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細胞シグナル研究に有用なリン酸化特異的抗体 抗リン酸化抗体(Affinity Biosciences社)

掲載日情報:2019/01/08 現在Webページ番号:68106

Affinity Biosciences社は、様々なイムノアッセイによって検証された多種多様な抗リン酸化抗体を製造・販売しています。2,400種類以上のリン酸化抗体のコレクションの中からおすすめの抗体をご紹介します。


CiteAb図

Affinity Biosciences社は、メーカー横断での抗体等の検索ツールを提供しているCiteAb社主催の2019年と2020年のCiteAb Awardsにおいて、2年連続「Antibody supplier to watch」を受賞しました。この賞は、CiteAbデータに基づいて、過去1年間で抗体の引用数が最も増加したサプライヤーを表彰するものです。

Affinity Biosciences社抗体の特長

自社製造の豊富な製品ラインナップ

Affinity Biosciences社は15,000種類の抗体と15,000種類のブロッキングペプチドを含む、幅広い製品を取り扱っています。6,000報以上の文献引用があり、更なる製品開発を進めています。

集中的な検証試験

  • ブロッキングペプチドと質量分析(MS)の組み合わせ
  • 第3者による検証およびHPLC・MS報告書の提供
  • IWGAV推奨の手法での抗体検証
  • 3種類の品質管理試験
    1. ウエスタンブロット(WB):ラットとマウスの複数の細胞株/組織試料を使用し検証。抗リン酸化抗体はリン酸化ペプチドおよび非リン酸化ペプチドを用いてブロッキング検証し、特性を確認。
    2. 免疫組織染色(IHC):50種類以上の試料を含む組織マイクロアレイを用いて検証。
    3. 免疫蛍光染色(IF):triCHROME蛍光を使用し、共焦点走査顕微鏡にて検証。

抗体の検証のための国際的ワーキンググループ(International Working Group for Antibody Validation:IWGAV)


集中的な検証

情報の透明性と追跡可能な手順

HPLCやMSの報告書などの抗原に関する特定の情報はいつでも入手可能です。また、すべての抗体は追跡できるようになっています。

情報の透明性と追跡可能な手順

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Affinity Biosciences社抗体の検証例

Affinity Biosciences社の抗体のバリデーションは、ブロッキングペプチドを用いて検証しています。
例えば、下記の抗Phospho-MSK1(Ser211)抗体(#AF7155)では、リン酸化ブロッキングペプチドと非リン酸化ブロッキングペプチドをそれぞれ添加した条件下でウエスタンブロッティングを行い、リン酸化ブロッキングペプチドを用いた場合(右端)のみ、シグナルが生じないことを確認しています。


200 ng/mlのEGFで5分間処理した3T3細胞ライセートのウエスタンブロッティング像

200 ng/mlのEGFで5分間処理した3T3細胞ライセートのウエスタンブロッティング像

N Peptide:非リン酸化ブロッキングペプチド
P Peptide:リン酸化ブロッキングペプチド


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抗原の3D画像について

Affinity Biosciences社Webでは、抗体各製品のページ(「Datasheet」→「Immunogen Information in 3D」)に、抗原タンパク質の3D画像が掲載されています。詳細については、以下の動画をご覧下さい。
一部、抗原タンパク質の3D画像が未掲載の製品もございます。
IE非対応です。



