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バイオシミラー(Biosimilar)関連抗体 リコンビナント抗体(Abcepta社)
掲載日情報:2024/09/27 現在Webページ番号:72217
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リコンビナント抗体とは
リコンビナント抗体はモノクローナル抗体の一種で、動物への抗原投与やハイブリドーマの培養を行うことなく、既知の遺伝子配列を基にin vitroで産生されます。
ポリクローナルおよびモノクローナル抗体は、長年にわたり、さまざまな生物医学的な実験手法において広く使用されてきました。近年、モノクローナル抗体とポリクローナル抗体は、再現性に関する問題が報告され、組換え技術によって作製されるリコンビナント抗体に関心が集まっています。
再現性の問題は、ロット間差や非特異的結合を含む多数の要因が考えられています。動物の血清から作製されるポリクローナル抗体は抗原を投与する動物の個体や、免疫応答の違いによりロット間差が生じやすいことが知られています。また、単一のB細胞から作製されるクローンであるモノクローナル抗体も遺伝的浮動などにより、非特異的結合、結合シグナルおよびS/N比の減少を引き起こすことが報告されています。
リコンビナント抗体には、モノクローナル抗体と比較していくつかの利点があります。1つ目は、再現性とロット間の一貫性の向上です。リコンビナント抗体の遺伝子配列は既知でクローン化されており、モノクローナル抗体と比較して、高い信頼性と再現性を持ちます。2つ目は、製造期間の短さです。ハイブリドーマは効果的な抗体を産生するのに数か月を要しますが、わずか数週間で効果的なリコンビナント抗体を産生できます。3つ目は、動物を使用しない作製方法です。リコンビナント抗体の作製工程では、一切動物を使用しません。このような利点からリコンビナント抗体に関心が高まっています。
リコンビナント抗体の作製工程概略
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特長
- ロット間の一貫性が高く、再現性の高い結果が得られます。
- 遺伝的浮動がなく特異性が確立されています。
- 遺伝子配列が既知のため、継続的な供給が可能です。
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製品ラインナップ
商品コードをクリックすると、各製品の価格表をご覧いただけます。
品名 | アイソタイプ | 商品コード |
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Anti-CEACAM5/CEA/CD66e Reference Antibody(tusamitamab) | Human IgG1 | APR10102 |
Anti-CLDN6 Reference Antibody(IMAB027) | Human IgG1 | APR10143 |
Anti-EphA3 Reference Antibody(ifabotuzumab) | Human IgG1 | APR10514 |
Anti-IL-23a Reference Antibody(risankizumab) | Human IgG1 | APR10031 |
Anti-PTK7/CCK4 Reference Antibody(cofetuzumab) | Human IgG1 | APR10392 |
Anti-TNFSF5/CD40L/CD154 Reference Antibody(ruplizumab) | Human IgG1 | APR10343 |
※ Abcepta社のその他のリコンビナント抗体製品は、メーカーウェブサイトをご覧下さい。
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使用例
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