試料中の低分子化合物を網羅的に解析・比較 メタボローム解析受託サービス

掲載日情報:2020/06/12 現在Webページ番号:67973

LC-MSによる分析支援サービス

高精度・高分解能を誇る液体クロマトグラフィー連結高精度質量分析装置LC-MS(Q Exactive)を使用します。

LC-MS基本解析 LC-MS基本解析結果

LC-MS基本解析の解析結果例

  • 多くの二次代謝物(芳香族配糖体、テルペノイド誘導体、脂質、アミノ酸誘導体など)を対象として分析します。
  • 通常、植物の場合では5,000種類以上、微生物の場合では1,000種類前後の化合物が検出されます。
  • 高速液体クロマトグラフィーと連結した質量分析装置から得られるこれらの全化合物情報をメーカーで独自開発したソフトウェアPowerGetを用いて一斉解析し、メタボローム解析の基盤となる情報をわかりやすくまとめてご報告致します。
  • 本ソフトウェアを利用して、注目する化合物ピークの精密質量、溶出時間、推定組成式、MS/MSフラグメント、ピーク形状や、同位体イオン、化合物データベース照合結果及び吸収スペクトル等を確認頂き、高度な化合物推定を行うことができます。
  • 同一化合物に由来するピークの関係性(同位体、多価体、付加体等)を確認することも可能です。
  • 得られた全化合物情報を利用した多変量解析結果もご報告致しますので、試料に特徴的な化合物を発見したり、注目試料の特徴付けを行うことも可能です。

⇒ PowerGetのダウンロードサイトについてはこちら

LC-MS脂質解析
  • 試料中の全低極性化合物(脂質分子)解析に最適化した前処理、測定および解析を行いご報告致します。
  • 生体内脂質を対象とした大量の質量分析データを読み込み、一括して同定・定量するハイスループット脂質同定システムLipidSearch(三井情報株式会社製)を用いて一斉解析します。
  • 既知の生体内脂質構造のみならず、構造相関を利用した仮想構造まで推定可能です。
  • グループ特異的同定手法(スペクトルから脂質構造を推定し最適な脂質候補を脂質データベースを用いて推定)、及び網羅的手法(LC-MSにより網羅的に抽出されたスペクトル群を脂質データベースの理論構造、理論開列パターンと照合し、最適な脂質候補を推定)を用いた高精度同定アルゴリズムにより脂質分子を網羅的に検索、推定します。
  • 解析結果は同梱致しますLipidSearchを用いて確認することが可能です。納品後は三井情報株式会社のサポートを受けることができます。
  • 標品照合:LipidSearch(100万種以上の仮想脂質ライブラリー)
  • 対象物質例:グリセロ脂質・スフィンゴ脂質・リン脂質・糖脂質等

LipidSearchに関する内容は、三井情報株式会社 事業開発部 バイオサイエンス室(TEL:03-6376-1291)までお問い合わせ下さい。

GC-MSによる分析支援サービス

難揮発性物質をトリメチルシリル化(TMS化)或いはメチルエステル化などの誘導体化により揮発性物質に変化させ、GC-MS(ガスクロマトグラフィー連結質量分析装置)分析により網羅的に分析します。抽出段階で、高(中)極性化合物が含まれる画分(Polar層)と低極性化合物が含まれる画分(Lipid層)に分けて、それぞれの誘導体化処理を行いGC-MS分析を行います。

GC-MS基本解析 GC-MS基本解析結果

GC-MS基本解析の解析結果例

  • 多くの一次代謝物のうち、高極性成分であるアミノ酸、糖、有機酸などを対象として、428種類の化合物データベースとの照合及び全検出ピークを用いた多変量解析を実施致します。
  • 分析装置は高速データ処理プロセッサーと高速スキャンにより高感度な測定が可能なSHIMADZU社製ハイエンドモデルGCMS-QP2010 Ultraを使用致します。
  • ご依頼頂いた分析の前には必ずキャリブレーションやN-Alkane測定による精度管理、または実試料を用いたテスト測定*1を実施し、より良いデータをご提供致します。
  • ターゲット解析には、代謝物データベースVer.2(SHIMADZU社製)を使用して428種の化合物をターゲット解析致します。
  • ノンターゲット解析には、AnalyzerPro(SpectralWorks社製)とメーカーが独自開発したソフトウェアFragmentAlignにてピーク検出とアライメントを行い、統計解析処理などに利用しやすいデータとしてご提供致します。
  • 標品照合:標品リスト(428種)
  • 対象物質例:核酸塩基・ヌクレオシド・アミノ酸・単糖・糖リン酸・有機酸等

*1 テスト測定の結果は納品データには含まれません。
未知ピークの化合物推定は行いません。

GC-MS脂肪酸解析
  • 多くの一次代謝物のうち、低極性成分である脂肪酸を対象として、50種類の脂肪酸データベースとの照合及び全検出ピークを用いた多変量解析を実施致します。
  • 分析装置は高速データ処理プロセッサーと高速スキャンにより高感度な測定が可能なSHIMADZU社製ハイエンドモデルGCMS-QP2010 Ultraを使用致します。
  • ご依頼頂いた分析の前には必ずキャリブレーションやN-Alkane測定による精度管理、または実試料を用いたテスト測定*2を実施し、より良いデータをご提供致します。
  • ターゲット解析には、代謝物データベースVer.2(SHIMADZU社製)を使用して50種の脂肪酸をターゲット解析します。
  • ノンターゲット解析には、AnalyzerPro(SpectralWorks社製)とメーカーが独自開発したソフトウェアFragmentAlignにてピーク検出とアライメントを行い、統計解析処理などに利用しやすいデータとしてご提供致します。
  • 標品照合:標品リスト(50種)
  • 対象物質例:飽和脂肪酸・シス型脂肪酸・トランス型脂肪酸等(C8~C31程度)

*2 テスト測定の結果は納品データには含まれません。
未知ピークの化合物推定は行いません。

お見積もり

解析内容、試料数により価格は異なります。当社受託・特注品業務担当までお問い合わせ下さい。
送付試料の形態については、こちらをご確認下さい。

納品物
  • User Guide(PDF)
  • 解析結果(マクロ有効Excelファイル)
  • Rawデータ
  • LipidSearch(LC-MS脂質解析のみ)
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