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オートファジー(Autophagy)関連化合物(R&D Systems社)
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オートファジー(Autophagy)関連化合物(R&D Systems社)
オートファジーのメカニズムと機能の研究に有用な化合物 オートファジー(Autophagy)関連化合物(R&D Systems社)
掲載日情報:2023/02/21 現在Webページ番号:8143
R&D Systems社(旧Tocris Bioscience社)の各種オートファジー関連化合物(Autophagy ActivatorsおよびAutophagy Inhibitors)をご紹介します。
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オートファジー(Autophagy)とは
オートファジー(Autophagy)は、細胞が分解とリサイクルのために用いる細胞プロセスです。オートファジーという言葉は「自食」を意味し、リソソーム内で起こる消化を指します。消化が起こると、分解生成物は細胞質に移動し、細胞の恒常性を維持するために使用されます。オートファジーは、酵母からヒトまで保存されており、Atgタンパク質によって制御されています。飢餓とストレスに対する細胞の反応であり、その調節不全は、感染症からがん、神経変性に至るまでの多くの病理学的状況に関与しています。
オートファジーの種類
哺乳動物細胞では、マクロオートファジー(Macroautophagy)、マイクロオートファジー(Microautophagy)、シャペロン介在性オートファジー(CMA、Chaperone-mediated autophagy)の主に以下の3種類のオートファジーが報告されています。これらの経路は、すべてリソソームに集まり、確実に細胞内分解が行われます。
- マクロオートファジー:オートファゴソームの形成を通じて、オルガネラを含む細胞成分のリサイクルを促進します。
- マイクロオートファジー:タンパク質はリソソームに直接移動します。
- シャペロン介在性オートファジー:Hsc7などのシャペロンによって認識されるタンパク質配列を有するタンパク質の分解を可能にします。
オートファジーの生理学および病理学
細胞や組織において、オートファジーは多くの重要な機能を有しています。定常的に低いレベルで起こっている基底レベルのオートファジー(basal autophagy)は、損傷したタンパク質やオルガネラの蓄積を防ぐために不可欠で、小胞体ストレスを軽減し、活性酸素種(ROS、Reactive oxygen species)の生成を制限します。一方で、種々のストレスに呼応して誘導される誘導性オートファジー(induced autophagy)では、飢餓状態において栄養素と構成要素を供給するために重要です。オートファジーは、多くの細胞型の発生と分化、および組織の恒常性の維持において不可欠です。さらに、オートファジーは免疫系で重要な役割を果たし、胸腺選択と抗原提示に関与します。オートファジーは、加齢において細胞の恒常性を維持する上でも重要です。
これらの本質的な生理学的役割を考えると、オートファジーの制御異常が深い意味を持ち、多くの疾患の病理に関与しているのも驚くべきことではありません。オートファジーの異常は、タンパク質症やライソゾーム病(リソソーム蓄積症)を含む多くの神経変性疾患に関連しており、肝臓や筋肉疾患でも報告されています。糖尿病や肥満などの他の病理学的状況、およびクローン病などの炎症性疾患も、オートファジーの異常と相関しています。
マクロオートファジーに関与する分子機構
哺乳動物におけるオートファジーの最初の段階では、クラスⅢPI3-K複合体とAtg1/ULK1複合体の2種類の高分子複合体が形成されます。オートファゴソームの形成過程では、Atg2A/B、WIPI 1/2、DFCP1、VMP1などの他の制御因子は、Atg7によって触媒される2種類の結合反応と協調して行われます。
最初に、Atg5とAtg12とが結合し、Atg16に結合します。2番目に、LC3はプロテアーゼAtg4によって切断され、脂質ホスファチジルエタノールアミン(PE)に結合します。これにより、オートファゴソーム膜への固定が促進されます。オートファゴソームが形成されると、リソソームまたはエンドソームと融合します。このプロセスには、Lamp1やRab7などのいくつかのリソソームタンパク質が関与します。リソソーム加水分解酵素の作用により分解された後は、アミノ酸、脂質、ヌクレオチドを含む最終生成物は、リソソーム膜に存在するAtg22(酵母)などの透過酵素(permease)を介して細胞質に移動します。その後に、新しい同化反応のためにリサイクルされ、細胞の恒常性の維持に関わります。
選択的オートファジー
