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ATCC® Human Primary Mesenchymal Stem Cell
ヒト初代間葉系幹細胞 ATCC® Human Primary Mesenchymal Stem Cell
掲載日情報:2022/06/14 現在Webページ番号:70275
各種間葉系幹細胞です。ATCC®の専用培地と増殖キットの培養システムを使用すれば、フィーダー細胞や細胞外マトリックスタンパク質、その他の基質は不要です。脂肪由来および臍帯由来の間葉系幹細胞にはDifferentiation Toolkitが用意されており、簡単かつ迅速に脂肪細胞、軟骨細胞、骨細胞へ分化させることができます。

追加しました。
間葉系幹細胞について
間葉系幹細胞(Mesenchymal stem cell、MSC)は、骨芽細胞や軟骨細胞、脂肪細胞など様々な細胞種に分化できる多能性幹細胞です。MSCは骨髄や脂肪、ヒト臍帯や臍帯血、末梢血などの組織から単離することができます。脂肪由来間葉系幹細胞は脂肪吸引や生検によりヒト脂肪組織から、臍帯由来間葉系幹細胞はヒト臍帯に存在するホウォートンゼリー(Wharton’s Jelly)から単離されます。初代脂肪組織やホウォートンゼリー由来のMSCは比較的簡単に入手できると考えられていますが、単一の幹細胞集団の単離には費用や時間を要します。吸引採取した脂肪や臍帯組織は、複数の異なる細胞種(脂肪細胞、内皮細胞、平滑筋細胞、周皮細胞、前駆細胞など)が含まれた不均一な状態であり1、コンタミネーションの恐れがあります。
MSCを使用した研究
成体幹細胞の分化、組織エンジニアリング1, 2, 8, 11、細胞療法9、再生医療の研究3, 4, 6, 7、iPS細胞の作製5
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特長
細胞について
- 各ロットは単一ドナーから作製しています。
- 継代数は1~3回以内です。
- 専用の分化キットとプロトコルを使用することにより、骨芽細胞(Osteoblast)、 脂肪細胞(Adipocyte)、 軟骨細胞(Chondrocyte)に分化することを確認済みです。
- 以下の細胞表面マーカー10の発現を確認済みです。
6つのポジティブマーカー(>95%):CD29、CD44、CD73、CD90、CD105、CD166
4つのネガティブマーカー(2%):CD14、CD31、CD34、CD45 - 生存率・生育率・形態についてチェック済みです(ATCC®専用培地での確認)。
- ウイルスチェック(HIV、HBV、HCV)および無菌チェック(細菌、酵母、マイコプラズマ)済みです。
- ヒト初代細胞はすべてインフォームドコンセントの下で採取されており、ドナーのプライバシーは保護されています。
専用培地について
- 各初代培養細胞には、専用増殖培地が用意されています。
- 専用増殖培地の使用により、優れた増殖効果が得られます。
- 増殖培地は、基礎培地と増殖キットを組み合わせて使用します。
追加しました。
参考文献
- Zuk, P.A., et al. Mol., Biol. Cell., 13(12):4279~4295(2002).
- Schäffler, A. and Büchler, C., Stem Cells 25(4):818~827(2007).
- Kang, S.K., et al., J. Cell Sci., 117(Pt 18):4289~4299(2004).
- Safford, K.M., et al., Curr. Drug Targets, 6(1):57~62(2005).
- Safford, K.M., et al., Exp. Neurol., 187(2):319~328(2004).
- Kingham, P.J., et al., Exp. Neurol., 207(2):267~274(2007).
- Xu, Y.et al., Brain Res., 1239:49~55(2008).
- Seo, M.J., et al., Biochem. Biophys. Res. Commun., 328(1):258~264(2005).
- Timper, K., et al., Biochem. Biophys. Res. Commun., 341(4):1135~1140(2006).
- Dominici, M., et al., Cytotherapy, 8(4):315~317(2006).
- Freshney, R.I., Culture of Animal Cells: A Manual of Basic Technique, 6th Ed. John Wiley & Sons, Hoboken, New Jersey, 2010.
