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AAV作製受託サービス
AAV Cloning / Packaging 受託サービス AAV作製受託サービス
掲載日情報:2021/06/25 現在Webページ番号:67538
Charles River Laboratories社では,AAV(アデノ随伴ウイルス)のクローニング/パッケージング受託サービスを承ります。未精製の小容量から精製済み大容量まで対応可能です。セロタイプおよび組織特異的なプロモーターを選択できます。
※ AAVコントロールウイルス粒子についてはこちらをご覧下さい。
※ 本製品は研究用です。研究用以外には使用できません。


pAV-FH AAV vector
Amp resistance; Restriction sites: AsiSⅠ, MluⅠ
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- 遺伝子導入に使用されるウイルスの特性の違い
- アデノ随伴ウイルス(AAV)について
- AAVの特徴
- AAVの産生について
- 選択可能なAAVセロタイプと組織特異性
- 作製スケール/力価(AAV作製受託サービス)
- AAV作製受託サービスのFAQ
- ご注文方法/納期/価格
遺伝子導入に使用されるウイルスの特性の違い
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アデノ随伴ウイルス(AAV)について
アデノ随伴ウイルス(AAV,Adeno-Associated Virus)は,ヒトにおいて広く感染しているものの,非病原性で,引き起こす免疫応答は非常に軽度です。野生型AAVは,AAVS1遺伝子座で宿主ゲノムに組み込まれることができるのに対し,組換えAAV(rAAV)はウイルスの組み込みと複製に不可欠な2つの遺伝子を欠損しているため,主にエピソームのまま非分裂細胞に長期間存続することがあります。これらの特性と,セロタイプにより組織タイプを標的化することができるため,rAAVは基礎および遺伝子治療分野で使用される主要なウイルスベクターの1つになっています。
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AAVの特徴
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AAVの産生について
AAVはDependovirus属に属し,増殖感染が生じるかは,共感染するヘルパーウイルス(通常の場合,アデノウイルス)に依存しています。また,組換えのAAVゲノムは,組込みと複製を防止するために2つの必須遺伝子が除去されており,遺伝子送達のための安全で効率的な研究ツールとなっています。したがって,より多くのAAV粒子の産生のためには,必須遺伝子を複数のプラスミドを用いてin transで提供する必要があります。
Charles River Laboratories社におけるAAV生産では,rAAVの産生に3つのプラスミドを用いています。これには,目的の遺伝子(GOI)を挿入した組換えAAVプラスミド,必須であるrepおよびcap遺伝子を含むプラスミド,および複製に必要な遺伝子を供給する3番目のアデノウイルス由来ヘルパープラスミドをパッケージング細胞株にコトランスフェクションすることが含まれます。その後,産生したrAAV粒子を細胞ライセートから回収します。Charles River Laboratories社では,大規模なパッケージングサービスにおいて,rAAV粒子をイオジキサノール(IDX)濃度勾配超遠心分離を使用して精製し,in vitroで安全に使用できるように不純物および空のウイルスカプシドを除去します。次に,ウイルス力価をウイルスゲノムに存在する末端逆位反復配列へのプライマーを用いた定量的PCRによって決定します。これにより,ウイルス粒子はin vitroおよびin vivoの研究に使用できるようになります。
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選択可能なAAVセロタイプと組織特異性
AAVはそのウイルスカプシドによってセロタイプが決定され,これにより感染する組織の特異性が異なります。そのため,目的の細胞,組織への遺伝子の効率的な導入のためには,適切なセロタイプのAAVを選択する必要があります。
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作製スケール/力価(AAV作製受託サービス)
AAV Services | Guaranteed Titer*1 | 概算価格*2 | |
---|---|---|---|
Crude (for in vitro) | Small-scale AAV packaging | 5×1012 GC/ml, 500μl | 15万円(税別) |
Purified (for in vivo) | Large-scale AAV packaging | 1013 GC/ml, 500μl | 40万円(税別) |
Preclinical AAV packaging | 収量の合計で~1016 GC | お問合せ下さい |
*1 インサートのサイズがパッケージング容量(4.7 kb)を超えた場合,お客様ご自身で改変したrep/cap plasmidやhelper plasmidをご提供された場合は,保証の対象外となります。
*2 メーカーへのプラスミド輸送費用が別途必要となります。
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AAV作製受託サービスのFAQ
Q-1. 私のプラスミドはどのように送れば良いでしょうか?