細胞内構造は、特にオートファジーによるリソソームの分解の標的対象となり、運搬物によって以下のように名称は異なります。また、これらのほか、小胞体(ER)、小核、グリコーゲン、トランスポゾンなどの他の細胞成分も分解のためにオートファゴソームによって特異的に標的にされる可能性があります。
- マイトファジー:ミトコンドリア選択的な除去。
- リボファジー:リボソームの除去。
- リポファジー:脂肪滴の分解。
- ペキソファジー:ペルオキシソームの分解。
- アグリファジー:細胞内タンパク質凝集体および多くの神経変性状態で観察されるようなミスフォールドタンパク質の分解。
- ゼノファジー:ウイルスや細胞内細菌などの細胞内病原体の分解
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オートファジー誘導物質&阻害物質製品ラインナップ
化合物名をクリックすると、製品の概要をご覧いただけます。
Autophagy Activators | Autophagy Inhibitors | |
---|---|---|
A | ·A23187 ·Amiodarone Hydrochloride | ·AS 1842856 ·Autophinib |
B | ·Brefeldin A | ·Bafilomycin A1 ·(±)-Bay K 8644 |
C | ·Carbamazepine | ·Chloroquine Diphosphate ·Concanamycin A |
D | ·Dorsomorphin Dihydrochloride | ·DBeQ ·Dexamethasone |
E | ·EN6 | ·E 64d |
F | ·FK 866 hydrochloride | |
G | ·Galangin ·GF 109203X | |
H | ·Hydroxychloroquine sulfate | |
L | ·L-690, 330 | ·LY 294002 Hydrochloride |
M | ·ML 240 ·3-Methyladenine | |
N | ·NF 449 ·Niclosamide ·Nimodipine ·Nitrendipine | ·NMS 873 ·Nocodazole |
P | ·Pifithrin-α Hydrobromide | ·Paclitaxel(Taxol) ·Pepstatin A ·PI 103 Hydrochloride |
R | ·Rapamycin ·Rottlerin | |
S | ·SMER 28 ·SRT 1720 | |
T | ·Temozolomide ·Thapsigargin ·Torin 1 ·Tunicamycin | |
V | ·Valproic Acid, Sodium Salt ·Verapamil Hydrochloride | ·Vinblastine Sulfate |
W | ·Wortmannin | |
X | ·Xanthohumol |
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製品概要
メーカーロゴをクリックすると使用文献、商品コードをクリックすると各製品の価格表をご覧いただけます。
品名 (使用文献:メーカーサイト) |
化学式 | M.W. | CAS No. | 純度 | 活性 | 包装 | 商品コード (価格表) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
A23187, free acid |
C29H37N3O6 | 523.63 | 52665-69-7 | ≧98% (HPLC) | 哺乳類細胞でオートファジーを誘導する。 | 10 mg | 1234/10 |
Amiodarone Hydrochloride |
C25H29I2NO3.HCl | 681.77 | 19774-82-4 | ≧99% (HPLC) | ミトコンドリアの断片化と細胞死を引き起こす。オートファジーを誘導する。 | 50 mg | 4095/50 |
AS 1842856 | C18H22FN3O3 | 347.39 | 836620-48-5 | ≧98% (HPLC) | 強力かつ選択的な Foxo1阻害物質(IC50値はFoxo1で33 nM、Foxo3a およびFoxo4で>1 μM)。オートファジー、脂肪細胞の分化、および可溶性グアニル酸シクラーゼの発現も抑制する。 | 50 mg | 4265/50 |
Autophinib | C14H11ClN6O3 | 346.73 | 1644443-47-9 | ≧98% (HPLC) | 強力な VPS34阻害物質(IC50 = 19 nM)。 飢餓およびラパマイシン誘発オートファジーを阻害する(それぞれIC50値 = 40 および 90 nM)。 | 10 mg | 6324/10 |
50 mg | 6324/50 | ||||||
Bafilomycin A1 |
