疎水性低分子化合物のためのリポソーム封入試薬 PEGylated Liposomes for Loading Hydrophobic Drugs
掲載日情報:2019/02/18 現在Webページ番号:68702
疎水性低分子化合物を封入したリポソームの作製に最適化されたPEG化リポソーム試薬です。本製品を用いて作製したリポソームは、in vitroとin vivoの両方の実験に使用できます。

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特長
- 簡単な操作で疎水性の低分子化合物を封入できます。
- PEG化リポソームは安定性が高く、in vivoの血液中でも長期の滞留が期待できます。
- 脂質二重層に疎水性相互作用によって取り込まれることにより、ほとんどの疎水性化合物において高濃度(1~2 mg/ml)とすることが可能です*1。
- ろ過滅菌を行うことで、長期間保存することが可能です。
- 組成:Phosphatidylcholine:mPEG2000-DSPE (95:5 mol%)
- 適応バッファー:PBS(phosphate buffered saline), pH 7.0~7.4
- 脂質濃度:50 mM
- 総脂質含有量:220 mg (in 5 ml)
- 平均粒径:100 nm (90~120 nm)
- 包装:5 ml
*1 一部の化合物は、後から徐々に結晶化する可能性があります。そのため、光学顕微鏡によるリポソーム内での結晶形成の有無の確認や、HPLC分析での安定性の確認の実施をお勧めします。
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操作方法概略
- エタノール、DMSOなどの水混和性溶媒中で疎水性低分子化合物の濃縮溶液(最終目的濃度の20~50倍)を作製する*2。
- 15 ml遠心管などに分注する。
- 45~50℃の水浴中で空リポソームを予熱しておく。
- 中程度の速度でボルテックスしながら、適量の化合物溶液を予熱した空リポソーム溶液にゆっくりと加える。
- 上で作製した疎水性低分子化合物/リポソーム混合物を水浴中で60分間頻繁に混合しながらインキュベートし、目的の疎水性低分子化合物を封入したリポソームを作製する。
*2 最終的な溶媒の濃度は最大5%以下でご使用下さい。疎水性低分子化合物の濃縮溶液の作製時に濁度が上昇することがあります。著しく濁度が上昇する場合には、疎水性低分子化合物の量が過剰である可能性があります。その際には、疎水性低分子化合物/本製品の最終混合比率を下げて下さい。
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関連製品
品名 | 商品コード | 包装 | 製品概要 |
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Plain DSPC/CHOL Liposomes (55:45 mol/mol, 100 nm) | F10103 | 10 ml | 10%ショ糖溶液で作製されたリポソーム試薬。化合物は無添加のため、一般に同じ脂質組成の化合物を封入したリポソームのプラセボコントロールとして使用される。 |
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価格
[在庫・価格 :2025年04月26日 00時00分現在]
詳細 | 商品名 |
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文献数 | ||
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Liposomes for Loading Hydrophobic Drugs |
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[在庫・価格 :2025年04月26日 00時00分現在]
Liposomes for Loading Hydrophobic Drugs
文献数: 0
- 商品コード:F10209D
- メーカー:FMS
- 包装:5ml
- 価格:¥85,000
- 在庫:無(未発注)
- 納期:2週間程度 ※※ 表示されている納期は弊社に在庫がなく、取り寄せた場合の目安納期となります。
- 法規制等:
説明文 | 疎水性の物質を導入するのに適した空のPEG化リポソーム。脂質組成:Phosphatidylcholine and mPEG2000-DSPE (95:5 mol%) ,平均粒径:100 nm (90-120 nm),脂質濃度:50 mM |
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法規制等 | |||
保存条件 | 4℃,凍結禁止 | 法規備考 | |
掲載カタログ |
ニュース2019年6月1日号 p.25
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製品記事 | |||
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