低濃度試料から高純度DNAを高い回収率で得られるキット EpiQuik DNA Clean and Concentrator Kit

様々な長さのDNA試料の本キットでの回収率

• 特長
• 操作方法概略
• キット内容
• EPIGENTEK社のその他のお勧めDNA精製、濃縮キット
• 価格

特長

• 回収可能なDNAのサイズ：50 bp～20 kb
• DNA処理量：1 ng～2μg（推奨処理量：10 ng～2μg）
• 最大試料液量：300μl（推奨試料液量：200μl）
• 操作時間：5分以内
• カラムの最大DNA結合量：5μg
• DNA回収率：＞90％
• 溶出液量：8～10μl
• 塩類、タンパク質、酵素、ヌクレオチド、PCR阻害物質、未反応のプライマーなどを含まない高純度のDNAが得られます。
• 精製、濃縮したDNAは、そのままシークエンシング、ラベリング反応標識、PCR、マイクロアレイ、トランスフェクション、形質転換、制限酵素消化、マイクロインジェクション、in vitro転写などに使用できます。

目次に戻る

操作方法概略

EpiQuik DNA Clean and Concentrator Kitのワークフロー

1. 使用前に、DNA wash buffer（DWB） 3 mlに、純エタノール27 mlを加えておく（50回用キットの場合）。
2. 試料200μlに対して、DNA binding enhancer（DB） 60μlを加え、次に純イソプロパノール 250μlを加えてよく混合する。試料の液量が200μlに満たない場合は、前述の比率でDBと純イソプロパノールの添加量を調節する（例：DNA試料が20μlの場合、DB 6μlに純イソプロパノール 25μlを加える）。
3. 混合物をカラムに加え、12,000 rpmで30秒間遠心分離を行う。フロースルーを廃棄し、カラムを外し、コレクションチューブにセットする（カラムの最大液量は600μl）。
4. 1. で用意した純エタノールを含むDNA wash bufferを200μl加え、12,000 rpmで30秒間遠心分離を行う。
5. カラムを1.5 mlのバイアルにセットする。Elution buffer 8～10μlをカラムフィルターに直接加え、12,000 rpmで30秒間遠心分離を行い、DNAを溶出させる。

目次に戻る

キット内容

• DNA binding enhancer
• DNA wash buffer
• Elution buffer
• F-spin column
• F-collection tube

目次に戻る

EPIGENTEK社のその他のお勧めDNA精製、濃縮キット

品名	製品概要	適応試料	商品コード
FitAmp General Tissue Section DNA Isolation Kit	スピンカラムを使用して、各種生体試料よりゲノムDNAを高効率に抽出するキット。	組織切片	P-1003
FitAmp Plasma/Serum DNA Isolation Kit		血清、血漿	P-1004
FitAmp Paraffin Tissue Section DNA Isolation Kit		パラフィン切片	P-1009
FitAmp Urine DNA Isolation Kit		尿	P-1017
FitAmp Blood and Cultured Cell DNA Isolation Kit		血液、培養細胞	P-1018
EpiNext DNA Purification Kit	マグネチックビーズを用いてDNA試料やPCR産物を精製するキット。ビーズの量を調節することで、特定のサイズのDNAを精製することが可能。	組織／細胞由来DNA、ChIP／MeDIP／hMeDIP／Exon Capture DNA、PCR／逆転写PCR産物、バイサルファイト処理DNAなど	P-1063

目次に戻る

価格

目次に戻る