。