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HOME > 試薬 > 細胞情報伝達 > ユビキチン化・SUMO化 > ユビキチン化・SUMO化 > SUMO Conjugation Kit

ユビキチン様タンパク質SUMOを基質タンパク質に付加するキット SUMO Conjugation Kit

掲載日情報：2020/06/12 現在Webページ番号：6910

アールアンドディーシステムズ /
R&D Systems, Inc.
[メーカー略称：RSD]

ユビキチンおよびユビキチン様タンパク質（SUMO-1、SUMO-2、SUMO-3）を、基質タンパク質に付加するキットです。

NEDD8とSUMO
特長
使用例
キット内容
価格

NEDD8とSUMO

NEDD8とは

NEDD8は、UbcH12およびE1活性化酵素によって、さまざまなタンパク質に付加されるユビキチン様タンパク質です。ヘテロ二量体であるAPPBP1 / Uba3は、ATPを用いてNEDD8のC末端グリシンをアデニル化し、UbcH12サブユニットとの間に高エネルギーチオエステル結合を形成します。次に、活性化NEDD8は、UbcH12のCys残基へ転移されます。UbcH12はE2ファミリーに属する酵素で、ユビキチン結合酵素と相同性を有しますが、NEDD8特異的に機能します。NEDD8は細胞増殖や発生において重要な機能を有し、また、ほとんどすべてのCullinファミリーを修飾します。

SUMOとは

ユビキチン様タンパク質SUMOは、UbcH9およびSUMO E1活性化酵素（ヒトではSAE1 / SAE2、酵母ではAos1 / Uba2p）によって、さまざまなタンパク質に付加されるユビキチン様タンパク質です。ヘテロ二量体であるSAE1 / SAE2は、ATPを用いてSUMOのC末端グリシンをアデニル化し、SAE2サブユニットとの間に高エネルギーチオエステル結合を形成します。次に、活性化SUMO-1は、UbcH9のCys残基へ転移されます。UbcH9はE2ファミリーに属する酵素で、ユビキチン結合酵素と相同性を有しますが、SUMO特異的に機能します。E2酵素は基質タンパク質と直接相互作用し、基質タンパク質の識別に機能するとされています。SUMO化基質タンパク質は、核内（RanGAP-1、RANBP2、PML、p53、Sp100、HIPK2）や細胞質内（IκBα、GLUT1、GLUT4）に存在します。SUMO修飾は、核輸送や染色体分離、転写、アポトーシスやタンパク質安定性などを制御すると考えられています。

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特長

in vitroで、基質タンパク質にユビキチン様タンパク質SUMOを付加するキットです。
SUMO-1、SUMO-2、SUMO-3をそれぞれ修飾する3種類のキットがあります。
キットには、E1酵素（SAE1 / SAE2）、E2酵素（UbcH9）が含まれています。

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使用例

SUMO化CBB染色画像の比較

SUMO Conjugation KitによるE2-25KのSUMO化CBB染色画像

SUMO-1 Conjugation Kit（#K-710）、SUMO-2 Conjugation Kit（#K-715）、SUMO-3 Conjugation Kit（#K-720）を用いたE2-25K（SP-200）のSUMO化CBB染色画像

SUMO activating E1（SAE1 / SAE2）、UbcH9、SUMO、E2-25K、Mg-ATP bufferを混合し、37℃で60分インキュベートし、E2-25KをSUMO化した。SUMO化アッセイ後、SDS-PAGEにより試料を泳動し、CBB染色を行った。各キットにより、E2-25KがSUMO化されたことが分かる。

SUMO化ウエスタンブロット解析の比較

SUMO Conjugation KitによるE2-25KのSUMO化ウエスタンブロット画像

SUMO-1 Conjugation Kit（#K-710）、SUMO-2 Conjugation Kit（#K-715）、SUMO-3 Conjugation Kit（#K-720）を用いたE2-25K（SP-200）のSUMO化ウエスタンブロット解析

SUMO activating E1（SAE1 / SAE2）、UbcH9、SUMO、E2-25K、Mg-ATP bufferを混合し、37℃で60分インキュベートし、E2-25KをSUMO化した。SUMO化アッセイ後、ウエスタンブロット解析を行った。SUMO consensus motifを有するSP-300はSUMO化されたが、scrambled version SP-305はSUMO化されなかったことが分かる。

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