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Minute Synaptosome Isolation Kit
少量の神経組織／培養細胞からシナプトソームを単離するキット Minute Synaptosome Isolation Kit
掲載日情報：2022/03/28 現在Webページ番号：70222
従来の密度超遠心分離を用いる分画方法に比べ、非常に少量の新鮮／凍結神経組織／培養細胞から非変性状態のシナプトソーム（Synaptosome）を簡便、迅速に単離できるキットです。
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使用例
本製品を用いて新鮮なマウス大脳皮質からシナプトソームを単離した。
- Lane 1：全組織ライセート
- Lane 2：細胞質画分
- Lane 3：シナプトソーム画分
）
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シナプトソーム（Synaptosome）の分離における問題点
シナプトソームには、シグナル伝達に重要な役割を果たす直径80～200 nmのシナプス小胞が含まれています。神経組織／培養細胞からシナプトソーム（Synaptosome）の分離は、神経疾患機構の理解に不可欠です。通常はシナプトソームは密度超遠心分離によって分離しますが、この方法は手間とで時間がかかり、また多くの試料が必要でした。
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特長
- ダウンス型ホモジナイザーや密度超遠心分離は必要ありません。
- バッファーは界面活性剤を含まず、シナプトソーム関連タンパク質は非変性状態で単離されます。
- 必要試料量：10～50 mg（組織）
- 操作時間：1時間
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操作方法概略
- 脳組織試料の場合：約30 mg（10～50 mg）の新鮮または凍結組織をコレクションチューブ内にセットしたフィルターカートリッジに入れる。200μl Buffer Aを加える。次に、プラスチック製ロッド*1を使用してフィルター表面に1～2分間組織をねじりながら押しつけて、組織を破砕する。
培養細胞の場合：低速遠心分離（500～600×g、5分間）で30～40×106cellsを回収する。PBS 1 mlで回収した細胞を1回洗浄する。上清を完全に除去し、Buffer A 500μl中にペレットを再懸濁する。細胞懸濁液を氷上で5分間インキュベートする。その後、すべての細胞懸濁液をコレクションチューブ内にセットしたフィルターカートリッジ中に移す。 - フィルターカートリッジのフタをして数回反転させ、次に16,000×gで15～20秒間で遠心分離する（培養細胞の場合は、必要に応じて同一フィルターでろ過処理を行うころで、最終収量を増やすことができる）。
- コレクションチューブからフィルターカートリッジを廃棄した後、10秒間激しくボルテックスし、ペレットを再懸濁する。次に1,500×gで5分間遠心分離する。ペレットには、核、大きな細胞破片、およびいくつかの破裂していない細胞が含まれている。上清を注意深く新しいチューブに移し、20～30秒間ボルテックスしてBuffer B 50μlと混合する。次に、13,000×gで15分間遠心分離し、上清（細胞質画分）を除去する。
- 上下に繰り返しピペッティングしてペレットを0.5 mlをBuffer Cに再懸濁し、氷上で5分間インキュベートする。その後、10～20秒間激しくボルテックスし、2,000×gで5分間遠心分離する（ペレットには主に原形質膜と他の脂質が含まれる）。
- 13,000×gで20分間遠心分離し、単離したシナプトソームを含むペレット*2を回収する。
*1 プラスチックロッドは再利用可能です。70％アルコールまたは水で洗浄して下さい。
*2 単離したシナプトソームを含むペレットは、以降の実験で使用する100～300μlのbufferに再懸濁することができます（懸濁に用いるbufferの量は、ペレットの量に応じて調整して下さい）。
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キット内容
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価格
[在庫・価格 ：2024年04月27日 10時35分現在]
[在庫・価格 ：2024年04月27日 10時35分現在]
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