アデノ随伴ウイルス力価測定ELISAキット AAV Titer Capsid ELISA Kit

GenScript社のAAV力価測定ELISAキットです。AAVセロタイプ（血清型）の中で使用頻度が高いAAV2の力価測定に適したキット（#L00942）と、さまざまなセロタイプ（AAV1、AAV2、AAV5、AAV6、AAV8、AAV9など）の力価測定が可能なキット（#L01035）の2種類の製品があります。

※ 本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。

＊1 キットにより内容が異なります。
＊2 ロットにより含有量が異なります。#L01035で、AAV2以外のセロタイプを測定する場合は別途、スタンダードおよびコントロールをご用意下さい。
＊3 #L01035にのみ含まれます。
※ 測定には、マイクロプレートリーダーが別途必要です。

Q-1. ポジティブコントロールはキットに含まれますか？

A-1. AAV2 Titer Capsid ELISA Kit（#L00942）は、GenScript社が作製したVLP（ウイルス様粒子）がAAV2 Controlとして含まれます。AAVX Titer Capsid ELISA Kit（#L01035）は、キット構成品としてAAV2 Controlが含まれていますが、AAV2以外のセロタイプのコントロールおよびスタンダードはキットに含まれませんので、他のセロタイプを測定される場合は、ご自身で用意していただく必要があります。

Q-2. AAVX Titer Capsid ELISA Kit（#L01035）でAAV2以外のセロタイプを測定する際に、ポジティブコントロールが用意できない場合、AAVX Titer Capsid ELISA Kit（#L01035）の構成品を代用して測定することはできますか？

A-2. 定量精度の高い標準曲線の作成には、測定試料中のであるAAVカプシドに対応するポジティブコントロールの使用を推奨します。AAV2以外のセロタイプのスタンダードが用意できない場合は、AAVX Titer Capsid ELISA Kit（#L01035）の構成品であるAAV2 controlで標準曲線を作成し、試料濃度を測定後、換算式に当てはめ、対応するセロタイプの力価を推定することができます。この方法は概算値になるのでご注意下さい。GenScript社の検証に基づいた算出された換算式は以下になります。

Q-3. AAVX Titer Capsid ELISA Kit（#L01035）が検出可能なセロタイプについて教えて下さい。

A-3. AAVX Titer Capsid ELISA Kit（#L01035）は、複数のセロタイプについてそれぞれ幅広い検出範囲を持ちます。
GeneScript社でAAV1、AAV2、AAV5、AAV6、AAV8、およびAAV9について検証を行った測定範囲は以下になります。

Q-4. 1つのキットで測定可能な試料数を教えて下さい。

A-4. 捕捉抗体がコーティングされた96 well（8 wells×12 strips）ELISAプレートを使用します。スタンダードと試料はそれぞれ二重測定が推奨されます。また、信頼性の高い定量を行うためには、8種類の濃度で標準曲線を作成することが推奨されますので、1つのキットで最大40試料の測定が可能です。

Q-5. 検量線範囲外の測定値は有効ですか？

A-5. いいえ、検量線範囲外の値は無効です。希釈率を調整し、正確な結果を得るために再度測定して下さい。