ISO試験所認定取得・海外分析法に対応したPFAS分析を承ります! PFAS(有機フッ素化合物)受託分析サービス(中外テクノス(株))
掲載日情報:2025/06/04 現在Webページ番号:72145
水質試料、土壌、底質、汚泥肥料中のPFAS(有機フッ素化合物)の受託分析を承ります。PFASは、消火剤や化粧品、調理器具などの製品に使用され、その毒性や生物蓄積性が問題視されています。中外テクノス(株)ではEPA MethodおよびISO 21675に定められた44項目全てを分析可能です。
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PFASの概要と規制の動向
PFASとは
PFAS(有機フッ素化合物)は、独特な性質(撥水・撥油性/耐熱性/耐薬品性)を有し、コーティング剤や消火剤など、身近な物から工業用まで幅広く使用されています。PFASは、自然界で分解されず環境中に長い間残存します。また、PFASには炭素鎖の長さが異なる複数の同族体が存在し、炭素数が8のPFOS (ペルフルオロオクタンスルホン酸)およびPFOA(ペルフルオロオクタン酸)は、毒性や蓄積性が明らかになっています。
PFASの一般的な曝露経路
PFASに関する規制の動向
- 水質管理目標設定項目では、令和2年3月にPFOSとPFOAの目標値(合量で50 ng/L:暫定)が定められました。また、要検討項目として、令和3年4月にPFHxSが追加されました。【厚労省: 厚生労働省告示第261号】 d
- 水質汚濁に係る人の健康の保護に関する環境基準などの見直しにより、令和2年5月にPFOSとPFOAが、要調査項目から要監視項目に変更され、指針値(合計値として50 ng/L:暫定)が設定されました。【環境省:環水大水発第2005281号、環水大土発第2005282号】
- アメリカ国内では米国環境保護庁(EPA)により、さまざまな有機フッ素化合物の分析方法が示されています。【米国EPA法:Method 533、537、8327、1633など】
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サービスの概要
水質中のPFAS分析において試験所認定の国際規格ISO17025を取得しており、高度な分析を通して水質調査における課題解決をサポートします。
- 水道水(飲料水)、公共用水域および地下水(環境水)のPFOS、PFOA、PFHxS分析
- 廃棄物の処理に関わる排ガス中のPFOS、PFOAなどの採取・分析
- EPA Method 1633を使用した水質及び底質中のPFAS一斉分析
- 土壌中PFASの多成分一斉分析(農研機構の暫定マニュアル)
- 泡消火剤などの製品中PFAS分析
- LC-QTOF/MSを用いた水試料に含まれるノンターゲットPFAS分析
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特長
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| POINT 1 ISO試験所認定取得・海外分析法対応 米国環境保護庁(US EPA)が定めるEPA Method 537.1(飲料水・環境水・排水)およびEPA Method 533(飲料水)において、PFASの試験所認定であるISO17025を取得しており、またJISや環境省などの国内規格に加えて、US EPA(米国環境保護庁)やISO(国際標準化機構)が定めた海外規格にも幅広く対応しています(対応規格一覧参照)。 |
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| POINT 2 豊富な分析実績 中外テクノス(株)では、10年以上前からPFASの分析に取り組んでおり、数多くの検体・媒体の分析実績を有しています。消火剤をはじめ、環境水(公共用水及び地下水)、排水などの水質や作業環境といった多様な媒体に対し、国内外のさまざまな分析方法に対応しています。 |
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| POINT 3 高精度な分析に迅速対応 高感度な分析装置を複数台保有しており、多数の検体を受入れ可能です。PFOS・PFOAについては、通常、試料受付後10営業日以内に分析結果を報告します(納期は試料数や媒体により異なります。詳細は当社受託・特注品担当までお問い合せ下さい)。 |
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| POINT 4 土壌、底質、汚泥肥料中PFAS含有量試験 水質試料だけでなく土壌、底質、汚泥肥料についても受け入れ可能です。納期については、試料数や媒体により異なります。詳細は当社受託・特注品担当までお問い合せ下さい。 |
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対応可能なPFAS分析の一覧
測定方法 | JIS K 0450-70-10 | 環水大水発第2005281号、 環水大土発第2005282号 |
水質管理目標設定項目の検査方法 健水発第1010001号 |
PFOSおよびPFOA含有廃棄物の処理に関する技術的留意事項 | EPA Method | ISO 21675 | 肥料等試験法 | 土壌に含まれる PFASの一斉分析測定マニュアル | ||
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537.1 | 533 | 1633 | ||||||||
発行年 | 2011 | 2019 | 2021 | 2022 | 2020 | 2020 | 2021 | 2019 | 2023 | 2024 |
発行元 | 日本規格協会 | 環境省 | 厚生労働省 | 環境省 | USEPA | ISO | FAMIC | 農研機構 | ||
測定対象媒体 | 工業用水、 工場排水 |
公共用水、 地下水 |
水道水 | 廃棄物、 泡消火剤、 排ガス |
飲料水、 環境水、 排水 |
飲料水 | 水質(廃水、地表水、地下水、浸出水) | 飲料水、 環境水、 排水 |
汚泥肥料など | 土壌、底質 |
測定対象 化合物数 |
2 | 2 | 3 | 2 | 18 | 25 | 40 | 30 | 2 | 30 |
Perfluoroalkyl carboxylic acids | ||||||||||
PFBA | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||
PFPeA | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||
PFHxA | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||
PFHpA | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||
PFOA | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
PFNA | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||
PFDA | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||
