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細胞・組織試料からタンパク質をバイアスなく最速で抽出するキット MINUTE Total Protein Extraction Kitシリーズ

掲載日情報:2024/06/27 現在Webページ番号:7459

MINUTE Total Protein Extraction Kitシリーズは、独自技術であるスピンカラムと試薬を組み合わせて、様々な生細胞および組織から、変性または非変性のタンパク質などを迅速かつ高い信頼性で抽出します。従来のRIPAバッファーなどとは異なり、バイアスのないタンパク質プロファイルを得ることができるため、タンパク質研究を強力にサポートします。

minute series image
Minute Total Protein Extraction Kit for Bone Tissue(#SA-02-BT)使用例

Minute Total Protein Extraction Kit for Bone Tissue(#SA-02-BT)使用例

製品ラインナップ

 ☞ 哺乳動物  ☞ 植物組織  ☞ 昆虫  ☞ 培養微生物  ☞ 電気泳動ゲル  ☞ ホルマリン固定パラフィン包埋組織切片 

下表の商品コードをクリックすると各製品の価格表、文献(📘)をクリックすると製品の使用文献をご覧いただけます。

由来 試料の種類 抽出画分 抽出法 収量 商品コード 文献
変性 非変性
哺乳動物 培養細胞、組織 総タンパク質 2~8 mg/ml SD-001/SN-002 📘
 ●*2 1~5 mg/ml SN-006*3 📘
総タンパク質(MS分析用) 2~8 mg/ml MS-026 📘
膜タンパク質*1 10~300 μg/sample SM-005 📘
核膜タンパク質  ●*2 10~50 μg/sample NE-013 📘
ヒストン/DNA結合タンパク質 1~2.5 mg/ml HP-014
ケラチンに富んだ組織
(毛髪、爪など)
総タンパク質 1~2 mg/ml HD-021
皮膚組織 1~5 mg/ml SA-01-SK
骨組織 0.5~2 mg/ml SA-02-BT 📘
血管 1~3 mg/ml SA-03-BV
1~3 mg/ml SA-04-TD
腸と腸間膜 1~3 mg/ml SA-05-IM
脂肪細胞、脂肪組織 2~3 mg/ml AT-022 📘
筋肉 2~10 mg/ml SA-06-MS 📘
植物組織 総タンパク質 2~8 mg/ml SD-008/SN-009 📘
 ●*2 1~5 mg/ml SN-010
総タンパク質(ルビスコ除去) 100~200 μg/sample RD-046
膜タンパク質*1 10~100 μg/sample SM-005-P
昆虫 総タンパク質 1~3 mg/ml SA-07-IS
培養微生物 厚い細胞壁含有 総タンパク質 2~5 mg/ml YT-015 📘
 ●*2 2~4 mg/ml YD-016 📘
2~3 mg/ml SB-004
電気泳動ゲル(PAGE/アガロース)からの抽出 タンパク質、核酸 PN-019 📘
ホルマリン固定パラフィン包埋組織切片 タンパク質 2~3 mg/ml FE-025 📘

  • *1 総タンパク質/細胞膜タンパク質の分画を行えます。
  • *2 Cell lysis bufferに、界面活性剤およびEDTAを含まないDetergent-Free Kitです。
  • *3 Minute Detergent-Free Total Protein Extraction Kit for Animal Cells/Tissues(#SN-006)は、昆虫細胞にも使用可能です。

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特長

  • 幅広い容量の試料(20~500 μl)から、スピンカラムを用いた次世代タンパク質抽出法により、簡便・迅速・高収量にタンパク質などを抽出できます。
  • 試料のソニケーション処理は不要です。
  • 本製品を用いて抽出したタンパク質などは、タンパク質の存在比率にバイアスがかかりません。
  • 動物、植物、微生物用の幅広い生細胞に適用できるキットをラインナップしています。
  • 抽出したタンパク質の主な適用:SDS-PAGE、イムノブロッティング、ELISA、免疫沈降、酵素活性測定など
  • 研究分野:タンパク質の輸送/輸送、タンパク質間相互作用、タンパク質修飾、シグナル伝達、ルーチンのタンパク質分析
  • Total Protein Extraction Kit(#SD-001/SN-002、#SD-008/SN-009)にはキットに2種類のCell lysis bufferが含まれており、用途に応じて変性および非変性タンパク質を得られます。

