HOME > 試薬 > 抗体 > 一次抗体 > 血管疾患、血栓症研究用抗体(EMFRET Analytics社)

マウスを用いた血管疾患の研究に有用です! 血管疾患、血栓症研究用抗体(EMFRET Analytics社)

掲載日情報:2021/06/17 現在Webページ番号:6844

EMFRET Analytics社は、血管疾患や血小板に関わる各因子(例:CD9、CD31、Glycoprotein Ib-IX-V複合体、インテグリンα/β Chainなど)に対する非標識、および蛍光標識抗体を取り揃えています。マウスを実験動物に用いた免疫染色、免疫沈降やフローサイトメトリーなどの用途に有用です。

製品ラインナップ

品名をクリックすると測定因子の詳細、商品コードをクリックすると各製品の価格表をご覧いただけます。

測定因子 クローン名 交差性 商品コード
未標識 標識済み
FITC PE DyLight 649
Anti-CD9 Nyn.H3 Mouse M110-0 M110-1 - -
Anti-CD31/PECAM-1 Pec.H3 Mouse M120-0 - - -
Anti-GPⅠbα/CD42b Xia.B2 Mouse M043-0 M043-1 - -
Xia.G5 Mouse M040-0 M040-1 M040-2 M040-3
Xia.G7 Mouse M042-0 M042-1 - -
Xia.H10 Mouse M041-0 M041-1 - -
Anti-GPⅠbβ/CD42c Xia.C3 Mouse M050-0 M050-1 - -
Anti-GPV/CD42d Gon.G6 Mouse M061-0 M061-1 - -
Gon.C2 Mouse - M060-1 - -
Anti-GPⅥ JAQ1 Mouse M011-0 M011-1 - -
Anti-GPⅨ/CD42a Xia.B4 Mouse M051-0 M051-1 - -
Anti-Integrin α2 Chain/
CD49b, GPⅠa
Sam.C1 Mouse M071-0 M071-1 - -
Sam.G4 Mouse M070-0 M070-1 - -
Anti-Integrin α5 Chain/
CD49e
Tap.A12 Mouse M080-0 M080-1 - -
Anti-Integrin αⅡb/
CD41, GPⅡb
MwReg30 Mouse M024-0 - - -
Anti-Integrin αⅡbβ3/
CD41/CD61, GP Ⅱb/Ⅲa
JON/A Mouse - - M023-2 -
Leo.A1 Mouse M022-0 - - -
Leo.F2 Mouse M025-0 M025-1 M025-2 M025-3
Leo.H4 Mouse M021-0 M021-1 - -
Anti-Integrin β3 Chain/
CD61, GP Ⅲa
Luc.A5 Human/Mouse M030-0 - - -
Luc.H11 anti-hu Human/Mouse M031-0 M031-1 - -
Anti-P-Selectin/CD62P Wug.E9 Mouse M130-0 M130-1 M130-2 -

目次に戻る

使用例

抗GPⅠba/CD42b抗体

GPⅠbαの免疫沈降例

GPⅠbαの免疫沈降例

  • 試料:ビオチン化マウス血小板ライセート
  • 抗体:抗GPⅠbα (Xia.G5)抗体 (#M040-0
  • 検出:HRP標識ストレプトアビジン、ECL
GPⅠbαのフローサイトメトリー分析A
GPⅠbαのフローサイトメトリー分析B
GPⅠbαのフローサイトメトリー分析C

GPⅠbαのフローサイトメトリー分析例

  • 試料:マウス血液
  • 抗体(上図影あり部分):
    A) FITC標識抗GPⅠbα (Xia.G5)抗体(#M040-1
    B) PE標識抗GPⅠbα (Xia.G5)抗体(#M040-2
    C) DyLight 649標識抗GPⅠbα (Xia.G5)抗体(#M040-3
  • コントロール(上図影なし部分):コントロールIgG(#P190-1
  • ゲート:FSC/SSC

製品ラインナップへ

抗Integrin αⅡb、CD41/CD61、GPⅡb/Ⅲa(Leo.F2)抗体

Integrin αⅡbの免疫沈降例

Integrin αⅡbの免疫沈降例

  • 試料:ビオチン化マウス血小板ライセート
  • 抗体:抗Integrin αⅡb(Leo.F2)抗体 (#M025-0
  • 検出:HRP標識ストレプトアビジン、ECL
Integrin αⅡbのフローサイトメトリー分析A
Integrin αⅡbのフローサイトメトリー分析B
Integrin αⅡbのフローサイトメトリー分析C

Integrin αⅡbのフローサイトメトリー分析例

  • 試料:マウス血液
  • 抗体(上図影あり部分):
    A) FITC標識抗Integrin αⅡb(Leo.F2)抗体(#M025-1
    B) PE標識抗Integrin αⅡb(Leo.F2)抗体(#M025-2
    C) DyLight 649標識抗Integrin αⅡb(Leo.F2)抗体(#M025-3
  • コントロール(上図影なし部分):コントロールIgG(#P190-1
  • ゲート:FSC/SSC

製品ラインナップへ

目次に戻る

特長

  • 免疫動物:Rat
  • クロナリティ:Monoclonal
  • クラス:IgG

適用

適用 FCM IHC IP WB Blocking
未標識製品 * *
標識済み製品(FITC/PE/DyLight 649

* △:一部製品において適応します。詳細は、各製品の商品コードをクリックし、価格表内の製品データシート、および製品情報をご確認下さい。
FCM:フローサイトメトリー、IHC:免疫組織染色、IP:免疫沈降、WB:ウエスタンブロット

製品ラインナップへ

目次に戻る

各因子の説明

CD9

テトラスパニンファミリーのメンバーで24 kDaの単鎖膜糖タンパク質であるマウスCD9(p24)は、血小板や多くの白血球に発現しており、組織に広く分布しています。また、CD9は、細胞接着、細胞移動、およびインテグリンシグナル伝達に関与しています。

