[FNA] 抗体製品 40%OFFキャンペーン[~2024/02/29]
掲載日情報:2023/11/15 現在Webページ番号:71513
フナコシ /
フナコシ株式会社
[メーカー略称:FNA]
[期間:2023/11/15~2024/02/29]
メーカー略称:FNAの抗体2製品を40%OFFのキャンペーン価格でご提供いたします。ぜひこの機会をご利用下さい。
※ 本キャンペーンと同一の期間にGST研究用製品およびシグナル伝達研究用製品のキャンペーンも実施中です。ぜひこちらもご覧下さい。
※ 本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。
追加しました。
- キャンペーン対象製品
- スキルス胃がん検出に有用なモノクローナル抗体
Anti-MUC1 Antibody (014E) - 細胞免疫法で得られた立体構造認識抗体
抗ヒトBST2/Tetherinモノクローナル抗体
キャンペーン対象製品
項目名をクリックすると該当箇所にページ内ジャンプします。
追加しました。
スキルス胃がん検出に有用なモノクローナル抗体
Anti-MUC1 Antibody (014E)
各種腫瘍組織で,腫瘍マーカーMUC1(Mucin1)を免疫組織染色で検出できる抗体です。特に,これまで検出が困難とされてきたスキルス胃がんも特異的に検出可能です。
※ 本製品は,鹿児島大学の研究成果をもとに,フナコシ(株)が製品化し,販売しています。
MUC1(Mucin1)と抗MUC1抗体(クローン:014E)について
ムチン型糖タンパク質のひとつであるMUC1は様々ながんにおいて発現しており,がん細胞の浸潤や転移に関与していると考えられています。
MUC1は単一の遺伝子から,細胞外領域(MUC1-N)と,細胞外~膜貫通~細胞質領域(MUC1-C)のヘテロダイマーとして発現します。MUC1-Nにはタンデムリピート配列があり,この部分へ糖鎖修飾が行われます。また,MUC1-Nが切断される場合もあります。一方MUC1-Cは,多数のスプライシングバリアントを有します。
スキルスを始めとした胃がんの検出
胃がんの検出には,抗体(抗MUC1抗体の別クローン,抗ケラチン抗体など)を用いた免疫組織染色や,HE染色,ジアスターゼ消化PAS染色が用いられています。
しかしこれらの検出法では,スキルス胃がん(印環細胞がん:sig,非充実型低分化腺がん:por2)が染色されない,不鮮明な染色像しか得られない,非特異的な染色があるなどの理由により,がん細胞見落としの恐れがありました。クローン:014E抗体はこれまで検出が困難とされてきたスキルス胃がんでも特異的に検出可能です1, 5 。
膵がんの検出
膵がんの検出において,抗MUC1抗体の一部のクローンでは膵管腺がん(PDAC)のみ検出でき,膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN-gastric typeおよびIPMN-intestinal type)を検出できないことがありました。これらの腫瘍においてMUC1-Nの切断・糖鎖修飾状況が異なっているためで,細胞外領域を抗原とした抗体では検出が行えませんでした。
クローン:014E抗体はMUC1の細胞質領域を抗原としており,MUC1の細胞外領域の構造に関わらず検出可能です4, 5。また,クローン:014E抗体を用いたMUC1の検出結果と,MUC1遺伝子のプロモーター領域のメチル化の相関が報告されています4, 5。
参考文献
- Yonezawa, S., et al.,"A novel anti-MUC1 antibody against the MUC1 cytoplasmic tail domain: use in sensitive identification of poorly differentiated cells in adenocarcinoma of the stomach", Gastric Cancer, 15(4), 370~381 (2012) [PMID:22237656].
- Yokoyama, S., et al., "The application of methylation specific electrophoresis (MSE) to DNA methylation analysis of the 5' CpG island of mucin in cancer cells", BMC Cancer, 12, 67 (2012). [PMID:22329852].
- Kitamoto, S., et al., "MUC1 enhances hypoxia-driven angiogenesis through the regulation of multiple proangiogenic factors", Oncogene, 32(39), 4614~4621 (2013). [PMID:23108411].
- Yokoyama, S., et al., "Diagnosis of pancreatic neoplasms using a novel method of DNA methylation analysis of mucin expression in pancreatic juice", PLoS ONE, 9(4):e93760 (2014). [PMID:24714692].
- 日本国特許第5660486号,Patent US8951526 B2
膵がんの検出において,抗MUC1抗体の一部のクローンでは膵管腺がん(PDAC)のみ検出でき,膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN-gastric typeおよびIPMN-intestinal type)を検出できないことがありました。これらの腫瘍においてMUC1-Nの切断・糖鎖修飾状況が異なっているためで,細胞外領域を抗原とした抗体では検出が行えませんでした。
クローン:014E抗体はMUC1の細胞質領域を抗原としており,MUC1の細胞外領域の構造に関わらず検出可能です4, 5。また,クローン:014E抗体を用いたMUC1の検出結果と,MUC1遺伝子のプロモーター領域のメチル化の相関が報告されています4, 5。
- Yonezawa, S., et al.,"A novel anti-MUC1 antibody against the MUC1 cytoplasmic tail domain: use in sensitive identification of poorly differentiated cells in adenocarcinoma of the stomach", Gastric Cancer, 15(4), 370~381 (2012) [PMID:22237656].
