エンドトキシンレベルの定量キット EndoAlert Endotoxin / Endotoxin ES Plate Kit

水溶液中の細菌性エンドトキシン（Endotoxin）をカイネティック比色法により定量するアッセイキットです。
細菌性リポ多糖類であるエンドトキシンは、ほとんどのグラム陰性菌において主要な細胞壁成分の1つです。本キットは低レベルのエンドトキシンを検出し、生物学的および環境的試料の完全性を評価するのに有用です。

※ 本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。

製品外観

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＊1 本キットは、スタンダード（Endotoxin standard）を用いて作製した標準曲線を利用してエンドトキシン量を測定します。試料中のエンドトキシンの由来となるグラム陰性菌の種に特異的ではありません。エンドトキシンの由来が分かっており、試験の精度を高めたい場合は、その種から精製されたエンドトキシンを使用して下さい。
＊2 高濃度の（1,3）β-D-グルカンの存在は、偽陽性反応を引き起こす可能性があります。

本キットは、1968年にLevin氏およびBang氏によって最初に記述された反応の定量バージョンです。両キットとも、LPSと反応するカブトガニ（Limulus polyphemus）の血球抽出物から調製されるライセートLimulus amebocyte lysate（LAL）を利用しています。
エンドトキシンがLAL（Limulus Amebocyte Lysate）中のC因子（Factor C）を活性化し、それがB因子（Factor B）を活性化する酵素的カスケードに基づいています。B因子（Factor B）は、プロ凝固酵素（Proclotting Enzyme）を活性化し、それは次に凝固酵素（Clotting Enzyme）を活性化します。無色の合成ペプチド基質は凝固酵素によって加水分解され、黄色を生成し、これを405 nmの分光光度計で測定します。反応から生じる色の程度は試料中のエンドトキシン量に比例するため、標準曲線を用いて計算することができます。

左図：EndoAlert Endotoxin Plate Kit（#KMA-0100）
右図：EndoAlert Endotoxin ES Plate Kit（#KMA-0200）

※ 測定には37℃でインキュベートできるマイクロプレートリーダー（測定波長：405 nm）が必要です。