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Protein Arginine Methyltransferase Inhibitor
タンパク質アルギニンメチルトランスフェラーゼ(PRMT)阻害物質 Protein Arginine Methyltransferase Inhibitor
掲載日情報:2020/07/16 現在Webページ番号:67118
PRMTは、S-アデノシルメチオニン(S-Adenosylmethionine, SAM)からヒストンのアルギニン残基へメチル基を転移する一群の酵素で、ヒストンH2A、H3、およびH4などをメチル化し、エピジェネティクに転写を制御します。R&D Systems社のPRMT阻害物質製品をご紹介します。
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PRMTとは
タンパク質アルギニンメチルトランスフェラーゼ(Protein Arginine Methyltransferase, PRMT)は、さまざまな真核生物に見られ、遺伝子発現、DNA修復、RNAスプライシングなどを制御しています。哺乳類細胞では、9種の遺伝子がファミリーを形成しており、そのうち6種はω-非対称ジメチル誘導体の形成を触媒し、2種はω-対称ジメチル誘導体を触媒し、そして1種だけ(PRMT7)がω-モノメチルアルギニン形成を触媒しています(下図参照)。
組換えPRMT7は、R-X-Rモチーフのアルギニン残基の基質優先性や反応至適温度が低いなど、多くのユニークな酵素特性を示します。また、ヒトPRMT7欠損は、知的発達障害、筋緊張低下、特徴的顔貌を特徴とし、PRMT7遺伝子の過剰発現は、ヒトのがん転移と相関が見られます。このため、PRMT7の発現と活性を制御する因子やPRMT7の生理学的基質の特定、基質に対するメチル化の影響についての研究が精力的に行われています。
参考文献:
- Jaina K. and Clarke S.G., Arch. Biochem. Biophys., 665, 36~45 (2019). PMID: 30802433. (Review)

タンパク質中のアルギニン残基のメチル化に関与する9種類のPRMT
TypeⅠに属する6種はω-非対称ジメチル誘導体を導き、TypeⅡの2種はω-対称ジメチル誘導体を、TypeⅢに属するPRMT7のみがω-モノメチルアルギニン形成を触媒する。
図:Sun Y., et al., Int. J. Mol. Sci., 20(15), 3840 (2019). PMID: 31390828. を改変
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製品ラインナップ
商品コードをクリックすると価格表をご覧いただけます。
品名 | 化学構造式 | 化学式 | M.W. | 純度 | 商品コード |
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SGC 3027 | ![]() |
C41H47ClN6O6S | 787.37 | ≧98%(HPLC) | 6825/5 |
選択的で強力なPMRT7阻害物質。 | |||||
SGC 3027N | ![]() |
C44H51ClN6O6S | 827.43 | ≧98%(HPLC) | 6838/5 |
選択的で強力なPMRT7阻害物質SGC 3027(#6825/5)のネガティブコントロール。 |
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価格
[在庫・価格 :2025年04月25日 20時55分現在]
詳細 | 商品名 |
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文献数 | ||
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SGC 3027 |
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本製品は取扱中止になりました | 0 | ||
SGC 3027N |
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本製品は取扱中止になりました | 0 | ||
[在庫・価格 :2025年04月25日 20時55分現在]
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