C35H58O9 | 622.84 | 88899-55-2 | ≧95% (HPLC) | 強力かつ選択的な液胞型 H+-ATPase 阻害物質。オートファジーを阻害する。 | 100μg | 1334/100U |
(±)-Bay K 8644 |
C16H15F3N2O4 | 356.3 | 71145-03-4 | ≧99% (HPLC) | L型Ca2+チャネルアゴニストアクチベーター。オートファージを阻害する。 | 10 mg | 1544/10 |
50 mg | 1544/50 | ||||||
Brefeldin A |
C16H24O4 | 280.36 | 20350-15-6 | ≧98% (HPLC) | 哺乳類細胞でオートファジーを誘導する。 | 5 mg | 1231/5 |
Carbamazepine | C15H12N2O | 236.27 | 298-46-4 | ≧99% (HPLC) | イノシトールの合成を阻害し、オートファジーを誘導する。 | 50 mg | 4098/50 |
Chloroquine Diphosphate |
C18H26ClN3 ・2H3PO4 |
515.86 | 50-63-5 | ≧99% (HPLC) | アポトーシスを誘導し、オートファジーを阻害する。 | 50 mg | 4109/50 |
Concanamycin A |
C46H75NO14 | 866.09 | 80890-47-7 | ≧90% (HPLC) | 液胞型 H+-ATPase 阻害物質。 | 10 μg | 2656/10U |
DBeQ |
C22H20N4 | 340.42 | 177355-84-9 | ≧99% (HPLC) | 選択的かつ可逆的なp97 ATPase。オートファゴソームの成熟を阻害する。 | 10 mg | 4417/10 |
50 mg | 4417/50 | ||||||
Dexamethasone |
C22H29FO5 | 392.47 | 50-02-2 | ≧98% (HPLC) | 抗炎症グルココルチコイド。急性リンパ芽球性白血病 (ALL) 細胞株でオートファジーを誘導する。 | 100 mg | 1126/100 |
Dorsomorphin Dihydrochloride |
C24H25N5O.2HCl | 472.41 | 1219168-18-9 | ≧98% (HPLC) | がん細胞株においてAMPK阻害に非依存的なメカニズムでオートファジーを誘導する。 | 10 mg | 3093/10 |
50 mg | 3093/50 | ||||||
E 64d |
C17H30N2O5 | 342.43 | 88321-09-9 | ≧98% (HPLC) | カテプシン阻害物質。ペプスタチンAと組み合わせて使用すると、リソソームプロテアーゼを阻害し、オートリソソームの消化を抑制する。 | 1 mg | 4545/1 |
EN6 | C19H14F2N4O2 | 368.34 | 1808714-73-9 | ≧98% (HPLC) | 液胞型 H+-ATPaseアクティベーター。in vivoにおいてオートファジーを活性化する。mTORC1シグナル伝達を不活性化する。 | 10 mg | 7474/10 |
FK 866 hydrochloride |
C24H29N3O2.HCl | 427.97 | 2727965-45-7 | ≧98% (HPLC) | 強力で非競合的なNAMPT阻害物質。4 つの異なる神経芽腫細胞株でアポトーシスを誘導する。また、SH-SY5Y 細胞でオートファジーを誘導する。 | 10 mg | 4808/10 |
Galangin | C15H10O5 | 270.24 | 548-83-4 | ≧98% (HPLC) | TRPC5阻害物質。オートファジーを誘導する。 | 25 mg | 6494/25 |
GF 109203X |
C25H24N4O2 | 412.49 | 133052-90-1 | ≧98% (HPLC) | プロテインキナーゼC阻害物質。 | 1 mg | 0741/1 |
10 mg | 0741/10 | ||||||
Hydroxychloroquine sulfate | C18H28ClN3O5S | 433.95 | 747-36-4 | ≧99% (HPLC) | TLR9阻害物質。オートファジーを阻害する。 | 10 mg | 5648/10 |
50 mg | 5648/50 | ||||||
L-690, 330 |
C8H12O8P2 | 298.13 | 142523-38-4 | イノシトールモノホスファターゼ阻害物質。COS-7細胞において、mTOR阻害とは無関係にオートファジーを誘導する。 | 10 mg | 0681/10 | |
50 mg | 0681/50 | ||||||
LY 294002 Hydrochloride |
C19H17NO3.HCl | 343.81 | 934389-88-5 | ≧99% (HPLC) | 典型的なPI3-キナーゼ阻害物質。autophagic sequestrationを阻害する。 | 5 mg | 1130/5 |
