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メーカー：	Horizon社Dharmacon製品 OriGene Technologies TransOMIC Technologies
	Horizon社Dharmacon製品(メーカー略称：DHA)のRNAiコレクション，cDNAコレクション，Yeastコレクションなど，遺伝子機能研究に有用な遺伝子リソースを検索することができます。クローンコレクション検索の使い方はこちら OriGene Technologies社(メーカー略称：ORI)のTrueClone / TrueORF / TrueORF Gold cDNAクローンなど，遺伝子機能研究に有用な遺伝子リソースを検索することができます。クローンコレクション検索の使い方はこちら TransOMIC Technologies社(メーカー略称：TOT)のRNAiコレクション，cDNAコレクション，Yeastコレクションなど，遺伝子機能研究に有用な遺伝子リソースを検索することができます。クローンコレクション検索の使い方はこちら
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HOME> 試薬> 細胞培養> 細胞培養一般試薬> 3次元細胞培養試薬・器材> SpheroTribe - The all-in-one kit for easy 3D cell culture

細胞をSpheroTribeと混ぜるだけの簡単操作！ SpheroTribe - The all-in-one kit for easy 3D cell culture

掲載日情報：2024/04/05 現在Webページ番号：71302

Idylle社独自の濃縮ポリマーを利用した製品で、培地で希釈すると培地の粘性が高くなり、細胞間の接触が促進され、均一なサイズの三次元スフェロイド形成が起こります。多くの細胞種での実績もあり、試料間のばらつきを最小限に抑え、遊走／浸潤アッセイ、免疫染色、薬物スクリーニング、またはin vivo移植実験などのダウンストリームアッセイの一貫性を向上させるのに役立ちます。

※ 本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。

SpheroTribeのボトル

SpheroTribeの利点
特長
使用方法
使用実績のある細胞
キット内容
使用例
使用文献
SpheroTribeのFAQ
価格
関連製品

SpheroTribeの利点

細胞凝集促進作用

培地の粘性を高めることで細胞間の接触を促進するゲル状の足場を作ります。固形腫瘍を模倣した高密度なスフェロイド形成、難しい細胞のスフェロイド形成の改善、幹細胞由来のオルガノイド形成の迅速化が期待されます。

均一性の向上

細胞凝集を最大化することでユニークでばらつきのない均一なサイズのスフェロイド形成を促進し、増殖、がん転移、免疫系細胞の浸潤、in vivo導入などの一貫性の高いアッセイを可能にします。

扱いやすさ

氷上での作業や専用の機器がいらず、スフェロイドを簡単に作製することができます。

高い汎用性

生物学的に不活性な合成高分子を、タンパク質、脂質、成長因子を含まない基礎培地に溶解したものです。ご自身の培地で希釈し、必要に応じて添加物を追加することもできます。

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特長

生物学的に不活性な化合物であるメチルセルロースと基礎培地で構成されており、タンパク質、脂質、成長因子を含みません。
細胞培養用培地の粘性を高め、細胞間の接触を促進するゲル状の足場を作ることでスフェロイド形成を促進します。
必要に応じて血清、抗生物質、分化因子などを添加できます。
スフェロイド形成に適した96ウェル丸底プレート／口径の大きなピペットチップが付属しています。

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使用方法

使用方法の画像

プロトコール動画

SpheroTribe video protocol on Vimeo

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使用実績のある細胞

GB P3、BL13、T033、T042（患者由来幹細胞様グリオブラストーマ細胞）
HMV-Ⅱ（ヒト悪性黒色腫 (Ⅱ)）
ヒト原発性結腸直腸がん細胞
ヒトiPS細胞、iPS細胞由来オルガノイド
ヒト初代大腸がん細胞
ラット胚（E18）初代神経細胞
HeLa細胞
U87、T98G（ヒト神経膠芽腫細胞株）
MDA-MB 231（ヒト乳がん細胞株）
ヒト結腸がん細胞株
COS-7（サル腎臓線維芽細胞様細胞株）
B16F10（マウス黒色腫細胞株）

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キット内容

品名	SpheroTribe （2.5 mL Kit）	SpheroTribe （25 mL Kit）
商品コード	TDA-SPK-MINIKIT	TDA-SPK-KIT
SpheroTribe溶液	2.5 ml	25 ml
U底96穴プレート	1枚	10枚
開口ピペットチップ（200 μl）	20本	96本×2ラック

画像をクリックすると拡大します（拡大図）

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使用例

図. 1 患者由来グリオブラストーマスフェロイドの、Ⅰ型コラーゲンのマトリックスへの浸潤

画像をクリックすると拡大します

SpheroTribe溶液を用いて4日間培養したグリオブラストーマスフェロイドを、コラーゲンマトリックス中に包埋した。
包埋直後（T=0）と24時間後（T=24）に撮影した。
画像提供：Dr. Thomas Daubon, Research Director CNRS, France.

