複数の脱ユビキチン化酵素（DUB）が入ったプレート DUB^scan Kit

※ 本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。

複数の脱ユビキチン化酵素（DUB）が入ったプレートです。ユビキチン化タンパク質や脱ユビキチン化酵素阻害物質などを混合して、脱ユビキチン化アッセイを行うことができます。
基質特異性の解析や酵素活性の測定に最適です。

※E2酵素のScan Kitもあります。詳細はこちらをご覧下さい。

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※各ウェル中の脱ユビキチン化酵素は、個別購入することも可能です。フナコシホームページの製品検索で「メーカー略称：UBI」「キーワード：お探しの因子名（英語）」から検索下さい。

プレート上に分注された酵素アレイ
DUB^scan buffer control：DUB^scan enzyme storage buffer (40mM Tris/HCl pH7.4, 5% glycerol, 0.005% Tween-20, 1mM DTT, 0.05mg/ml ovalbumin)
User’s buffer control：DUB^scan enzyme storage buffer (40mM Tris/HCl pH7.4, 5% glycerol, 0.005% Tween-20, 1mM DTT, 0.05mg/ml ovalbumin)

E1酵素（Ube1）、E2酵素（Ube2N、Ube2V1、Ube2W）、E3酵素（CHIP）、ATP、ユビキチンを混合し、CHIPのK63連結型ポリユビキチン修飾とフリーのポリユビキチン鎖の生成を行った。
次に、ポリユビキチン化反応を停止させた反応液を、本製品に添加し、脱ユビキチン化アッセイを行った。
USP1～USP9Xのデータを示す1枚目のフィルムでは、USP9X以外のレーンではCHIP（約34 kDa）上のユビキチン鎖が検出されなかったが、USP9XのレーンではCHIP上のユビキチン鎖が検出された。このことから、オートユビキチン化CHIPを脱ユビキチン化できるのはUSP1～USP7であることが分かる。
このように、脱ユビキチン化酵素の種類によって、基質特異性があることが各フィルムで示されている。

IL-1で刺激したHEK2932細胞の細胞ライセートに抗IRAK1抗体を混合し、4℃で45分インキュベートした。
次に、Protein G-Dynabeadsを加え、4℃で2時間振盪しながらインキュベートした。Dynabeads複合体を洗浄の後、DUB^scan plateに加え、37℃で1時間プレートシェーカー上でインキュベートした。試料を還元条件下で変性4-20%SDS-PAGEで電気泳動した後、ウェスタンブロッティングで解析した。
ユビキチン化IRAK1を脱ユビキチン化できるDUB（ラダーが消えているレーン）と、脱ユビキチン化できないDUB（user's bufferと同じくらいラダーがあるレーン）があることが分かる。