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HOME > 試薬 > ELISA > ELISA関連商品 > BioStab Peroxidase Conjugate Stabilizer

HRP標識抗体（⻄洋ワサビペルオキシダーゼと抗体のコンジュゲート）の酵素活性安定化試薬 BioStab Peroxidase Conjugate Stabilizer

掲載日情報：2021/10/27 現在Webページ番号：70457

アディポジェンライフサイエンシーズ /
Adipogen Life Sciences
[メーカー略称：KOM]

BioStab Peroxidase Conjugate Stabilizerは、HRP（Horseradish Peroxidase）標識抗体の酵素活性を長期間安定化させる試薬です。試薬を毎⽇調製することで起こる調製エラーを排除することができます。

※ 本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。

BioStab Peroxidase Conjugate Stabilizerの機能の検証実験
BioStab Peroxidase Conjugate Stabilizerのメリットとは
特長
操作方法概略
保存液（Stock Solution）に関して：
価格

BioStab Peroxidase Conjugate Stabilizerの機能の検証実験

本製品が、HRP標識抗体の酵素活性を安定化できるのかを、長期間に渡り追跡した。

BioStab Peroxidase Conjugate Stabilizerは、数か月間にわたり室温でも活性が維持できた

HRP標識抗体を、BioStab Peroxidase Conjugate Stabilizerで1,000に希釈し実験に用いた。対照としてPBS（Phosphate Buffered Saline）で希釈したものを用いた。保存温度は4℃と22℃とし経時変化を観察した。本製品を用いた場合は、保存温度には関係なく、上図の場合は8か月過ぎまで100％近辺のペルオキシダーゼの残存活性を示した。PBSを用いた場合は、22℃保存では１か月でペルオキシダーゼ活性が急速に失活し、4℃保存では2か月目でペルオキシダーゼ残存活性は50％程度に低下した。なお、本製品は24か月でも残存活性は60％以上であった（結果は略する）。

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BioStab Peroxidase Conjugate Stabilizerのメリットとは

ELISAの場合
ELISA（Enzyme-Linked Immuno Sorbent Assay）は、血清・組織・細胞をはじめとする様々な試料に含まれるターゲットを、それに結合する抗体で捉え、酵素反応にリンクさせて検出する方法です。高特異性の抗体と、⻄洋ワサビペルオキシダーゼ（Horseradish Peroxidase, HRP）の組み合わせは有力な組合せの一つですが、BioStab Peroxidase Conjugate Stabilizerはこのコンジュゲートを長期安定化させ、最強の検出系へと変化させます。

Western Blotの場合
WB（ウエスタンブロット）は、組織や細胞由来の複雑な組成の混合物の中から、特定のターゲットの検出を行う検出手法です。検出用抗体として⻄洋ワサビペルオキシダーゼ（HRP）などで標識された抗体を用いますが、BioStab Peroxidase Conjugate Stabilizerはこれを長期間安定化させ、一貫した検出が可能となります。

免疫組織化学染色（IHC）の場合
免疫組織化学（Immunohistochemistry, IHC）は、細胞や組織の構造を保ったままターゲットの局在性を解析することができます。BioStab Peroxidase Conjugate Stabilizerにより抗体の標識酵素が劣化しにくくなり、ターゲットと結合した酵素レポーターは安定したシグナルを発します。試薬を毎⽇調製することで起こる調製エラーを排除することができます。

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特長

ELISA、ウエスタンブロッティング、免疫組織化学といったHRP標識抗体を使用する様々な用途で有用です。
Ready-to-useで、そのまま希釈液として使用できます。
長期保存中の微生物の増殖を防ぐため、非毒性の防腐剤が添加されています。0.22μmフィルターでろ過済みです。
安定化剤として極微量の界面活性剤を含み、動物由来成分やタンパク質成分、および水銀化合物などの有害物質は含みません。
BioStab Peroxidase Conjugate Stabilizerで用途に適した濃度に希釈したHRP標識抗体は、室温で最低6か月間、4℃で1年間使用することができます。

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操作方法概略

実験期間（1年以内）に必要な量のHRP標識抗体を目的の濃度（例：ELISAの場合は1：50,000）に希釈する。
ブロッキング剤を添加する。
試験後、冷蔵保存する。

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保存液（Stock Solution）に関して：

濃縮コンジュゲート溶液は、BioStab Peroxidase Conjugate Stabilizerを加えて実験を行うのに適した濃度に希釈して下さい。調製された保存液は、活性を失うことなく指定された期間保存することができます。
適切な添加剤を用いてさらに希釈することができます。
3 mM以上の濃度のリン酸緩衝液の使用は避けて下さい。

※ BioStab Peroxidase Conjugate Stabilizerは原液のまま冷蔵（4℃）保存して下さい。希釈されたBioStab Peroxidase Conjugate Stabilizerを用いて試薬の保存液を調整した場合の安定性については保証されません。

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