図. 2 免疫チェックポイント阻害後のB16F10スフェロイドへの免疫浸潤

画像をクリックすると拡大します

A. B16F10細胞1×10⁴個をSpheroTribeを用いて6日間培養し、スフェロイド作製した（3日目、6日目の画像）。
B. マウス脾臓由来PBMC1×10⁵個を、IL-15（40 ng/ml）で活性化し^＊、抗PD1抗体（10 μg/ml）と1時間インキュベートした後、B16F10スフェロイドの培地に添加し3日間培養した。
グラフは、処理に応じて回収したスフェロイドのリンパ球浸潤差異をフローサイトメトリーで定量したグラフ（N=4）、P < 0.05 by the Mann? Whitney?test)。
画像提供：Dr. Guillaume Mestrallet, Tisch Cancer Institute, Icahn School of Medicine at Mount Sinai, New York, US.
＊ Lugand, L., et al., "Methods for Establishing a Renal Cell Carcinoma Tumor Spheroid Model With Immune Infiltration for Immunotherapeutic Studies.", Front. Oncol., 12, 898732 (2022). [PMID: 35965544]

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使用文献

Guyon, J., et al., "A 3D Spheroid Model for Glioblastoma.", J. Vis. Exp., 158 (2020). [PMID: 32338647]
Guyon, J., et al., "Lactate dehydrogenases promote glioblastoma growth and invasion via a metabolic symbiosis.", EMBO Mol. Med., 14(12), e15343 (2022). [PMID: 36278433]
Guyon, J., and Daubon, T., "Histological analysis of invasive glioblastoma organoids embedded in a 3D collagen matrix.", STAR Protoc., 4(3), 102521 (2023). [PMID: 37597188]

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SpheroTribeのFAQ

Q-1. SpheroTribeの作用メカニズムを教えて下さい。
A-1. SpheroTribeは、スフェロイドへの効率的な細胞凝集を促進することがよく知られている分子クラウディング（molecular crowding）剤であるメチルセルロースの機能を利用しています。メチルセルロースは培地で希釈されると培地の粘度を高め、細胞の動きを制限するゲル状の環境を作り出し、高密度なスフェロイドの形成のための細胞間の接触を促します。

Q-2. SpheroTribeは、細胞生理やその後のアッセイに影響しますか？
A-2. SpheroTribe溶液は、メチルセルロースで構成されています。メチルセルロースはセルロースの誘導体で、生物学的に不活性であることが知られています。メチルセルロースは、バイオインクを含むさまざまなバイオファブリケーションツールにも使用されています。加えて、SpheroTribeでは、外来ECM成分なしで細胞を培養することができるため、細胞情報伝達に及ぼす可能性のある既知のバイアスを回避することができます。必要に応じて、SpheroTribeはプロトコルのどの段階でも容易に洗浄除去でき、その後のアッセイに使用できるスフェロイドを残すことができます。

Q-3. SpheroTribeは、どのような細胞で使用されていますか？
A-3. SpheroTribeは、各種の細胞でスフェロイド／オルガノイドの作製に成功しています。本記事内の「使用実績のある細胞」をご参照下さい。
このリストを、皆様の研究成果で補足していただけませんか？貴重なご意見をお寄せ下さい！

Q-4. SpheroTribeを使用するために必要な、専用の培地はありますか？
A-4. SpheroTribe濃縮溶液は、基礎培地で構成されており、タンパク質、脂質、成長因子は含まれていません。任意の培地で希釈し、必要に応じて他の物質（血清、抗生物質など）を加えることができます。

Q-5. 25 mL Kit（#TDA-SPK-KIT）で何回の実験ができますか？
A-5. 本キットで、最大960個のスフェロイドを作製することができます。細胞凝集に使用するSpheroTribe溶液の濃度、スフェロイドの総増殖期間、培地の更新頻度により、1キットで作製できるスフェロイドの総数は異なる場合があります。

Q-6. メチルセルロース溶液だけを購入することはできますか？
A-6. はい。メチルセルロース溶液単品はMethylcellulose Solution for SpheroTribe（#TDA-SPK-2-25）としてお買い求め下さい。

Q-7. SpheroTribeを用いてスフェロイドを作製するにはどのくらいの時間がかかりますか？
A-7. 三次元細胞培養を開始するまでの時間は、合わせて30分以内です。その後、目的のスフェロイドサイズを得るための最適な培養時間は、細胞増殖率や対象とする用途によって異なります。一般的には、3日間の培養後に高密度で均一なスフェロイドが形成されます。

Q-8. 各ウェルに何個の細胞を播種すればよいですか?
A-8. 最適な播種密度は、細胞の種類、増殖速度、対象となる用途によって大きく異なります。どの密度で培養するのが最も適しているか、検討する必要があります。原則として、初代細胞には1ウェル当たり1×10⁴～2×10⁴細胞、腫瘍性／不死化細胞株には1ウェル当たり2×10³～7×10³細胞の使用を使用することをお勧めします。

Q-9. スフェロイドはどのくらいの大きさになりますか？
A-9. スフェロイドの大きさは、細胞型の特性、初期密度、使用する培養条件によって大きく異なります。最適な条件を選択するために、異なる細胞型と播種密度で到達したサイズの例をいくつか挙げておきます：