追加しました。
細胞の種類と価格
品名をクリックするとATCC®ウェブサイトの製品情報をご覧いただけます。分化キットは、用途に応じて表中ⓐ~ⓒのいずれかの製品をお選び下さい。
[メーカー:ACC] | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
品名 | 基礎 培地 |
増殖 キット |
分化 キット |
細胞数 | ATCC® No. | 包装 | 価格 | 在庫 |
Subcutaneous Preadipocytes(皮下脂肪前駆細胞) | Ⓐ | ① | ⓐ | ≧1×106 | ™ | |||
Adipose-derived Mesenchymal Stem Cells(脂肪由来間葉系幹細胞) | Ⓑ | ② | ⓐ / ⓑ / ⓒ | ≧1×106 | ™ | |||
Umbilical Cord-derived Mesenchymal Stem Cells(臍帯由来間葉系幹細胞) | ⓑ / ⓒ | ≧5×105 | ™ | |||||
Bone Marrow-derived Mesenchymal Stem Cells(骨髄由来間葉系幹細胞) | ③ | ⓐ / ⓑ / ⓒ | ≧1×106 | ™ |
基礎培地の価格
[メーカー:ACC] | |||||
---|---|---|---|---|---|
品名 | ATCC® | 包装 | 価格 | 在庫 | |
Ⓐ | Fibroblast Basal Medium | ™ | |||
Ⓑ | Mesenchymal Stem Cell Basal Medium | ™ |
増殖キットの価格
[メーカー:ACC] | |||||
---|---|---|---|---|---|
品名 | ATCC® | 包装 | 価格 | 在庫 | |
① | Fibroblast Growth Kit, Low Serum | ™ | |||
② | Mesenchymal Stem Cell Growth Kit for Adipose and Umbilical-derived MSCs - Low Serum | ™ | |||
③ | Mesenchymal Stem Cell Growth Kit for Bone Marrow MSCs | ™ |
分化誘導キットの価格
[メーカー:ACC] | |||||
---|---|---|---|---|---|
品名 | ATCC® | 包装 | 価格 | 在庫 | |
ⓐ | Adipocyte Differentiation Tool Kit | ™ | |||
ⓑ | Chondrocyte Differentiation Tool Kit | ™ | |||
ⓒ | Osteocyte Differentiation Tool Kit | ™ |
その他関連製品の価格
[メーカー:ACC] | ||||
---|---|---|---|---|
品名 | ATCC® | 包装 | 価格 | 在庫 |
Dulbecco's Phosphate Buffered Saline | ™ | |||
Penicillin-Streptomycin-Amphotericin B Solution | ™ | |||
Trypsin-EDTA for Primary Cells | ™ | |||
Trypsin Neutralizing Solution | ™ |
追加しました。
使用例
Mesenchymal Stem Cell培養例
ATCC® Mesenchymal Stem Cellsを専用培地と増殖キットで培養した。未分化状態のまま正常な形態を維持している。
Mesenchymal Stem Cell専用培地と市販培地を用いた細胞増殖率の比較
Adipose-derived Mesenchymal Stem Cell(ATCC® PCS-500-011™)を、ATCC®専用培地と市販の培地2種でそれぞれ培養し、細胞増殖率を測定した。いずれもATCC®専用培地を用いた方が増殖率が高かった。
Adipose-Derived Mesenchymal Stem Cell(ATCC® PCS-500-011™)の表現型プロファイルと分化誘導例
各種細胞表面マーカーをフローサイトメトリーで解析した。液体窒素から取り出し、解凍してすぐの細胞(青色)と、培養後48時間の細胞(緑色)を試料として用いた。どちらの細胞も、ポジティブマーカー6種(CD29、CD44、CD73、CD90、CD105、CD166)については95%以上の細胞で発現が確認できた。ネガティブマーカー4種(CD14、CD31、CD34、CD45)については2%以下という結果だった。

専用増殖培地で培養した細胞を、各種分化誘導キットで処理した。
Adipose-Derived Mesenchymal Stem Cells(ATCC® PCS-500-011™)を使用したAdipocyte分化方法概略
※製品添付のプロトコルに従い解凍し、専用培地で培養する。分化誘導開始48時間前に18,000 cells/cm2 の細胞密度になるよう6ウェルプレートに播種する。
※Adipocyte Differentiation Toolkit (ATCC® PCS-500-050™)で2種類の培地を調製しておく。
・Adipose Differentiation Initiation Medium
・Adipose Differentiation Maintenance Medium
Initiation Phase
1. 培地を取り除き、D-PBS(ATCC® 30-2200™)で洗浄する。
2. Adipose Differentiation Initiation Mediumを2 ml加え、分化誘導を開始する。
3. 48時間培養した後、培地の半分(1 ml)を取り除き、新しいAdipose Differentiation Initiation Mediumを2 ml加える。
Maintenance Phase
4. 引き続き48時間培養した後、培地を2 ml取り除く(1 mlは残す)。
5. Adipose Differentiation Maintenance Mediumを2 ml加える。
6. 4. と5. をAdipocytesが成熟するまで(Initiation Phase開始からおよそ15日間)繰り返す。
7. 脂肪の蓄積を確認するには、細胞を固定し、Oil Red O染色を行う。
追加しました。
製品情報は掲載時点のものですが、価格表内の価格については随時最新のものに更新されます。お問い合わせいただくタイミングにより製品情報・価格などは変更されている場合があります。
表示価格に、消費税等は含まれていません。一部価格が予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承下さい。