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使用例動画

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従来法との比較


タンパク質抽出方法 Minute Protein Extraction Kit 従来法
溶液ベース No Yes
操作時間 1~5分*4 30分~1時間
タンパク質プロファイルの保持 保持する 変化する
スピンカラムフォーマット Yes No
比較研究のための適応性 Yes No
タンパク質の損失 最小限で比例的 比例しない

*4 対象試料の違いにより表記時間より長時間を要するキットもあります。


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操作方法概略

操作方法概略

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  1. 試料を試薬に懸濁する。
  2. ボルテックスする。
  3. スピンカラムに移す。
  4. 30秒遠心する。

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使用例

マウスの総膜タンパク質(TM)および細胞膜タンパク質(PM)のプロファイリング

マウスの総膜タンパク質(TM)および細胞膜タンパク質(PM)のプロファイリング

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マウス組織からMinute Plasma Membrane Protein Isolation Kit(#SM-005)を用いて、総膜タンパク質(TM)および細胞膜タンパク質(PM)の分離、プロファイリングを行った。

  • A:SDS-PAGE
  • B:ウエスタンブロッティング:抗Cadherin抗体(細胞膜マーカー)を使用
  • C:Cadherinの定量

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ヒト/ラットの各種培養細胞中の総細胞ライセート(TC)と細胞膜タンパク質(PM)のプロファイリング

ヒト/ラットの各種培養細胞中の総細胞ライセート(TC)と細胞膜タンパク質(PM)のプロファイリング

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ヒト/ラットの各種培養細胞から抽出した総細胞ライセート(TC)と、Minute Plasma Membrane Protein Isolation Kit(#SM-005)を用いて分離した細胞膜タンパク質(PM)のプロファイリングを行った。

  • A:SDS-PAGE
  • B:ウエスタンブロッティング:抗Na / K ATPase α1抗体(細胞膜マーカー)および抗Lamin B1抗体(核膜マーカー)を使用
  • C:Na / K ATPase α1の定量

  • Lane 1:ヒト肺がん由来A549細胞の総ライセート
  • Lane 2:A549細胞の膜タンパク質
  • Lane 3:ラットREL-6TN細胞の膜タンパク質
  • Lane 4:REL-6TN細胞の総ライセート

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Minute Plasma Membrane Protein Isolation Kit(#SM-005)を用いた膜タンパク質の抽出例(ユーザー使用例)


  • BK-a 
  • Cadherin 
  • CD-1 
  • Flotillin-1 
  • GPCR 
  • Na/K-ATPase 
  • Oct-1 
  • PGP 
  • Siglecs 
  • TLR3 
  • TNF-a 
  • Trim5a 

上記以外にも、多数のタンパク質の抽出例が報告されています。


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各種試料由来の総タンパク質のプロファイリング

各種試料から総タンパク質を抽出

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Minute Total Protein Extraction Kit(#SD-001/SN-002)のDenaturing lysis bufferとNative lysis bufferを用いて、各種試料から総タンパク質を抽出した。

  • Lane 1:ショウジョウバエ幼虫
  • Lane 2:ショウジョウバエ蛹
  • Lane 3:ショウジョウバエ成虫
  • Lane 4:キンギョ筋肉
  • Lane 5:マウス肝臓

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Minuteシリーズについて

シリーズの種類をクリックすると、関連する他のMinuteキットの詳細をご覧いただけます。

Minuteシリーズの種類
Total Protein Extraction Kitシリーズ Sub-Cellular Isolation Kitシリーズ Cellular Fractionation Kitシリーズ
様々な生細胞、組織または試料から、変性または非変性のタンパク質を迅速かつ高い信頼性で抽出するキット 培養細胞や組織などから目的のオルガネラを単離するキット 培養細胞や組織などの分画用キット

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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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