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GANP®で高親和性抗体が得られます モノクローナル抗体作製受託サービス
掲載日情報:2020/06/15 現在Webページ番号:7817
株式会社トランスジェニックでは、2004 年に熊本大学から高親和性・高特異性抗体が得られやすいGANP®技術を導入し、抗体製品の開発、および医化学創薬株式会社において抗体受託サービスのご提供、企業向けの抗体共同開発を行っています。その結果、多数の実績が得られ、体外診断薬候補の抗体開発にも成功しています。
医化学創薬株式会社では、従来法(脾臓法)だけでなく、腸骨リンパ節法による抗体作製サービスも提供しております。腸骨リンパ節法は、従来法より短期間かつ少量の抗原で、抗体作製を実施できます。さらに、腸骨リンパ節法とGANP®マウスと併用するサービスもご提供しています。
また、ライセンスフリーであるBALB/cマウスを用いた抗体作製も提供可能です。
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原理・特長
GANP(GANP:Germinal Center Associated Nuclear Protein)とは
胚中心のB細胞で発現上昇する新規核内因子として、阪口薫雄教授(熊本大学)らにより発見されました。このGANP®を高発現するトランスジェニックマウス(GANP®マウス)では、通常の野生型マウスと比較して、胚中心B細胞において、抗体可変領域に多くの体細胞突然変異が誘発されます。それにより、多様性豊かな抗体産生細胞が出現し、親和性や特異性の高い抗体を得られる可能性が広がります。
腸骨リンパ節法とは
従来の手法(脾臓法)では複数回の免疫を行い、腫大した脾臓をB細胞の由来とし抗体産生細胞を取得します。それに対し、腸骨リンパ節法では尾根部に1回免疫を行い、B細胞の由来としてリンパ節細胞を用いる手法で、重井医学研究所により開発されました。
腸骨リンパ節法を用いると、脾臓法と比較し、少量の抗原で、かつ短期間での実施が可能です。
医化学創薬株式会社ではGANP®マウスとの併用も可能であるため、抗体取得までのプロセスに選択肢が増えることとなります。
※ 詳しい仕様内容は下記の作業概要・価格、またはお問合せ下さい。
従来法 | 腸骨リンパ節法 | |
---|---|---|
免疫場所 | 皮下または腹腔 | 尾根部 |
免疫回数 | 3~5回 (力価により追加免疫) | 1回 |
免疫抗原必要量* | 初回(120 μg)+追加免疫分 (50 μg)が必要、力価確認(10 μg) | 1回分のみ(125 μg) |
B細胞由来 | マウス脾臓 | 腸骨リンパ節 |
免疫から細胞融合までの期間 | 5~9週間 | 17日間 |
* 免疫抗原必要量は、タンパク抗原を使用した場合です。抗原の種類によっては異なる可能性があります。
※ 抗体取得の成否は抗原に依存するため、必ずしもご希望の抗体が得られないことを、あらかじめご了承下さい。
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作業内容および期間
方法 | 作業内容 | 標準期間 |
---|---|---|
脾臓法 | ・マウスへの免疫 ・血清力価確認 |
7~8ヶ月 |
・細胞融合 ・スクリーニング |
||
・培養上清の調整と送付 | ||
・クローニング ・ハイブリドーマ納品 |
||
腸骨リンパ節法 | ・マウスへの免疫 ・細胞融合 ・スクリーニング | 5~6ヶ月 |
・培養上清の調整と送付 | ||
・クローニング ・ハイブリドーマ納品 |
■その他
ELISA以外でのスクリーニングや抗体作製後の精製・標識などもオプションとして承ります。
ご希望内容に沿って仕様内容を提案させて頂きます。
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ご注文方法
ご注文方法、お見積りなどの詳細は、下記の当社受託・特注品業務担当(下記参照)までお問い合わせ下さい。
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製品情報は掲載時点のものですが、価格表内の価格については随時最新のものに更新されます。お問い合わせいただくタイミングにより製品情報・価格などは変更されている場合があります。
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