HOME> 試薬> サイトカイン/増殖因子/ホルモン> サイトカイン/増殖因子> Fc-KIH融合組換え体サイトカイン(AdipoGen Life Sciences社)
HOME> 試薬> タンパク質/酵素> Fc-KIH融合組換え体サイトカイン(AdipoGen Life Sciences社)

安定性と薬物動態(PK)が大幅に向上したFc領域変異体Fc-KIH融合サイトカイン Fc-KIH融合組換え体サイトカイン(AdipoGen Life Sciences社)

掲載日情報:2024/06/24 現在Webページ番号:70737

Knobs-into-holes(KIH)技術を利用したFc変異体Fc-KIHを融合した単量体のサイトカインです。発現系は哺乳動物細胞(HEK293細胞)であり、低エンドトキシンで、in vitroおよびin vivoでの実験系で使用が可能です。Fc-KIHタンパク質は、サイトカイン活性を維持しながら、安定性が大幅に向上し、薬物動態(PK、Pharmacokinetics)を大幅に向上することができます。

IL-2 (Mouse)(monomeric)(#AG-40B-0225) Fc(LALA-PG)-KIH(Human):GDF15(Mouse)(#AG-40B-0245)
IL-2:Fc-KIH Monomer L-27:Fc-KIH Heterodimer GDF15:Fc-KIH Homodimer

InVivoKinesとは

InVivoKinesは、AdipoGen Life Sciences社が免疫療法、前臨床およびin vivoにおけるトランスレーショナル研究への応用を目的として開発したKnobs-into-Holes(KIH)テクノロジーを用いた融合タンパク質であり、以下の特長を有しています。

  • HEK293またはCHO細胞により産生され、天然の立体構造を保持しています。
  • 動物不使用の環境下で産生されています。
  • ELISAおよび細胞ベースのアッセイで高い生物活性を検証済みです。
  • SEC(Size Exclusion Chromatography)法で純度および均質性を検証済みです。
  • エンドトキシンの含入は低レベルです。
  • バッチ間の一貫性が保たれています。

ヘテロ二量体Fc-KIH構造の例

図をクリックすると拡大します(🔍)

ヘテロ二量体Fc-KIH構造の例

Knobs-into-Holes(KIH)技術の背景

Knobs-into-Holes(KIH)のコンセプト/フォーマットは、Ridgway1らにより提案され、1996年には重鎖ヘテロ二量体化が可能となり「2つの異なるアームを持つIgG」が作製されました。それ以降、医薬品開発において重要な役割を持つ二重特異性抗体の操作に用いられています。Fc二量体相互作用に関与する重要なアミノ酸残基を操作することにより、相補的な相互作用インターフェースの産生が可能になります。小さな側鎖を持つアミノ酸は大きな側鎖を持つアミノ酸に置換されることで、Knob(突起のようなもの)が作られ、逆側も同様に相手の鎖にHole(ソケットのようなもの)が作られます。

従来、一方のCH3ドメインのT366Y変異はKnobの作成に用いられ、他方のCH3ドメインのY407T変異はHoleを生じさせました。このような突然変異は分子間相互作用を確立し、knob/holeのペアリングによるヘテロ二量体の形成を促進します。KIH二重特異性バイオ医薬品の高純度製造は、分子固有の複雑さにより困難ですが、KIHの効率的な共発現にはknob/holeの同レベルでの共発現が望ましいです。そのため、安定細胞株の発現クローンの選択は、哺乳類細胞を用いたKIH産生が前提条件であり、また手間と時間がかかる必須なプロセスです。

参考文献

  1. Ridgay, J.B., et al., "'Knobs-into-holes' engineering of antibody CH3 domains for heavy chain heterodimerization", Protein Eng., 9(7), 617~621 (1996). [PMID:8844834]

