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フナコシニュース連載企画 「FRONTIERS」 NGFI社の紹介

掲載日情報:2017/05/01 現在Webページ番号:80915

Frontiers

Vol.9 ライブセルイメージング可能なNOプローブ


Next Generation Fluorescence Imaging (NGFI) GmbH. は,2016年にオーストリアに設立されたMedical University of Granzのスピンオフ企業で,次世代蛍光イメージングプローブの開発を行っています。今回は同社のDr. Emrah Eroglu(2017年オーストリア科学アカデミーのOtto Vogl 賞を受賞)に,NOプローブの歴史や主力製品のNOプローブ「geNOp」についてお話を伺いました。



世界初の蛍光イメージングプローブを開発

私達は,ミトコンドリアや小胞体(ER)の研究に有用な蛍光プローブを開発してきました。特にNOプローブとATPプローブは,これまで困難であった生細胞での動的イメージングを行える世界で唯一のプローブです(特許取得済み)。実際にライブセルイメージングを行っている多くの研究者に使用されています。

NGFI社のプローブ
NGFI社 Dr. Emrah Eroglu

NOプローブの課題

NOは古くから研究されてきたガス分子で,これまでに多くのNOプローブが開発されてきました。低分子化合物やタンパク質ベースのプローブなど様々なタイプの製品が開発されましたが,細胞毒性が問題視されるケースや,NOとの結合が不可逆的で生細胞内の複雑な動的イメージングが困難であるなど課題も残されていました。私達はこの点に着目し,新たなNOプローブの開発に着手したのです。

Visikol_CEO

ライブセルイメージング用NOプローブ geNOp

geNOpは,細菌タンパク質NorRのNO結合GAFドメインと,蛍光タンパク質の融合タンパク質です*1。Fe2+イオン存在下でNOラジカルがGAFドメインと結合すると,蛍光タンパク質の蛍光強度が著しく減少します。geNOpとレシオメトリック分析を組み合わせ,NO分子の時空的な可視化が可能となります。
*1 Eroglu E., et al., Nat. Comm., 7, 10623( 2016)

Visikol_HISTO

革新的なプローブで研究者を支援

嬉しいことに,geNOpを使用した研究者から好評なフィードバック*2が得られ,更にgeNOpを使った論文*3も発表されました。私たちの目標は,このようなプローブを通じて,アカデミアや製薬/バイオ企業の研究者を支援していくことです。そしてこれらの研究機関をつなぐ架け橋のような存在になりたいと思っています。

*2Prof. BM Mayer( University of Graz), Prof. GE Mann( King’s College London), Prof. Dr. med.Nikolaus Plesnila( University of Munich Medical Center)
*3Opelt M., et al., J. Biol. Chem., 291( 46): 24076~24084( 2016).

NGFI社 社員

可逆性のNO蛍光バイオセンサー

一酸化窒素(NO)結合GAFドメインを有する細菌由来タンパク質と蛍光タンパク質との融合タンパク質です。蛍光は可逆的で,NO 非存在下で蛍光を発しますが,NO存在下ではFe2+イオンの介在によりNO 特異的にGAFドメインに結合し減光します。この特性を利用して,単一細胞レベルで細胞質やミトコンドリア内のNO の動的変動のリアルタイムイメージング解析が行えます。

  geNOpの使用例

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(テクニカルサポート 試薬担当)

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