- Yokoyama, S., et al., "The application of methylation specific electrophoresis (MSE) to DNA methylation analysis of the 5' CpG island of mucin in cancer cells", BMC Cancer, 12, 67 (2012). [PMID:22329852].
- Kitamoto, S., et al., "MUC1 enhances hypoxia-driven angiogenesis through the regulation of multiple proangiogenic factors", Oncogene, 32(39), 4614~4621 (2013). [PMID:23108411].
- Yokoyama, S., et al., "Diagnosis of pancreatic neoplasms using a novel method of DNA methylation analysis of mucin expression in pancreatic juice", PLoS ONE, 9(4):e93760 (2014). [PMID:24714692].
- 日本国特許第5660486号,Patent US8951526 B2
特長
- MUC1の細胞外領域の構造に関わらず,大多数のスプライシングバリアントの検出が可能です。
- アイソタイプ:IgG1κ
- 抗原:合成ペプチドCommon Region in Cytoplasmic Tail Domain (CTD) of Human MUC1 (CRYVPPSSTDRSPYEKVSAG)
- 交差性:ヒト
- 特異性:ヒトMucin1(MUC1)
- 適用:IHC (paraffin,1:2,500~1:5,000),Western Blotting (1:2,500~1:5,000)
- 製品形状:腹水(PBSで希釈,防腐剤不含)
価格
[在庫・価格 :2023年12月01日 11時51分現在]
詳細 | 商品名 |
|
文献数 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Anti-MUC1, Mouse-Mono(014E) <Anti-Mucin1> |
|
4 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
[在庫・価格 :2023年12月01日 11時51分現在]
Anti-MUC1, Mouse-Mono(014E) <Anti-Mucin1>
文献数: 4
- 商品コード:FDV-0012B
- メーカー:FNA
- 包装:100μl
-
価格:
¥40,000特別価格 ¥24,000 - 在庫:3個以上
- 納期:1週間程度 ※※ 表示されている納期は弊社に在庫がなく、取り寄せた場合の目安納期となります。
- 法規制等:
キャンペーン期間 | 2023/11/15 ~ 2024/02/29 | ||
---|---|---|---|
説明文 |
これまで検出が困難とされてきたスキルス胃がんや,一部の抗体では検出できなかったタイプの膵がんでも,特異的に検出できる抗体。 別名:Episialin, PEM, PEMT クローン:014E |
||
法規制等 | |||
保存条件 | -80℃ | 法規備考 | |
抗原種 | Human | 免疫動物 | Mouse |
交差性 | Human | 適用 | IHC,Western Blot |
標識 | Unlabeled | 性状 | Acsites |
吸収処理 | クラス | IgG | |
クロナリティ | Monoclonal | フォーマット | |
掲載カタログ |
ニュース2022年11月15日号 p.30 ニュース2017年3月15日号 p.27
|
||
製品記事 |
Anti-MUC1 Antibody (014E) |
||
関連記事 |
追加しました。
細胞免疫法で得られた立体構造認識抗体
抗ヒトBST2/Tetherinモノクローナル抗体
BST2/Tetherinは幅広い組織・細胞で発現が認められる膜タンパク質で,ウイルスの宿主細胞からの出芽抑制やがん細胞の遊走などさまざまな機能が報告される多機能タンパク質です。本抗体は2種類のヒト腎がん細胞株ミックスをマウスに免疫する細胞免疫法によって,樹立されました。


Mab-C48の概要
細胞免疫法で得られたマウスモノクローナル抗体Mab-C48は2量体BST2/Tetherinの構造を特異的に認識し,2量体構造のBST2/Tetherinの免疫沈降,フローサイトメトリー,免疫染色に有用です。
BST2/Tetherinとは
BST2(bone marrow stromal antigen-2)は分化B細胞の表面発現マーカーとして1990年代に発見された2型膜貫通タンパク質ですが,現在では幅広い発現分布が確認されています。2008年にはヒト免疫不全ウイルス(HIV)粒子の宿主細胞からの出芽の際に,ウイルス粒子を宿主細胞の細胞表面につなぎとめる(Tethering)ことでウイルス粒子の放出を抑制する機能を有することが明らかになり,その機能からTetherinとして別途命名されました。
成熟したBST2/Tetherinは図のように特徴的な立体構造を有し,N末端側から短い細胞質領域,膜貫通領域,細胞外のコイルドコイル領域およびC末端側のGPIアンカーが同定されています。また,細胞外領域に3か所ジスルフィド結合を有しBST2/Tetherin同士のホモ2量体として発現すると考えられています。BST2/Tetherinはさまざまな機能が報告されており,その機能解析が注目されていますが,機能発現の多くはBST2/Tetherinの特徴的な立体構造に起因すると考えられています。