Knobs-into-Holes(KIH)技術の特長


標準的な二量体Fcタンパク質 Fc-KIH単量体化タンパク質 Fc-KIHヘテロ二量体化タンパク質

標準的な二量体Fcタンパク質

Fc-KIH単量体化タンパク質

Fc-KIHヘテロ二量体化タンパク質


  • Fc-Kobs-into-holes(KIH)技術:Fc-KIH技術によって、Fcヘテロ二量体化されることにより2つの異なるアームを持つ構造を作成できます。これにより、天然に存在する単量体、ヘテロ二量体、またはホモ二量体タンパク質を設計することができます。
  • Fc-KIHドメイン:サイトカインの血漿半減期を延長し、活性を維持しながら薬物動態(PK;pharmacokinetics) を大幅に改善します。一方で、Fcγレセプター(FcγR)および補体C1qと結合し、抗体依存性細胞傷害(ADCC;Antibody Dependent Cellular Cytotoxicity)、抗体依存性細胞貪食活性(ADCP;Antibody Dependent Cell mediated Phagocytosis)、および補体依存性細胞傷害活性(CDC;Complement Dependent Cytotoxicity)を引き起こす可能性があります。
  • Fc-KIH LALA-PG変異:FcγRおよびC1qへの結合を阻害しますが、FcRn結合およびFcの安定性に関しては影響を受けません。
  • Fc-KIHコンストラクト:エンドトキシン含有量が低い哺乳動物細胞で産生されます。
  • Fc-KIHタンパク質:Fc-KIHタンパク質は、in vivo研究用に開発されましたが、in vitro実験にも適しています。

IgGベースのエフェクター機能

IgG抗体とFc融合タンパク質は、前臨床および治療用途に用いられるバイオ医薬品です。免疫系とのコミュニケーションは、膜結合タンパク質であるFcγレセプター(FcγR)によって制御および媒介されます。これらのバイオ医薬品は抗原結合部位で構成されており、それによって特異性、親和性、および免疫細胞の表面に発現するFcレセプター(FcγRⅠ、FcγRⅡ、FcγRⅢ)、血中の補体(C1q)、FcRn(新生児のFcR)に結合し免疫効果を活性化するFcセグメントが決定されます。ADCC、ADCPおよびCDCはすべて、Fcドメインとさまざまな細胞型のFcレセプターとの相互作用によって媒介され、バイオ医薬品のエフェクター機能に大きく影響を及ぼします。

IgG1抗体またはFc融合タンパク質の作用機序

図をクリックすると拡大します(🔍)

IgG1抗体またはFc融合タンパク質の作用機序

  • ADCC:エフェクター細胞上のFcRは、標的細胞上のバイオ医薬品のFc領域に結合します。その結果、溶解酵素の分泌と細胞死誘導分子の発現を引き起こし、標的細胞の溶解を誘導します。
  • ADCP:貪食細胞上のFcRは、標的細胞または免疫複合体上のバイオ医薬品のFc領域に結合し、食作用によるクリアランスを促進します。
  • CDC:C1qは、標的細胞上のバイオ医薬品のFcドメインに結合し、補体カスケードと膜攻撃複合体(MAC;Membrane Attack Complex)を構築し、細胞の溶解を引き起こします。
  • 半減期の延長:IgG / Fcドメイン(IgG)と胎児性FcR(FcRn)を組み合わせることにより、抗体とFc融合タンパク質を分解から保護し、血清中での半減期を延長できます。

Fc-KIHドメインのサイレンシング(LALA-PG変異)

AdipoGen Life Sciences社は、hIgG1-P329G LALA変異を使用し、FcγRとC1qの相互作用は完全に抑制される一方で、少ない変異でFcRn相互作用とFcの安定性には影響のない、サイレンシングされたFc-KIHドメインを設計しました。LALA-PG変異は、検出できるFcγレセプターまたはC1qへの結合を示し、細胞機能性アッセイでは不活性で、炎症性サイトカイン応答の誘導はありません。

Fc-KIHドメインのサイレンシング(LALA-PG変異)

図をクリックすると拡大します(🔍)

Fc(LALA-PG)-KIH(Human)IgG1コントロール(#AG-35B-0018)は、ヒトFcγレセプターⅠには結合しないことが示された。

参考文献

  • Gogesch, P., et al., "The Role of Fc Receptors on the Effectiveness of Therapeutic Monoclonal Antibodies", Int. J. Mol. Sci., 22(16), 8947 (2021). [PMID:34445651]