25 mg | 1130/25 | ||||||
3-Methyladenine |
C6H7N5 | 149.15 | 5142-23-4 | ≧99% (HPLC) | クラス Ⅲ PI3-キナーゼ阻害物質。ラット肝細胞において、autophagic sequestrationを阻害する。 | 50 mg | 3977/50 |
ML 240 | C23H20N6O | 396.44 | 1346527-98-7 | ≧99% (HPLC) | p97 ATPaseのATP競合阻害物質。LC3-Ⅱの蓄積を促進し、オートファゴソームの成熟を阻害する。 | 10 mg | 5153/10 |
50 mg | 5153/50 | ||||||
NF 449 |
C41H24N6Na8O29S8 | 1505.06 | 627034-85-9 | ≧90% (HPLC) | 選択性の高いP2X1アンタゴニスト。 | 10 mg | 1391/10 |
50 mg | 1391/50 | ||||||
Niclosamide |
C13H8Cl2N2O4 | 325.99 | 50-65-7 | ≧99%(HPLC) | STAT3シグナル伝達経路の阻害物質。in vitroではmTORC1シグナル伝達を阻害し、オートファジーを活性化する。 | 50 mg | 4079/50 |
Nimodipine |
C21H26N2O7 | 418.45 | 66085-59-4 | ≧99%(HPLC) | L型Ca2+チャネルブロッカー。オートファジーを誘導する。 | 100 mg | 0600/100 |
Nitrendipine |
C18H20N2O6 | 360.37 | 39562-70-4 | ≧99%(HPLC) | L型Ca2+チャネルブロッカー。オートファジーを誘導する。 | 50 mg | 0601/50 |
NMS 873 | C27H28N4O3S2 | 520.67 | 1418013-75-8 | ≧98% (HPLC) | 強力なp97 ATPase(VCP)アロステリック阻害物質。小胞体ストレス応答(UPR)を活性化し、オートファゴソームの成熟を調節する。 | 5 mg | 6180/5 |
25 mg | 6180/25 | ||||||
Nocodazole |
C14H11N3O3S | 301.32 | 31430-18-9 | ≧95% (HPLC) | 微小管阻害物質。オートファゴソームとリソソームの融合を阻害する。 | 10 mg | 1228/10 |
Paclitaxel(Taxol) |
C47H51NO14 | 853.92 | 33069-62-4 | ≧98% (HPLC) | 微小管の重合を促進・安定化させ、細胞周期を停止させる。 | 10 mg | 1097/10 |
50 mg | 1097/50 | ||||||
Pepstatin A |
C34H63N5O9 | 685.91 | 26305-03-3 | ≧95% (HPLC) | アスパラギン酸プロテアーゼの非可逆的阻害物質。オートリソソーム消化を阻害する。 | 10 mg | 1190/10 |
PI 103 Hydrochloride |
C19H16N4O3.HCl | 384.82 | 371935-79-4 | ≧98% (HPLC) | PI 3-キナーゼ、mTOR、およびDNA-PKの阻害物質。神経膠腫細胞において、オートファゴソーム形成を誘導する。 | 1 mg | 2930/1 |
10 mg | 2930/10 | ||||||
50 mg | 2930/50 | ||||||
Pifithrin-α Hydrobromide |
C16H18N2OS.HBr | 367.3 | 63208-82-2 | ≧99% (HPLC) | p53阻害物質。アリール炭化水素レセプターアゴニスト。 | 10 mg | 1267/10 |
50 mg | 1267/50 | ||||||
Rapamycin |
C51H79NO13 | 914.2 | 53123-88-9 | ≧98% (HPLC) | mTOR阻害物質。免疫抑制物質。IL-2によるリン酸化とp70 S6キナーゼの活性化を阻害し、酵母および哺乳動物細胞株でオートファジーを誘導する。 | 1 mg | 1292/1 |
Rottlerin |
C30H28O8 | 516.55 | 82-08-6 | ≧95% (HPLC) | PKC阻害作用が報告されている。mTORC1上流の制御経路を標的とし、オートファジーを促進すると考えられている。 | 10 mg | 1610/10 |
50 mg | 1610/50 | ||||||
SMER 28 |
C11H10BrN3 | 264.12 | 307538-42-7 | ≧99% (HPLC) | mTOR 経路とは独立した機構のオートファジーの正の調節因子。 | 10 mg | 4297/10 |
