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ICOSL (B7-H2 / CD275)、Human、 ELISA Kit
ヒト試料中のICOSLを測定するキット ICOSL (B7-H2 / CD275)、Human、 ELISA Kit
掲載日情報:2019/09/10 現在Webページ番号:69133
ヒト試料中のICOSL(B7-H2、CD275)を、サンドイッチ法により比色定量するELISAキットです。
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ICOSとICOSL(Erythroferrone)とは
共刺激レセプターであるCD28ファミリーに属するInducible T-cell costimulatory protein(ICOS、CD278、AILIM、H4)は、リンパ器官の胚中心(GCs)の生成と維持、胸腺依存性(TD)抗体(Ab)応答の誘導、および抗体のクラススイッチにおける役割を持っています1,2。
ICOSはナイーブT細胞では発現が少ない一方、活性化T細胞では急速に発現します1、2、3。ICOSは樹状細胞(DCs)、Bリンパ球、内皮細胞(ECs)などのさまざまな造血細胞、および一部のがん細胞のようなプロフェッショナルな抗原提示細胞(APC)に含まれる誘導性共刺激リガンド(ICOSL、CD275、B7-H2、B7h、B7RP-1)に結合します2、4。
ICOSLにより活性化されたICOSは、T細胞の増殖、生存、分化を誘導し、IL-4、IL-5、IL-6、IL-10、IL-21、TNF-α、およびIFN-γの分泌を誘導します(CD28はIL-2産生を誘導します)5。
したがって、ICOSはこれらのエフェクターサイトカインの産生の増加により、Th1、Th2、およびTh17の機能を大幅に強化します。
ICOSLはTNF-αおよび他の炎症性メディエーターによって上方制御され、ECs(内皮細胞)を介したT細胞の活性化、特に免疫細胞の炎症組織へのホーミングを促進する内皮上のエフェクター/メモリーT細胞の再活性化において重要な共刺激の役割を果たします5、6。
T細胞のCD28ファミリーの様々なタイプの共刺激分子に見られるように、ICOSはICOSLを介して、樹状細胞に直接作用する逆シグナルを伝達することができます7。
ICOS / ICOSLは脊髄腫瘍やリンパ腫瘍などのいくつかの血液悪性腫瘍に関与しています。ICOSとそのリガンド(ICOSL)は、自己免疫を媒介するだけでなく、制御性T細胞の発生/活性を高める上で様々な役割を果たすことが示されています8。
ICOSは発がんにおいて2つの役割を持ちます9、10、11。
(1)ICOS/ICOSLの共刺激シグナルは明らかに抗腫瘍T細胞反応に関与する
(2)ICOSシグナル伝達は、Treg細胞の免疫抑制効果の誘導に関するpro-tumoralな特徴を示す
ヒトでは、ホモ接合性ICOS欠乏症により、可変免疫不全症(CVID)を生じます。
この症状は、血清ガンマグロブリン濃度が異常に低くなることが特徴です12。ICOS/ICOSL経路は、CTLA-4阻害薬の最適な治療効果に必要なものでありこの経路が将来的に、CTLA-4阻害薬の効果を向上するための戦略のターゲットになりうると考えられます13。
細胞膜から脱落したICOSLや、血漿および血清に見られる可溶型ICOSL(sICOSL)は、自己免疫および一部のがんのバイオマーカーとして使用できる可能性があります8。
■ 参考文献
- Schroder, P.M., et al., Curr. Opin. Organ Transplant., 24, 391~401 (2019).[PMID:31157670]
- Redoglia, V., et al., Eur. J. Immunol., 26, 2781 (1996).[PMID:8921969]
- Hutoff, A. et al., Nature, 397, 263 (1999).[PMID: 9930702]
- Amatore, F., et al., Expert Opin. Ther., 22, 343 (2018).[PMID:29468927]
- Wikenheiser, D.J. & Stumhofer, J.S., et al., Front. Immunol., 7, 304 (2016).[PMID: 27559335]
- Swallow, M.M., et al., Immunity, 11, 423 (1999).[PMID:10549624]
- Tang, G., et al., Cell Mol. Life Sci., 66, 3067 (2009).[PMID:19603141]
- Her, M., et al., Lipus, 18, 501 (2009).[PMID:19395451]
- Martin-Orozco, N., et al., Cancer Res., 70, 9581 (2010).[PMID:21098714]
- Nelson, M.H., et al., J. Immunol., 194, 1737 (2015).[PMID:25576595]
- Le, Kieu-Suong., et al., Cancer Res., 76, 4648 (2016).[PMID:27246829]
- Grimbacher, B., et al., Nat. Immunol., 4, 261 (2003).[PMID:12577056]
- Fu, T., et al., Cancer Res., 71, 71 (2011).[PMID:21708958]
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特長
- 測定試料:細胞培養上清、血清、血漿
- 測定波長:450 nm
- 測定範囲:0.0625~4 ng/ml
- 測定回数:96ウェルプレート×1回
- 感度:55 pg/ml
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標準曲線の例

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キット内容
- ICOSL standard
- Detection antibody
- HRP labeled streptavidin
- Wash buffer
- ELISA buffer
- TMB substrate solution
- TMB stop solution
- Plate coated with ICOSL antibody
- Plate covers
※測定にはマイクロプレートリーダーが必要です。
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価格
[在庫・価格 :2025年04月26日 00時00分現在]
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[在庫・価格 :2025年04月26日 00時00分現在]
ICOSL (B7-H2/CD275) (human) ELISA Kit
文献数: 4
- 商品コード:AG-45B-0017-KI01
- メーカー:KOM
- 包装:1kit
- 価格:¥149,000
- 在庫:無(未発注)
- 納期:2週間程度 ※※ 表示されている納期は弊社に在庫がなく、取り寄せた場合の目安納期となります。
- 法規制等:
説明文 | アッセイ法:Sandwich,検出方法:Colorimetric,測定試料:Cell Culture Supernatant, Plasma, Serum,測定範囲:0.0625 to 4 ng/ml,感度:55pg/ml,種交差性:Human,測定因子:ICOSL (B7-H2/CD275) 別名:ICOS Ligand,B7 Homolog 2,B7-H2,CD275 Protein Accession No: O75144 |
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法規制等 | |||
保存条件 | 4℃ | 法規備考 | |
掲載カタログ |
ニュース2023年9月1日号 p.22 ニュース2019年12月1日号 p.10
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製品記事 | Immuno Oncology Biomarker ELISA Kit |
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