各サイトカインの機能

IL-2とは ☟

IL-2 Superkine(Fc)とは ☟

IL-2(Switch-2)とは ☟

IL-7とは ☟

IL-12とは ☟

IL-21とは ☟

IL-23とは ☟

IL-27とは ☟

IL-33(oxidation resistant)とは ☟

IL-37とは ☟

IL-38とは ☟

GDF15とは ☟

Irisinとは ☟

ネガティブコントロール ☟



目次に戻る

特長

  • 純度:≧95%(SDS-PAGE)
  • 形状:凍結乾燥物(PBS含有)

目次に戻る

製品ラインナップ

商品コードをクリックすると各製品の価格表をご覧いただけます。

Fc-KIH(Human)
融合タンパク質
産生 商品コード 種反応性 タンパク質構造 Fc-KIH
サイレンシング
変異 M.W.
(SDS-PAGE)
IL-2 (Human)(monomeric)

IL-2 (Human)(monomeric):Fc-KIH(Human)(#AG-40B-0224)🔍

HEK293細胞 AG-40B-0224 Human
(Mouse)
Monomer No 約48 kDa/28 kDa
IL-2 (Mouse)(monomeric)

IL-2 (Mouse)(monomeric):Fc-KIH (Human)(#AG-40B-0225)🔍

HEK293細胞 AG-40B-0225 Mouse
(Human)
Monomer No 約50 kDa/28 kDa
IL-2 Superkine(monomeric)

IL-2 Superkine(monomeric):Fc-KIH (Human)(#AG-40B-0222)

HEK293細胞 AG-40B-0222 Human
Mouse
Monomer No H9 約45 kDa/28 kDa
IL-2 Superkine H9T
(monomeric)

IL-2 Superkine H9T:Fc-KIH(Human)(#AG-40B-0223)🔍

HEK293細胞 AG-40B-0223 Human
Mouse
Monomer No H9T 約45 kDa/28 kDa
IL-2(Human) Switch-2
(monomeric)

IL-2(Human)(Switch-2)(monomeric):Fc-KIH(Human)(#AG-40B-0234)🔍

HEK293細胞 AG-40B-0234 Human
Mouse
Monomer No pH-resistant Switch-2 約45 kDa/28 kDa
IL-7(Human)(monomeric)

IL-7(Human)(monomeric):Fc-KIH(Human)(#AG-40B-0238)🔍

HEK293細胞 AG-40B-0238 Human
Mouse
Monomer No 約60 kDa/28 kDa
IL-12(Mouse)

IL-12(Mouse):Fc-KIH(Human)(rec.)(#AG-40B-0240)🔍

CHO細胞 AG-40B-0240 Mouse Heterodimer No 約60 kDa/75 kDa
IL-21(Mouse)(monomeric):
Fc(LALA-PG)-KIH(Human)

IL-23(Mouse):Fc-KIH(Human) (#AG-40B-0235)🔍

CHO細胞 AG-40B-0250 Human
Mouse
Monomer LALA-PG 約54 kDa/28 kDa
IL-23(Mouse)

IL-23(Mouse):Fc-KIH(Human)(#AG-40B-0235)🔍

CHO細胞 AG-40B-0235 Human
Mouse
Heterodimer No 約75 kDa/55 kDa
IL-23(Mouse):
Fc(LALA-PG)-KIH(Human)

IL-23(Mouse):Fc-KIH(Human)(#AG-40B-0248)🔍

CHO細胞 AG-40B-0248 Mouse Heterodimer LALA-PG 約75 kDa/55 kDa
IL-27(Mouse)

IL-27(Mouse):Fc-KIH(Human)(#AG-40B-0236-C050)🔍

CHO細胞 AG-40B-0236 Human
Mouse
Heterodimer No 約62 kDa/60 kDa
IL-27(Mouse):
Fc(LALA-PG)-KIH(Human)

IL-27(Mouse):Fc-KIH(Human)(#AG-40B-0249-C050)🔍

CHO細胞 AG-40B-0249 Human
Mouse
Heterodimer LALA-PG 約62 kDa/60 kDa
IL-33(oxidation resistant)(Human)(monomeric)

