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メーカー：	Horizon社Dharmacon製品 OriGene Technologies
	Horizon社Dharmacon製品(メーカー略称：DHA)のRNAiコレクション，cDNAコレクション，Yeastコレクションなど，遺伝子機能研究に有用な遺伝子リソースを検索することができます。クローンコレクション検索の使い方はこちら OriGene Technologies社(メーカー略称：ORI)のTrueClone / TrueORF / TrueORF Gold cDNAクローンなど，遺伝子機能研究に有用な遺伝子リソースを検索することができます。クローンコレクション検索の使い方はこちら
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HOME > 試薬 > 細胞培養 > 細胞培養一般試薬 > 3次元細胞培養試薬・器材 > MimEX GI 3D Gastrointestinal Tissue Culture System

三次元消化管形成誘導システム MimEX GI 3D Gastrointestinal Tissue Culture System

掲載日情報：2018/09/25 現在Webページ番号：67831

アールアンドディーシステムス /
R&D Systems, Inc.
[メーカー略称：RSD]

三次元（3D）培養により消化管組織（Gastrointestinal（GI）tissue）の形成を誘導するシステムです。MimEX GIは、消化管の特定領域から、基底状態の成体幹細胞集団の増殖と分化を可能にします。
このシステムにより作製した3D消化管組織は、天然の細胞構造、腸の陰窩様構造、頂端から側底の極性、杯細胞、パンテ細胞および腸内分泌細胞を再現できます。

※ MimEX Tissue Model Systemについての詳細は右のバナーをクリックして下さい。
※ 本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。

操作方法概略
特長
適用
ウェビナー
製品の種類
使用例
関連操作法ビデオ
価格表

操作方法概略

それぞれのステップに応じた製品を用いて、消化管の特定領域からA. 成体幹細胞の単離、B. 増殖、C. 分化誘導を行います。

操作	使用製品
A. 消化管成体幹細胞の単離	・MimEX Collection Kit（#MIM001）・MimEX GI Stem Cells（#MIM006）（ヒト下行結腸成体幹細胞）
B. 消化管成体幹細胞の増殖（二次元培養）	・MimEX GI Expansion Media（#MIM003）・放射線照射線維芽細胞と培地、基底膜抽出物のセット（#MIM005）
C. 消化管成体幹細胞の三次元消化管組織への分化誘導	・MimEX GI Differentiation Media（#MIM004）（気液界面培養システム）・放射線照射線維芽細胞と培地、基底膜抽出物のセット（#MIM005）
B. C.に必要な製品のセット（スターターキット）	・MimEX GI Starter Kit（#MIM002）

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特長

消化器系組織の全てのセグメントから成体上皮幹細胞の単離および増殖ができ、部位特異的組織モデルを作製できるため、多能性幹細胞由来オルガノイドに比べ、より優れたモデルの構築が可能です。
誘導された多能性幹細胞または単離された腸組織から成長した腸オルガノイドは、多細胞性偏極上皮有する「ミニオルガン」を形成し、ex vivo において消化管の細胞構造および細胞構成を再現します。
気液界面にMimEX GI Differential Media（#MIM004）を用いることで、実験に使用可能な尖端表面における偏極上皮の分化を誘導できます。

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適用

化合物・薬物のスクリーニング、バイオマーカーの発見および毒性研究
培養における胃腸疾患のモデリング

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ウェビナー

Evaluating New 3-D Systems for Disease Modeling, Drug Validation, and Toxicology

Advancing the Culture and Clonogenic Analysis of Gastrointestinal Stem Cells

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製品の種類

商品コードをクリックすると価格表をご覧いただけます。

品名	キット内容	製品概要
MimEX Tissue Processing Kit （#MIM001） ⇒使用例	・MimEX tissue collection media ・MimEX stem cell isolation media ・MimEX dissociation solution ・Sclapel（×2）	・成体上皮幹細胞の試料採取と単離用の試薬と消耗品のセットです。・3 cmまでの組織試料に使用できます。・本製品で単離された成体上皮幹細胞は、局所組織の局所的同一性を維持し、ゲノム的に安定で、また病的組織状態も保存されることを確認しています。
MimEX GI Starter Kit（#MIM002）使用回数：12回分 ⇒使用例	MimEX GI Expansion Media（250 ml）（#MIM003）	・単離したヒトの組織試料から成体幹細胞を増殖させることのできる培地です。・本培地で成体肝細胞を培養すると、in vitro で十二指腸および結腸などの消化管の特定の領域由来の臓器組織の増殖や作製が行えます。
	・MimEX GI Differentiation Media（100 ml）（#MIM004）	・消化管由来の成体幹細胞の分化用培地です。・成人ヒト腸管幹細胞を気液界面で培養することで、in vitro において三次元の腸組織へ分化誘導します。
	・MimEX Irradiated Fibroblast Kit（#MIM005）・MimEX irradiated fibroblast ・MimEX fibroblast media ・Cultrex stem cell qualified RGF ・Basement membrane extract	・in vitro における成人ヒト腸管幹細胞の増殖に用いる放射線照射線維芽細胞と培地、基底膜抽出物のセットです。
	・24-well plate with 12 transwell inserts	・培養用プレート
MimEX GI Human Descending Colon Stem Cells（#MIM006）	・MimEX GI Tissue Model Systemを用いて増殖、分化が可能なヒト下行結腸幹細胞です。・in vitro において得られる3D組織は、杯細胞、腸細胞、腸内分泌細胞および膵頭胞などのすべての腸上皮細胞を含んでいます。・MimEX irradiated fibroblastsを用いてMimEX GI Expansion Mediaで培養することにより、継代培養を確実に行うことができます。