例えば,レトロウイルス,コロナウイルス,ヘルペスウイルスなどのエンベロープウイルス粒子の宿主細胞からの出芽を抑制することからウイルス感染研究で注目されるほか,さまざまながん細胞で過剰な発現が見られることから,がん悪性化との相関研究も盛んにおこなわれています。このように幅広く研究が進むBST2/Tetherinですが,その構造的な特徴ゆえに成熟した2量体構造の解析や検出が難しいと考えられています。
本製品クローンMab-C48は2種類のヒト腎がん細胞株ミックスをマウスに免疫して樹立されたマウスモノクローナル抗体で,その後の解析でエピトープとしてヒトBST2/Tetherinに高い特異性を示すことが分かりました。2量体構造に対する高い親和性を有し,フローサイトメトリー,免疫組織染色に加え,免疫沈降にも活用が可能です。

図 BST2/Tetherinの立体構造のイメージ図
参考文献
- Goto, T., et al., "A novel membrane antigen selectively expressed on terminally differentiated human B cells", Blood, 84(6), 1922~1930 (1994). [PMID:8080996]
- Neil, S.J.D, et al., "Tetherin inhibits retrovirus release and is antagonized by HIV-1 Vpu", Nature, 451(7177), 425~430 (2008). [PMID:18200009]
- Tiwari, R., et al., "Beyond Tethering the Viral Particles: Immunomodulatory Functions of Tetherin ( BST-2)", DNA Cell Biol., 38(11), 1170~1177 (2019). [PMID:31502877]
特長
- 2種類の腎がん細胞株(786-OおよびCaki-1)ミックスをマウス免疫して作製されたマウスモノクローナル抗体です。
- BST2/Tetherinの二量体構造を認識します。
- ヒト抗原アレイ(5,300種類)解析により,高いBST2/Tetherin特異性が確認されています。
- 交差性:ヒト
- 適用:免疫沈降,免疫組織染色,フローサイトメトリー,ウエスタンブロット(非還元)
- アイソタイプ:マウスIgG1κ
アプリケーションデータ
ウエスタンブロットによる二量体特異性の検証
免疫沈降
フローサイトメトリー
腎がん細胞株786-O細胞およびCaki-1細胞に対しMab-C48またはコントロールIgG(1μg/ml)および蛍光標識二次抗体を用いてフローサイトメトリーを行った。いずれの細胞に対しても,Mab-C48は有意な結合が確認できた。


免疫組織染色
マルチ正常組織アレイ,マルチ腫瘍組織アレイに対し,Mab-C48またはコントロールIgG(1μg/ml)を用いて免疫組織染色を行った。複数の正常および腫瘍組織で発現が観察された。
フローサイトメトリーによる786-O細胞検証像
価格
[在庫・価格 :2023年12月01日 11時51分現在]
詳細 | 商品名 |
|
文献数 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Anti-BST2/Tetherin, Human, Mouse-Mono(Mab-C48) |
|
0 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
[在庫・価格 :2023年12月01日 11時51分現在]
Anti-BST2/Tetherin, Human, Mouse-Mono(Mab-C48)
文献数: 0
- 商品コード:FDV-0048
- メーカー:FNA
- 包装:100μg
-
価格:
¥40,000特別価格 ¥24,000 - 在庫:3個以上
- 納期:1週間程度 ※※ 表示されている納期は弊社に在庫がなく、取り寄せた場合の目安納期となります。
- 法規制等:
キャンペーン期間 | 2023/11/15 ~ 2024/02/29 | ||
---|---|---|---|
説明文 |
ヒトBST2/Tetherin(CD317, HM1.24 antigen)の2量体構造を認識するマウスモノクローナル抗体。大規模ヒトタンパク質アレイで特異性が検証されており,非還元条件下のウエスタンブロット,免疫沈降,フローサイト―メトリー,免疫染色に使用できる。 クローン:Mab-C48 |
||
法規制等 | |||
保存条件 | -20℃ | 法規備考 | |
抗原種 | Human | 免疫動物 | Mouse |
交差性 | Human | 適用 | FCM,IHC,IP,Western Blot |
標識 | Unlabeled | 性状 | Protein A/G Affinity Purified |
吸収処理 | なし | クラス | IgG |
クロナリティ | Monoclonal | フォーマット | |
掲載カタログ |
ニュース2022年6月1日号 p.32
|
||
製品記事 |
抗ヒトBST2/Tetherinモノクローナル抗体 |
||
関連記事 |
追加しました。
製品情報は掲載時点のものですが、価格表内の価格については随時最新のものに更新されます。お問い合わせいただくタイミングにより製品情報・価格などは変更されている場合があります。
表示価格に、消費税等は含まれていません。一部価格が予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承下さい。