ヒストンラクチル化に関するエピジェネティクス研究に有用な抗体 Anti-Lactyl-Histone H3 (Lys18) モノクロ―ナル抗体

図1. ドットブロット像
試料：未修飾または翻訳後修飾H3K18ペプチド（4 ng、16 ng、64 ng）
lane1：H3K18 L-lactyl、lane2：H3K18 acetyl、
lane3：H3K18 crotonyl、lane4：H3K18 butyryl、
lane5：H3K18 propionyl、lane6：H3K18 2-hydroxyisobutyryl、
lane7：H3K18 β-hydroxybutyryl、lane8：H3K18 unmodified
一次抗体：本製品（1:2,000希釈）
二次抗体：HRP標識ヤギ抗ウサギIgG H&Lポリクローナル抗体

図2. ウエスタンブロット像
試料：未処理（－）または乳酸ナトリウム（25 mM、24時間）処理（＋）HeLa細胞ライセート（各20 μg）
一次抗体：本製品（1:1,000希釈）
二次抗体：HRP標識ヤギ抗ウサギIgG H&Lポリクローナル抗体

図3. ChIPにより得られたDNAを用いたリアルタイムPCR
試料：乳酸ナトリウム（100 mM、24時間）処理HeLa細胞（1×10⁵ cells/IP）
使用抗体：本製品（6 μg/IP）
コントロール：正常ウサギIgG（6 μg）
沈降したDNAは、各領域に特異的なプライマーを用いたリアルタイムPCRで定量した。

図4. CUT＆Tag法を用いたシグナル解析
試料：乳酸アトリウム（100 mM、24時間）処理HeLa細胞（1×10⁵ cells）
一次抗体：本製品（1:100希釈）
二次抗体：ヤギ抗ウサギIgG H&L ポリクローナル抗体（#PTM-6252、1:1,400希釈）
コントロール：正常ウサギIgG
本製品を用いてCUT&Tag法を行い、得られたDNA配列をIllumina NovaSeqプラットフォームで解析した。その結果、CD9、PLEKHG6、LTBR、GAPDHの各プロモーター領域で、H3K18laシグナルの有意な濃縮が認められた。