IL-33(oxidation resistant)(Human)(monomeric):Fc-KIH(Human) (#AG-40B-0233-C050)🔍

HEK293細胞 AG-40B-0233 Human
Mouse
Monomer No Oxidation
resistant
約55 kDa/28 kDa
IL-37 (Human)(monomeric)

IL-37(Human)(monomeric):Fc-KIH(Human)(#AG-40B-0221)🔍

HEK293細胞 AG-40B-0221 Human
Mouse
Monomer No Δ5CysS-S、Y85A 約55 kDa/28 kDa
約90 kDa(Monomer)(SEC)
IL-38
(aa 1~152)(Human)
(monomeric)

IL-38(aa 1-152)(Human)(monomeric):Fc-KIH(Human)(rec.)(#AG-40B-0241)🔍

HEK293細胞 AG-40B-0241 Human Monomer No 約53 kDa/28 kDa
IL-38
(aa 20~152)(Human)
(monomeric)

IL-38<br>(aa 20~152)(Human):Fc-KIH(Human)(#AG-40B-0226)🔍

HEK293細胞 AG-40B-0226 Human Monomer No 約50 kDa/28 kDa
IL-38
(aa 3~152)(Mouse)
(monomeric)

IL-38<br>(aa 3~152)(Mouse):Fc-KIH(Human)(#AG-40B-0227)🔍

HEK293細胞 AG-40B-0227 Mouse Monomer No 約52 kDa/28 kDa
Fc(LALA-PG)-KIH(Human):GDF15(Mouse)

Fc(LALA-PG)-KIH(Human):GDF15(Mouse)🔍

HEK293細胞 AG-40B-0245 Mouse Heterodimer LALA-PG 約45 kDa/30 kDa
Fc(LALA-PG)-KIH(Human):Irisin(monomeric)

Fc(LALA-PG)-KIH(Human):Irisin(monomeric)(#AG-40B-0246)🔍

HEK293細胞 AG-40B-0246 Human
Mouse
Monkey
Rat
Monomer LALA-PG 約55 kDa/30 kDa
  • H9:L80F、R81D、L85V、I86V、I92F変異を含む。
  • H9T:H9(L80F、R81D、L85V、I86V、I92F変異を含む)に加え、新規のQ126T変異を含む。
  • pH-resistant Switch-2:T37H、R38L、T41S、F42Y、K43G変異を含む。
  • Oxidation resistant:C208S、C232S変異を含むことにより、IL-33の酸化を防止する。

関連製品 ネガティブコントロール

商品コードをクリックすると製品の価格表をご覧いただけます。

Fc-KIH(Human)
融合タンパク質
商品コード Fc-KIH
サイレンシング
M.W.
Fc-KIH (Human) IgG1 Control

Fc-KIH(Human) IgG<sub>1</sub> Control(#AG-35B-0015)🔍

AG-35B-0015 No 約28 kDa
Fc(LALA-PG)-KIH (Human)IgG1 Control

Fc(LALA-PG)-KIH(Human)IgG<sub>1</sub> Control(#AG-35B-0018)🔍

AG-35B-0018 LALA-PG 約28 kDa


目次に戻る

使用例

CTLL-2マウス細胞傷害性T細胞増殖の増加の検証

グルタミン、10%FBSを含むRPMI培地に、さまざまな濃度のIL-2(Human)(monomeric):Fc-KIH(Human)(#AG-40B-0224)(左下図)、IL-2(Mouse)(monomeric)):Fc-KIH(Human)(#AG-40B-0225)(右下図)またはFc-KIH(Human) IgG1 Control(rec.)(#AG-35B-0015)を添加してCTLL-2マウス細胞傷害性T細胞増殖の増加を検証した。細胞の増殖は、PMS/MTS(CellTiter 96 AQueous One Solution Cell Proliferation Assay、Promega社)を使用して定量した。IL-2(Human)(monomeric):Fc-KIH(Human)およびIL-2(Mouse)(monomeric):Fc-KIH(Human)のED50はいずれも<40 pMであった。

CTLL-2マウス細胞傷害性T細胞の増殖の増加(#AG-40B-0224使用)

図をクリックすると拡大します(🔍)

マウス細胞傷害性T細胞の増殖の増加(#AG-40B-0224使用)