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おすすめ抗体ラインナップ

商品コードをクリックすると、各製品の価格表をご覧いただけます。

検出因子 交差性 免疫動物 適用 標識 商品コード
Phospho-pan-AKT1/2/3 (Ser473) Human、Mouse、Rat、Bovine Rabbit
(Polyclonal)
ELISA、IC、IF、IHC、WB 未標識 AF0908
Phospho-pan-AKT1/2/3 (Thr308) Human、Mouse、Rat AF3262
Phospho-AMPK α (Thr172) AF3423
Phospho-ASK1 (Ser966) AF3477
Phospho-β Catenin (Ser33/Ser37/Thr41) ELISA、IC、IF、WB DF2989
Phospho-c-Jun (Ser73) Human、Mouse、Rat、Zebrafish ELISA、IC、IF、IHC、WB AF3095
Phospho-CREB (Ser133) Human、Mouse、Rat ELISA、IC、IF、IHC、IP、WB AF3189
Phospho-eIF2 α (Ser51)[Ser52] ELISA、IC、IF、IHC、WB AF3087
Phospho-eNOS (Ser1177) AF3247
Phospho-FAK (Tyr397) AF3398
Phospho-IKK α/β (Ser180/Ser181) AF3013
Phospho-IRE1 (Ser724) AF7150
Phospho-IRS1 (Ser307) Human、Mouse、Rat、Monkey AF3272
Phospho-JAK2 (Tyr931) Human、Mouse、Rat AF3024
Phospho-JNK1/2/3 (Thr183+Tyr185) AF3318
Phospho-MEK1/2 (Ser218+Ser222/Ser222+Ser226) AF8035
Phospho-mTOR (Ser2448) Human、Mouse、Rat、Fish ELISA、IHC、WB AF3308
Phospho-p38 MAPK (Tyr182) Human、Mouse、Rat ELISA、IC、IF、IHC、WB AF3455
Phospho-p38 MAPK (Thr180/Tyr182) ELISA、IC、IF、IHC、IP、WB AF4001
Phospho-p53 (Ser15) AF3075
Phospho-p70 S6 Kinase (Thr389/Thr412) Human、Mouse、Rat、Pig ELISA、IC、IF、IHC、WB AF3228
Phospho-PERK (Thr982) Human、Mouse、Rat DF7576
Phospho-PI3K p85 α (Tyr607) Human、Mouse、Rat、Pig AF3241
Phospho-PI3K p85 (Tyr458)[Tyr467]/p55 (Tyr199) Human、Mouse、Rat、Monkey AF3242
Phospho-Smad3 (Ser425) Human、Mouse、Rat AF3362
Phospho-STAT1 (Tyr701) ELISA、IC、IF、IHC、IP、WB AF3300
Phospho-STAT3 (Ser727) AF3294
Phospho-STAT3 (Tyr705) AF3293
Phospho-Trk B (Tyr706) ELISA、IC、IF、IHC、WB AF3461
Phospho-YAP (Ser127) Human、Mouse、Rat、Monkey AF3328

IC:免疫細胞染色、IF:免疫蛍光染色、IHC:免疫組織染色、IP:免疫沈降、WB:ウエスタンブロット


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使用例

抗Phospho-PI3K p85 α(Tyr607)抗体(#AF3241
文献引用数:42
抗Phospho-Nrf2(Ser40)抗体 (#DF7519
文献引用数:2
抗Phospho-PERK(Thr982)抗体 (#DF7576
文献引用数:38
AF3241
様々な組織・細胞ライセートのウエスタンブロッティング像
リン酸化ブロッキングペプチドを添加した場合のみ、シグナルが消失していることが分かる。
N Peptide:非リン酸化ブロッキングペプチド
P Peptide:リン酸化ブロッキングペプチド

DF7519

マウス肺組織の免疫組織染色像
ホルマリン固定パラフィン包埋した組織をクエン酸バッファー中での加熱で抗原賦活化処理した。その後ブロッキングし、#DF7519(1/100希釈)を加えて22℃で1.5時間インキュベートした。二次抗体にはHRP標識のヤギ抗ウサギ抗体を用いた。

DF7576

ヒト肝がん組織の免疫組織染色像
ホルマリン固定パラフィン包埋した組織をクエン酸バッファー中での加熱で抗原賦活化処理した。その後ブロッキングし、#DF7576(1/100希釈)を加えて22℃で1.5時間インキュベートした。二次抗体にはHRP標識のヤギ抗ウサギ抗体を用いた。
 
抗Phospho-Pan-AKT1/2/3(Ser473) 抗体 (#AF0016
文献引用数:111
抗Phospho-mTOR (Ser2448) 抗体 (#AF3308
文献引用数:51
抗Phospho-NFκB p65 (Ser536)抗体 (#AF2006
文献引用数:96
AF0016

293細胞ライセートのウエスタンブロッティング像
左レーンは抗原特異的なブロッキングペプチドを添加した。
#AF3308
マウス肝臓ライセートのウエスタンブロッティング像
右レーンは抗原特異的なブロッキングペプチドを添加した。
AF2006
野生型およびAMPKαをCRISPRダブルノックアウト(cDKO)したマウス初代軟骨細胞ライセートのウエスタンブロッティング像
10 ng/mlのIL-1βで24時間処理/未処理後、NF-κB p65全量およびリン酸化NF-κB p65の発現量をウエスタンブロッティングで解析した。野生型と比べて、AMPKα cDKOマウスの初代軟骨細胞において、リン酸化NF-κB p65の発現量が増大していることが確認された。GAPDHはローディングコントロールとして用いた。


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抗体の検索方法

検索欄へキーワードの一部を入力して下さい。
候補が表示されますので、選択して下さい。
検索ボタンを押して下さい。
また、キーワードを直接入力して検索することも可能です。

■ 検索例

検索例


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お問い合わせ先

(テクニカルサポート 試薬担当)

reagent@funakoshi.co.jp

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