PFUnA | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||
PFDoA | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||
PFTrDA | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||
PFTeDA | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||
PFHxDA | ○ | ○ | ||||||||
PFOcDA | ○ | ○ | ||||||||
Perfluoroalkyl sulfonic acids | ||||||||||
PFBS | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||
PFPeS | ○ | ○ | ||||||||
PFHxS | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
PFHpS | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||
PFOS | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
PFNS | ○ | |||||||||
PFDS | ○ | ○ | ○ | |||||||
PFDoS | ○ | |||||||||
Fluorotelomer sulfonic acids | ||||||||||
4:2FTS | ○ | ○ | ||||||||
6:2FTS | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||
8:2FTS | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||
Perfluorooctane sulfonamides | ||||||||||
PFOSA | ○ | ○ | ○ | |||||||
NMeFOSA | ○ | ○ | ○ | |||||||
NEtFOSA | ○ | ○ | ○ | |||||||
Perfluorooctane sulfonamidoacetic acids | ||||||||||
NMeFOSAA | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||
NEtFOSAA | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||
Perfluorooctane sulfonamide ethanols | ||||||||||
NMeFOSE | ○ | |||||||||
NEtFOSE | ○ | |||||||||
Per- and Polyfluoroether carboxylic acids | ||||||||||
HFPO-DA | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||
ADONA | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||
PFMPA | ○ | ○ | ||||||||
PFMBA | ○ | ○ | ||||||||
NFDHA | ○ | ○ | ||||||||
Ether sulfonic acids | ||||||||||
9Cl-PF3ONS | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||
11Cl-PF3OUdS | ○ | ○ | ○ | |||||||
PFEESA | ○ | ○ | ||||||||
Fluorotelomer carboxylic acids | ||||||||||
3:3FTCA | ○ | |||||||||
5:3FTCA | ○ | |||||||||
7:3FTCA | ○ | |||||||||
Fluorotelomer unsaturated carboxylic acids | ||||||||||
8:2FTUCA | ○ | ○ | ||||||||
Polyfluoroalkyl phosphate esters | ||||||||||
8:2diPAP | ○ | ○ |
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FAQ
Q-2. 試料はどのように採取すればよいですか?
Q-3. 分析費用を教えて下さい。
Q-5. PFAS分析の納期は?
Q-6. 必要試料量は?
Q-7. 泡消火剤は分析できますか?
Q-8. 試料の運搬方法は?
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ご注文方法/価格
STEP 1 | ![]() |
|
お問い合わせ・見積りのご依頼 | ||
分析方法・納期・試料の必要量などのお問い合せや見積りのご依頼は、 当社受託・特注品担当までお問合せ下さい。 | ||
STEP 2 | ![]() |
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詳細確認・お見積り | ||
お問い合せ内容に基づくご依頼の詳細を確認した後に、見積りを提出いたします。 | ||
STEP 3 | ![]() |
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試料送付またはサンプリング依頼 | ||
ご契約締結後に試料を受け付けます。 お客様がご自身でサンプリングを行う場合は、「分析依頼書」とともに所定の容器を送付します。「分析依頼書」に必要事項をご記入の上、試料とともに中外テクノス(株)指定のラボに直接お送り下さい。 なお、サンプリングをご依頼いただく場合は、実施日程などを調整いたします。 |
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STEP 4 | ![]() |
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分析の実施 | ||
ご依頼内容に基づき、分析を実施します。 PFOS・PFOAについては、試料受付(ラボ到着)後10営業日以内に報告いたします。 |
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STEP 5 | ![]() |
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報告・納品 | ||
試料分析後、報告書をEメールで送付します。 ※ 原則、EDD(環境分析データの電子納品)での発行となります。 |
※ 詳細は下記当社受託・特注品担当までお問い合わせ下さい。
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製品情報は掲載時点のものですが、価格表内の価格については随時最新のものに更新されます。お問い合わせいただくタイミングにより製品情報・価格などは変更されている場合があります。
表示価格に、消費税等は含まれていません。一部価格が予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承下さい。