ヒトTrim21の測定キット Human Trim21 ELISA Kit

TRIM(Tripartite motif）は、注目の新遺伝子のRING fingerドメイン、B-box type1/type 2のジンクフィンガー（Zinc finger）ドメインおよびコイルドコイル（coiled-coil）ドメインの3つの亜鉛結合ドメインで構成されるタンパク質です。
Trim21（Tripartite motif-containing protein 21）は、TRIMファミリーのタンパク質の一つで、哺乳動物細胞内に存在する抗体標識非エンベロープビリオン（感染後）上のIgGまたはIgMのFcドメインと結合し、細胞内抗体媒介性タンパク質分解（intracellular antibody-mediated proteolysis）を誘導します。またTrim21は、単一ポリペプチドと4つの低分子RNAを含むRoSSAリボ核タンパク質のタンパク質構成要素で、自己ユビキチン化または補因子分子のユビキチン化のいずれかによって、ビリオンのプロテアソームを誘導します。
シェーグレン症候群および全身性エリテマトーデスの患者では、RoSSAの自己抗原との相互作用が示されています。

Trim Awayは、Trim21を利用して目的の細胞内タンパク質をノックダウンする方法です。Trim Awayでは、標的特異的抗体をリポソーム法やエレクトロポレーション法により細胞内に送達し、標的タンパク質を数分以内で分解することができます（下図参照）。

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