論文引用数多数! SEC-MALS分析済みの組換えタンパク質(R&D Systems)
掲載日情報:2024/03/11 現在Webページ番号:71716
タンパク質の特性評価には純度、物質の同定(分子量、MW)、オリゴマー状態(単量体、二量体、三量体など)、均質性(凝集状態)といった試験が最低限必要です。SEC-MALSは、タンパク質の分子量を正確に定量するために確立された方法で、R&D Systemsでは、SEC-MALSで厳格な品質管理をした組換えタンパク質をラインナップしています。
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SEC-MALSの原理
SEC-MALSは、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)に多角度光散乱光度計(Multi Angle Light Scattering、MALS)を取り付けた分析装置で、SECカラム、UV検出器、MALS検出器、示差屈折率(dRI)検出器で構成されています(図1)。試料がシステムに注入されると、サイズ排除クロマトグラフィー/高速液体クロマトグラフィー(SEC/HPLC)装置で、カラムを介して分離されます。次に、 UV検出器、MALS検出を経て、最終的にdRI検出器に入り、検出器を通過する際に光散乱と分子の濃度を同時に測定することで、分離されたフラクションの分子量(Molecular WeightMW)を決定します。

図1.SEC-MALS測定概略
SEC-MALSの分析方法の概略

- 試料は、流体力学的体積(分子量)によってクロマトグラフィーで分離されます。
- UV検出器を通過し、分子の吸光度値に基づいて出力されます。
- MALS検出器の通過時に、レーザーに照射されます。少なくとも3つの検出器が配置され、レーザーの散乱光を測定して分子量を決定します。
- dRI検出器を通過し、ブランク溶媒に対する試料溶液の屈折率変化を測定し、濃度を決定します。
- 検出器の出力は、クロマトグラムにまとめられます(図2)。
- クロマトグラムの分析により、単量体、二量体、三量体の経時的な分離、吸光度、モル質量濃度を示すことができます(図2)。

図2.クロマトグラム
A:BSAをSEC-MALSにかけたクロマトグラム、B:SEC-MALSによるBSAの単量体、二量体、三量体の分離を示すAのクロマトグラムの拡大図
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SEC-MALS分析済みの組換えタンパク質製品の検索
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オススメ製品の使用例
Recombinant Human TNF-alpha Protein(#210-TA)
Recombinant Human IFN-gamma Protein(#285-IF)
Recombinant Human M-CSF Protein(#216-MC)
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