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使用例

■MimEX Tissue Collection Kit（#MIM001）

組織生検解離および消化後の成体幹細胞の最適密度
MimEX Tissue Collection Kitを用いて成人のヒトの腸上皮組織を消化、解離させた。完全な解離により、主に2～5細胞のクラスターを生じる。いくつかの単一細胞および大きな細胞クラスターもまた観察することができる。

その他の使用例はこちらをクリックして下さい。

MimEX Tissue Collection Kitを用いて間質と脂肪組織周辺を単離後の腸上皮の陰窩像（矢先端部）
A：低倍率、B：中倍率、C：高倍率

生検解剖後の幹細胞培養物からのヒト線維芽細胞の除去
A、B：2～3継代培養後の成体上皮幹細胞コロニー上部にヒト線維芽細胞の過増殖（矢印）が見られる。
C、D：MagCellect Plus Human EpCAM⁺ Cell Isolation Kit（#MAGH121）を用いたヒト線維芽細胞除去後の成体幹細胞のコロニー

■MimEX GI Starter Kit（#MIM002）

MimEX irradiated fibroblast（#MIM005に含まれる）上のヒト回腸成体幹細胞
成体幹細胞をMimEX Tissue Collection Kit（#MIM001）を用いてヒト回腸組織から単離した。回腸成体幹細胞をMimEX GI Expanding Medium（#MIM003）およびMimEX irradiated fibroblast（#MIM005）で7日間培養した。この位相差画像は、回腸成体幹細胞のコロニーを示す。コロニーの分布は良好で、サイズも継代に適している。

消化管の特定領域から成体幹細胞の単離
ヒト回腸、十二指腸、空腸および上行結腸からの組織生検を、MimEX Tissue Collection Kit（#MIM001）を用いて作製した。上の画像は、MinEX GI Starter Kit（#MIM002）に含まれるMimEX GI Expansion Media（#MIM003）およびMimEX irradiated fibroblastを用いた増殖および継代後の領域特異的な胃腸組織から単離された成体幹細胞コロニーを示している。

ヒト下行結腸成体幹細胞の気－液界面（ALI）培養による分化
成人ヒト下行結腸由来の幹細胞を気液界面（ALI）条件下で9日間培養した。上の位相差画像は、継時的な三次元組織分化の進行を示す。培養4日目に、ALI条件下で培地をMimEX GI Expansion Medium（#MIM003）からMimEX GI Differentiation Medium（#MIM004）への切り替え時期を示す組織の陥入の形成が確認できる（矢印）。時間の経過に伴い、組織はin vivo 様のより複雑な構造に分化し続けているのがわかる。

■MimEX GI Expansion Media（#MIM003）

ヒト上行結腸成人幹細胞の上行結腸組織への分化
上行結腸由来の成人ヒトGI幹細胞を、MimEX irradiated fibroblast上でMimEX GI Expansion Medium（#MIM003）を用いて増殖し、次いでMimEX GI Differentiation Media（#MIM004）を用いて気液界面条件下で9日間分化させた。分化の確認のため、Cadherin-17およびMUC2に対する抗体を用いて組織を蛍光免疫染色した。Cadherin-17は上皮層全体の細胞膜において検出され、MUC2は杯細胞に特異的に局在しているのがわかる。

マウス抗ヒトCadherin-17抗体（一次抗体）（#MAB1032）（緑色）
NorthernLights（NL）493標識抗マウスIgG二次抗体（（#NL009）
ウサギ抗ヒト／マウスMUC2抗体（一次抗体）（#NBP1-31231）（赤色)
NL557標識抗ウサギIgG二次抗体（#NL004）
対比染色：DAPI（#5748）（青色）

■MimEX GI Differentiation Media（#MIM004）

ヒト下行結腸由来の分化誘導
ヒト下行結腸由来組織を薄切し、作製した成体幹細胞をMimEX GI Differentiation Media（#MIM004）を用いて気液界面条件下で培養し分化誘導を行った。分化の評価のため、A33およびIntelectin-1/2に対する抗体を用いて組織を蛍光免疫染色した。A33抗原は上皮層全体の細胞膜上に、Intelectin-1/2は杯細胞に特異的に局在しているのがわかる。