Antibodies, ELISA Kits, Recombinant Proteins for TNF Pathway Studies TNFシグナル伝達経路研究用の抗体、ELISAキット、組換え体タンパク質

炎症反応の調節因子として中心的な役割を担うほか細胞のコミュニケーション、分化、死などにも関与するTNF（Tumor Necrosis Factor、腫瘍壊死因子）の研究に最適な抗体、ELISAキット、タンパク質です。

TRAF2 Antibody（#600-401-FM5）を用いたウエスタンブロットの例
マウス肝組織ライセートを1レーンあたり35 μgアプライしてSDS-PAGE／ウエスタンブロットを行った。それぞれのレーンに、一次抗体として抗TRAF2抗体（1:400）をレーンA（0.5 μg/ml）、レーンB（1 μg/ml）、レーンC（2 μg/ml）添加し、さらに二次抗体としてPeroxidase標識抗ウサギ抗体（1:10,000）を加え画像を得た。メインバンド（50 kDa）以外に、TRAF2のスプライスバリアントとアイソフォームのバンドが観察された。

TRAF2 Antibody（#600-401-FM5）を用いたマウス試料の免疫組織化学像
TRAF2 は、膜、ミトコンドリア、ミトコンドリア外膜に局在することが示された。

使用試料・抗体：

• ホルマリン固定パラフィン包埋されたマウス肝組織
• TRAF2 抗体 ：10 μg/ml
• 二次抗体：Peroxidase標識抗ウサギ抗体（1:10,000）
• 核はHematoxylin染色（ここでは紫色に染色）により可視化

rHuman TNF Receptor-1 Protein（#009-001-W29-0005）の使用例
L-929 細胞をヒト TNF-α（1 ng/ml）、アクチノマイシンD（1 μg/ml）、および組替え体ヒトTNFレセプター1（ 0 ～10 μg/ml） とともに培養を行った（ー◆ー）。24時間後に細胞増殖を測定し、用量依存曲線の直線部分を使用してED₅₀を計算した。 ヒトTNFレセプター1 のED₅₀値は8～12 ng/ml であった。対照として、組替えヒトTNFレセプター1非添加（--■--）のデータを示す。