製品ラインナップへ

CD31/PECAM-1

免疫グロブリン遺伝子スーパーファミリーのメンバーで、130~140 kDaのⅠ型膜貫通型糖タンパク質であるマウスPECAM-1(Platelet Endothelial Cell Adhesion Molecule-1、CD31)は、内皮細胞の表面に恒常的に発現し、血小板や多くの末梢白血球にもわずかに発現しています。

製品ラインナップへ

GPⅠb α/β、CD42b/c

GPⅠbは、フォン・ヴィレブランド因子(vWf:von Willebrand factor)の血小板受容体であるGPⅠb-V-IX複合体の一部です。膜内では、血小板/巨核球特異的ポリペプチドであるGPⅠbβ(24 kDa)とGPⅠbα(CD42b)がジスルフィド結合しています。

製品ラインナップへ

GPV/CD42d

GPⅤは、ロイシンリッチ糖タンパク質(LRG)ファミリーに属する82 kDaタンパク質で、血小板および巨核球のGPIb-Ⅸ複合体と非共有結合し、低親和性コラーゲンレセプターとして機能します。GPⅤは、トロンビンによってタンパク質分解され、血小板膜からレセプターの約70 kDの細胞外ドメインが放出されます。

製品ラインナップへ

GPⅥ

GPⅥは、免疫グロブリンスーパーファミリーに属する血小板/巨核球に特異的な60~65 kDaⅠ型膜貫通糖タンパク質であり、血小板膜のシグナル伝達FcRγ鎖と非共有結合し、活性化コラーゲンレセプターとして機能します。

製品ラインナップへ

GPⅨ/CD42a

GPⅠb-Ⅸ複合体は、膜内でGPIbα/β(150/24 kDa)と非共有複合体を形成する血小板/巨核球に特異的な17~22 kDaポリペプチドです。GPIb-IX複合体は、フォン・ヴィレブランド因子(vWf)の血小板レセプターです。GPⅠbαとは異なり、GPⅨは血小板活性化中のタンパク質切断の影響を受けません。。

製品ラインナップへ

インテグリンα2 Chain/CD49b, GpⅠa

マウスインテグリンα2鎖(CD49b)は160 kDaの膜貫通型糖タンパク質で、インテグリンβ1サブユニットと非共有結合してインテグリンα2β1複合体(VLA-2)を形成します。コラーゲンとラミニンのレセプターであるインテグリンα2β1は、血小板、上皮細胞、および活性化リンパ球に発現しています。

製品ラインナップへ

インテグリンα5 Chain/CD49e

マウスインテグリンα5鎖(CD49e)は、インテグリンβ1サブユニットと非共有結合し、複合体(VLA-5)を形成します。フィブロネクチンのレセプターであるインテグリンα5β1は、組織、特に単球、T細胞、内皮細胞、線維芽細胞、活性化リンパ球に広く発現し、また血小板と顆粒球にもわずかに発現しています。

製品ラインナップへ

インテグリンαⅡb/CD41, CD41/CD61

インテグリンαⅡb鎖(135 kDa)は、β3鎖(90 kDa)と非共有結合してインテグリンαⅡbβ3(GPⅡbⅢa)を形成する糖タンパク質複合体で、フィブリノーゲン、フォン・ヴィレブランド因子(vWf)、フィブロネクチン、およびビトロネクチンの血小板レセプターであり、血小板の接着と凝集を仲介します。

製品ラインナップへ

P-セレクチン

P-セレクチン(P-Selectin, CD62P、PADGEM、GMP-140)は、接着分子のセレクチンファミリーに属する140 kDaの一本鎖ポリペプチドであり、マウス血小板のα顆粒および内皮細胞のWeibel-Palade小体で発現します。細胞が活性化すると、P-セレクチンは膜表面に移動します。P-セレクチンは、活性化血小板の好中球および単球への接着を仲介します。血小板上のP-セレクチンの表面発現は、α顆粒分泌のマーカーとして使用できます。


製品ラインナップへ

目次に戻る

マウス血小板活性化測定用抗体セット

マウスの血小板活性化を調べるための抗体セットです。マウスIntegrinαⅡbβ3(GPⅡb/Ⅲa)(FITC標識)とP-selectin(PE標識)に対する抗体のセットで、それぞれの因子の発現をフローサイトメーターを用いて測定できます。

キット内容

商品コードをクリックすると各製品の価格表をご覧いただけます。

品名 商品コード 容量(使用回数)
Two-color analysis of mouse platelet activation PE- and FITC- labeled antibodies D200 1 set
キット内容 PE Labeled Anti-Mouse Integrin αⅡbβ3, Rat-Mono(JON/A) M023-2 1 ml(200 tests)
FITC Labeled Anti-Mouse P-selectin, Rat-Mono(Wug.E9) M130-1 1 ml(200 tests)

使用例

マウス血小板活性化測定用抗体セットの使用例
  • 左:血小板
  • 中央:10μM Adenosine Diphosphate(ADP)で処理した血小板
  • 右:0.2 U/ml Thrombinで処理した血小板

製品ラインナップへ

目次に戻る

ネガティブコントロール用ラットイムノグロブリン

商品コードをクリックすると各製品の価格表をご覧いただけます。

品名 IgG, Rat
標識 非標識 FITC PE
商品コード C301 P190-1 P190-2

製品ラインナップへ

目次に戻る

お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

製品情報は掲載時点のものですが、価格表内の価格については随時最新のものに更新されます。お問い合わせいただくタイミングにより製品情報・価格などは変更されている場合があります。
表示価格に、消費税等は含まれていません。一部価格が予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承下さい。