A-1. TEバッファー中のプラスミドは,室温で出荷することができます。他のバッファーをご利用の場合は,発送方法についてご確認下さい。
Q-2. どのくらいの量のプラスミドが必要でしょうか?
A-2. プラスミドをお送りいただく場合は,以下の表をご参照下さい。可能であれば,マキシプレップで得られたDNAをお送り下さい。
AAV Services | 必要プラスミド量 |
---|---|
Cloning | 5~10μg (濃度:>0.5μg/μl) |
Transformation (DNA preps) | >1μg |
Small-scale AAV packaging (Titer:5×1012 GC/ml) | >150μg |
Large-scale AAV packaging (Titer:1×1013 GC/ml,0.5 ml) | >300μg |
Large-scale AAV packaging (Titer:1×1013 GC/ml,1.0 ml) | >500μg |
Charles River Laboratories社にAAVパッケージング用のトランスファープラスミドをにお送りいただく前に,AAVパッケージ化の際に問題がないかどうか,プラスミドの完全性を確認して下さい。これは,SmaⅠまたはXmaⅠで制限酵素消化を行い,各ITR内の部位を切断してインサートを除去し,プラスミドを直線化することで行うことができます。線状化した完全長プラスミドが大量にある場合は,組換えが起こっており,このプラスミドがAAVにうまくパッケージされる可能性は低くなります。プラスミドの完全性を確認できない場合は,追加料金でCharles River Laboratories社にてプラスミドの消化を行うことができます。
Q-3. どのような情報を提供する必要がありますか?
A-3. AAVパッケージ用のプラスミドをお送りいただく場合,お見積もりを作成するためには以下の情報が必要です。
- プラスミド名
- プラスミドのDNA濃度(μg/μl)
- ITR間のサイズ(ITRを含む)
- 抗生物質耐性
- ベクターが自己相補型(self-complementary)であるか
ご注意:お客様のプラスミドに関する十分な情報が得られなかった場合,お客様のプロジェクトが遅延する可能性があります。お見積りご依頼の際に,これらの情報をご提供下さい。
Q-4. Charles River Laboratories社の保証内容は何でしょうか?
A-4. Charles River Laboratories社は,お客様にお渡しした確定見積書に記載の指定された力価で,パッケージされたウイルスにお客様のインサートが含まれることを保証します。1回の試みで指定された力価が得られなかった場合,Charles River Laboratories社は無料で2回目のウイルス作製サービスを行います。この2回目の作製で指定された力価が得られなかった場合,ご依頼は出荷へと進み,費用をご請求させていただきます。
以下のような場合,Charles River Laboratories社はウイルスの力価を保証できませんのでご注意下さい。
① お客様が独自に改変したRep/Capやヘルパープラスミドをご提供される場合
② インサートがAAVパッケージング容量(ITR間で~4.7 kb,自己相補型ベクターではITR間で~2.5 kb)を超える場合
これらの状況の場合,ご指定の力価を達成するために,追加料金が必要となる場合があります。
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ご注文方法/納期/価格
ご依頼の内容に応じてお見積もりします。詳細は,当社受託・特注品業務担当までお問い合わせ下さい。
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製品情報は掲載時点のものですが、価格表内の価格については随時最新のものに更新されます。お問い合わせいただくタイミングにより製品情報・価格などは変更されている場合があります。
表示価格に、消費税等は含まれていません。一部価格が予告なく変更される場合がありますので、あらかじめご了承下さい。