CTLL-2マウス細胞傷害性T細胞の増殖の増加(#AG-40B-0225使用)(#AG-40B-0225使用)

図をクリックすると拡大します(🔍)

マウス細胞傷害性T細胞の増殖の増加(#AG-40B-0225使用)


IL-2レセプター(IL-2R)活性化の解析

IL-2 Superkine(monomeric):Fc-KIH(Human)によるIL-2レセプター活性化の解析

図をクリックすると拡大します(🔍)

IL-2 Superkine(monomeric):Fc-KIH(Human)によるIL-2レセプター活性化の解析

遺伝子操作によるIL-2Rを発現する細胞株よりなるIL-2 Bioassay(Promega社、#JA2201)を使用して、IL-2 Superkine(monomeric):Fc-KIH(Human)(#AG-40B-0222)、IL-2 Superkine(Fc)(#AG-40B-0111)、またはFc-KIH(Human) IgG1 Control(#AG-35B-0015)によるIL-2Rの活性化を解析した。
IL-2がIL-2Rに結合するとレセプター媒介経路シグナル伝達により誘導される発光をルミノメーターで測定した。IL-2 Superkine(monomeric):Fc-KIH(Human)は、二量体のIL-2 Superkineに比べてよりIL-2Rを活性化したことが分かる。

IL-2(Human/Mouse)(monomeric):Fc-KIH(Human)によるIL-2レセプター活性化の解析

図をクリックすると拡大します(🔍)

IL-2(Human/Mouse)(monomeric):Fc-KIH(Human)によるIL-2レセプター活性化の解析

IL-2 Superkine(monomeric):Fc-KIH(Human)(#AG-40B-0222)およびIL-2(Human)(monomeric):Fc-KIH(Human)(#AG-40B-0224)は、CTLL-2細胞傷害性T細胞増殖効果の向上において、ゴールドスタンダードであるIL-2 Aldesleukinと同等以上の効果を示した。


IL-27(Mouse)Fc融合体によるマウスおよびヒト細胞のStat3リン酸化活性の比較

IL-27(Mouse):Fc-KIH(Human)(#AG-40B-0236)は、マウスおよびヒトIL-27R複合体に結合し、マウスおよびヒト細胞のStat3リン酸化を活性化するヘテロ二量体Fc-KIHコンストラクトです。

HepG2細胞においてIL-27(Mouse):Fc-KIH(Human)(#AG-40B-0236)(Heterodimer)は、他社IL-27(Mouse):Fc(Dimer of Heterodimer)に比べて高いStat3リン酸化活性を示した。

  • 図A:ウエスタンブロット像
  • 図B:ウエスタンブロットの定量図
IL-27(Mouse)のマウスおよびヒト細胞のStat3リン酸化活性の比較

図をクリックすると拡大します(🔍)


Fc(LALA-PG)-KIH(Human):GDF15(Mouse)(#AG-40B-0245)とGFRALとの結合の検証

GFRAL(Mouse) をコートしたELISAプレート、および他社Fc(LALA-PG)-KIH(Human):GDF15(マウス)、他社GDF15(Mouse):Fc(Human)またはFc(LALA-PG)-KIH(Human)IgG1(#AG-35B-0018)を用いて結合アッセイを実施した。検出は抗Human Fc-HRP抗体を用いた。

Fc(LALA-PG)-KIH(Human):GDF15(Mouse)は、SECによって二量体として移動し、そのレセプターであるGFRAL(Mouse)とEC50約15 ng/mlで結合を示した。一方、SEC(>1,000 kDa)で凝集体として移動する他社GDF15(Mouse):Fc(Human)は、低い親和性でコントロールタンパク質と同程度の結合を示した。

Fc(LALA-PG)-KIH(Human):GDF15(Mouse)(#AG-40B-0245)とGFRALとの結合の検証

図をクリックすると拡大します(🔍)

目次に戻る

お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

製品情報は掲載時点のものですが、価格表内の価格については随時最新のものに更新されます。お問い合わせいただくタイミングにより製品情報・価格などは変更されている場合があります。
表示価格に、消費税等は含まれていません。一部価格が予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承下さい。