50 mg | 4297/50 | ||||||
SRT 1720 | C25H23N7OS | 469.56 | 925434-55-5 | ≧98% (HPLC) | 選択的SIRT 1アクティベーター(EC50=0.16 μM)。SRT 1720は、膀胱がんオルガノイドおよび異種移植片の成長を阻害し(IC50=0.35 μM)、オートファジーを誘導する。 | 10 mg | 7558/10 |
50 mg | 7558/50 | ||||||
Temozolomide |
C6H6N6O2 | 194.15 | 85622-93-1 | ≧99% (HPLC) | DNAメチル化作用を有する。白血病、リンパ腫、固形がんなどに抗腫瘍活性を示す。悪性神経膠腫細胞に対してオートファジーを誘導する。 | 10mg | 2706/10 |
50 mg | 2706/50 | ||||||
Thapsigargin |
C34H50O12 | 650.76 | 67526-95-8 | ≧97% (HPLC) | 小胞体ストレスを引き起こす。SERCAの阻害物質。哺乳動物細胞でオートファジーを誘導する。 | 1 mg | 1138/1 |
Torin 1 |
C35H28F3N5O2 | 607.62 | 1222998-36-8 | ≧98% (HPLC) | 強力かつ選択的ATP競合型のmTOR阻害物質。HeLa細胞において、オートファジーを誘導する。 | 10 mg | 4247/10 |
50 mg | 4247/50 | ||||||
Tunicamycin |
C39H64N4O16 (tunicamycin C, n=10) | 844.95 | 11089-65-9 | ≧98% (HPLC) | 小胞体ストレスを誘発しG1停止を引き起こす。オートファジーを誘導する。 | 10mg | 3516/10 |
Valproic Acid, Sodium Salt |
C8H15NaO2 | 166.19 | 1069-66-5 | イノシトール合成を阻害し、オートファジーを誘導する。 | 100mg | 2815/100 | |
Verapamil Hydrochloride |
C27H38N2O4.HCl | 491.07 | 152-11-4 | ≧99% (HPLC) | L型Ca2+チャネルブロッカー。細胞代謝を調節することにより、オートファジーを誘発する。 | 1 g | 0654/1G |
Vinblastine Sulfate |
C46H58N4O9.H2SO4 | 909.06 | 143-67-9 | ≧95% (HPLC) | 微小管を破壊する。オートファゴソームの成熟を阻害する。 | 10mg | 1256/10 |
50 mg | 1256/50 | ||||||
Wortmannin |
C23H24O8 | 428.44 | 19545-26-7 | − | PI3-キナーゼの強力で不可逆的な阻害物質。PLK1を阻害する。 | 1mg | 1232/1 |
Xanthohumol |
C21H22O5 | 354.4 | 6754-58-1 | ≧98% (HPLC) | p97 ATPase(VCP)阻害物質。p97のNドメインに結合し、オートファゴソームの機能と成熟を阻害する。 | 10 mg | 4686/10 |
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参考文献
- Kroemer, G., et al., "Autophagy and the integrated stress response.", Mol. Cell, 40(2), 280~293 (2010). [PMID:20965422]
- Yang, Z. and Klionsky, D.J., "Eaten alive: a history of macroautophagy.", Nat. Cell Biol., 12(9), 814~822 (2010) [PMID:20811353]
- Mathew, R. and White, E. "Autophagy in tumorigenesis and energy metabolism: friend by day, foe by night.", Curr. Opin. Genet. Dev., 21(1), 113~119 (2011). [PMID:21255998]
- Mizushima, N., et al., "The role of Atg proteins in autophagosome formation.", Annu. Rev. Cell Dev. Biol., 27, 107~132 (2011). [PMID:21801009]
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引用資料
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