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ペプチド核酸(PNA)合成受託サービス

掲載日情報:2021/11/11 現在Webページ番号:67371

ペプチド核酸(PNA:Peptide Nucleic Acid)の合成受託を承ります。蛍光色素およびアルキンなどの修飾PNAの合成も対応いたします。

ペプチド核酸(PNA)とは

ペプチド核酸(PNA:Peptide Nucleic Acid)は、DNAまたはRNAを模倣して人工的に合成されたポリマーです。PNAは側鎖に核酸塩基を持ち、ペプチド様の骨格を有します。PNAは、DNAおよびRNAいずれの配列ともハイブダイズして、PNA/DNAおよびPNA/RNA構造を形成できます。PNAは、標的となるDNAやRNAに対して、極めて高い親和性、特異性、柔軟性、安定性を有しています。このような利点から、PNAは様々な用途に使用することができます。

DNAとPNAの構造

DNAとPNAの構造

PNA/DNAの結合親和性

PNAの主鎖は、PNAに電気的に中性の電荷を与えます。その結果として、負電荷の反発がないため、PNAと標的核酸配列との間のハイブリダイゼーションが促進されます。そのため、PNA/DNAの結合親和性は、天然のホモまたはヘテロ二重鎖のハイブリダイゼーションよりも強く、安定しています。

DNAとPNAの構造

PNA/DNAの構造

特異性と感度

PNAは、DNA/DNAのような天然の複合体よりも、相補的なDNAやRNAとの結合に高い特異性を示します。さらに、PNA/DNAの結合配列のミスマッチを識別することも容易です。実際、PNA/DNAにおける適合配列とミスマッチ配列の結合親和性の違いは、DNA/DNAにおけるそれよりも大きいです。通常、ハイブリダイゼーションのためのDNA配列は25~30塩基を必要としますが、PNAの高い結合力によりPNAとDNAのハイブリダイゼーションはより少ない塩基数(13~18塩基)で可能となります。PNAの塩基配列の長さは、まさに特異性を保証するものです。

安定性

DNAとは異なり、PNAは高温や高pHの環境下でも非常に安定しています。さらに、PNAは、ヌクレアーゼ、プロテアーゼまたはポリメラーゼによって容易には認識されないことにより、酵素によって分解されにくくなっています。



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特長

  • 標準純度:95%
  • 標準容量(50 nmol, 100 nmol, 200 nmol)だけでなく、ご希望に応じてバルク容量も承りますので、ご相談下さい。
  • PNAへの幅広い種類の修飾も対応可能です(下記参照)。
  • 数百の配列を並行して合成するPNAライブラリーの作製も承ります。修飾配列でのPNAライブラリーも対応いたします。
  • 合成PNAは、LC-MSで厳密に管理されており、可溶化条件と共に分析証明書を添付してお届けします。

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修飾の種類

  • PNA-CPP:CPP(細胞浸透性ペプチド)を結合
  • Fluorescent-PNA:一方の末端に蛍光色素(フルオレセイン、ローダミン、シアニンなど)を結合
  • Biotinylated-PNA:一方の末端にビオチンを結合
  • Alkyne/Azide-PNA:一方の末端にアルキンまたはアジドを結合

その他の修飾については、お問合せ下さい。

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ご注文方法/価格

詳細は当社受託・特注品業務担当(下記参照)までお問い合わせ下さい。

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